行方不明になった兄と姪の捜索を知人に頼まれた青年の活躍を描く、監督ロバート・N・ブラッドベリー、主演ジョン・ウェイン、ヴァーナ・ヒリー、ノア・ビアリーSr.、ノア・ビアリーJr.他共演の西部劇。 |
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■ スタッフ キャスト ■
監督:ロバート・N・ブラッドベリー
製作:ポール・マルヴァーン
原作:ジェームズ・オリヴァー・カーウッド”The Wolf Hunters”
脚本:リンズレイ・パーソンズ
撮影:アーチー・スタウト
編集:カール・ピアソン
音楽:リー・ザーラー
出演
ロッド・ドリュー:ジョン・ウェイン
フェリース・ニューサム:ヴァーナ・ヒリー
ジョージ・ニューサム:ノア・ビアリーSr.
ワビ:ノア・ビアリーJr.
ジュール・ラロック:ロバート・フレイザー
マリー・ラフルール:アイリス・ランカスター
ボール:ジェームズ・A・マーカス
ライアン:エディ・パーカー
ブノワ:アール・ドワイヤー
アメリカ 映画
配給 Monogram Pictures
1934年製作 55分
公開
北米:1934年10月22日
日本:未公開
■ ストーリー ■
ロッド・ドリュー(ジョン・ウェイン)は、知人のボール(ジェームズ・A・マーカス)からの手紙を受け取り、彼の家を訪ねる。
ボールは、姪を捜し、行方不明になった兄ジョン・ボールに何が起きたのかを聞き、彼女と暮らすための手助けをしてもらおうと考えロッドを呼んだのだった。
ロッドは、父の親友だったボールの頼みを受け入れ、列車に乗り旅立つ。
車両内で学友のワビ(ノア・ビアリーJr.)と出くわしたロッドは、再会を懐かしく思う。
ポーカーの途中だったために部屋に戻ったワビは、イカサマをした男と揉み合いになる。
銃声を聴いたロッドはその場に向かい、銃を手にする男たちを殴り倒してワビと共に逃げる。
橋から川に飛びこんだロッドとワビは、町に向かい服と馬を手に入れる。
連邦保安官はロッドとワビを不審に思い、逃げた2人を追う。
ロッドとワビは、連邦保安官らを振り切るために、馬ごと再び川に飛び込み逃げ延びる。
その後、人気のない小屋に押し入ったロッドとワビは、2人の白骨化した遺体と共に砂金と地図を見つけて、金鉱を発見して争い殺し合ったと考える。
ジョン・ボールにも同じことが起きたと考えたロッドは、これを手掛かりに彼の娘を捜そうとするのだが・・・。
1908年に発表された、ジェームズ・オリヴァー・カーウッドの著書”The Wolf Hunters”を基に製作された作品。
1926年と1949年に続く3度目の映画化。
まだ20代の若きジョン・ウェイン主演で1933年から16作製作された、”Lone Star Western”の9作目。
監督はシリーズでお馴染みのロバート・N・ブラッドベリー、主演ジョン・ウェイン、ヒロイン役がヴァーナ・ヒリー、そしてノア・ビアリーSr.とノア・ビアリーJr.親子などが共演している。
いつものシリーズ作品と雰囲気が違うロケは、カリフォルニア州のマンモス・レイクの周辺で行われ、そのせいか、主人公らが水に飛び込むシーンが多い。
金の採掘で争ったと思われる2人が、服も来ていない骸骨の状態で発見されるシーンなどは滑稽だが、上記のように、大自然を活かした見事な撮影が見どころの作品。
主演のジョン・ウェインは、知人から兄と姪を捜すことを頼まれ、悪党が絡む事件に巻き込まれながら目的を果たす青年を熱演している。
主人公が捜していた知人の姪で彼に惹かれるヴァーナ・ヒリー、彼女を育てた雑貨店の店主ノア・ビアリーSr.、その知人である主人公の学友ノア・ビアリーJr.、悪党のリーダー、ロバート・フレイザー、彼に協力するアイリス・ランカスター、主人公に兄と姪の捜索を依頼するジェームズ・A・マーカス、主人公らと共に戦うカナダ軍の騎兵エディ・パーカー、悪党の手下役でシリーズの顔であるアール・ドワイヤーなどが共演している。