移動中にマリクは、子供たちにルールを話して虫よけスプレーを渡し、近づいてきたパトカーとすれ違い警戒する。
その後、ガソリンスタンドに寄ったマリクは、絵を描くことが好きなジェイにはペンのセット、ボビーには兵士のフィギュアをプレゼントして、買い物する間2人を車で待たせる。
ノートを忘れたジェイは、マリクのバッグにあったノートを借りようとするが、それがモンスターのような虫の写真や、それについて調べた資料だということを知る。
出発したマリクは、資料を見たジェイに自分のものは見るなと注意し、”モンスター”のことを訊く彼に”寄生虫”だと伝える。
用を足したくなったジェイのために車を止めたマリクは、パトカーが現れたために警戒する。
警官に質問されたマリクは、所持品を調べられて銃を没収されたため、海兵隊の特殊部隊員で帰還したばかりだと伝える。
警官の目を見たマリクは寄生されていることに気づき、襲いかかり叩きのめし、子供たちの無事を確認してその場から逃げ去る。
しばらくして車を止めたマリクは、これは旅行ではなく救出作戦であり、エイリアンの侵略で微生物が人間に寄生し、ピヤが既に感染していることを子供たちに話す。
そのために安全な場所の基地に向かっていると言うマリクは、科学者たちが治療法を見つけていると伝える。
翌朝、街道に放置されていた警官は目覚め、町に向かい、マリクの車を見つけて、子供たちに発砲する・・・。
目覚めたジェイは悪夢を見たことをマリクに話し、3人はダイナーに向かう。
マリクは、人類の半数にも及ぶ感染者は、見た目は普通だと子供たちに話し、自分が必ず守ると伝える。
その後、マリクが買い物をしている間、車で待っていたジェイは、近づくホームレスの女性に気づく。
驚いたボビーが車を降りて店に入ったために、ジェイは後を追う。
ボビーがエイリアンを見て驚き逃げたことをジェイから知らされたマリクは、ボビーを見つけて叱る。
その後、移動するマリクは、ジェイからピヤの最近の様子を訊き、吐くことが多く、変なものばかり食べるという話から、彼女が妊娠していると考える。
車を止めたマリクは、保護観察官のハッティ・ヘイズ(オクタヴィア・スペンサー)に電話をする。
実は出所したばかりのマリクは、精神鑑定を受けずに姿を消していたのだった。
ピヤの様子を見てほしいとハッティに伝えたマリクは、子供たちを保護したことを話す。
ハッティから誘拐で罪になると言われたマリクは、自分といれば安全だと伝えて、彼女に居場所を教えない。
マリクは、ピヤとディランがガレージにいることをハッティに伝えて電話を切る。
その後、ハッティからの電話に出ようとしないマリクは、ボビーがふざけてフィギュアを道路に落としてしまい、戻ってと言われたために苛立ち車を止める。
激怒するマリクに叱られたボビーはショックを受け、車から降りて走り出す。
ボビーを追って捕まえたマリクは、謝罪してフィギュアを拾い先を急ぐ。
ガレージの鍵が壊され、中から拘束されたピヤとディランが救出される。
ハッティからの連絡を受けたFBIのシェパード・ウェスト(ロリー・コクレーン)と児童誘拐担当のランス・ダン(シェーン・マクレー)は、ピヤとディランから話を聞く。
ハッティも2人と話し、マリクは部隊で上官を殴り、軍法会議の結果2年服役したのだが、礼儀正しい好人物に見えたと伝える。
ウェストは、”PTSD/心的外傷後ストレス障害”でもある追い詰められたマリクが、家族殲滅を考えている可能性をハッティに伝える。
その後マリクは、ジェイとボビーに拳銃の扱い方や自衛手段を教える。
ウェストは、捜査チームを編成してマリクを捜し始める。
ジェイは、自分には見えない流星を眺めながら話をするマリクの様子がおかしいため、エイリアンは実在しないのではないかと思い始める。
タイヤがパンクしていることに気づいたマリクは、スペアがないために、そのまま走り続けるしかなかった。
バーに向かったハッティは、マリクの友人である軍人ラウル(アントニオ・ジャラミロ)と話し、戦場体験で正気を失ったマリクから届いた、異様な内容の手紙を見せてもらう。
ジェイは、エイリアンや流星のことが報道されない理由をマリクに尋ねる。
マリクから、自分を疑っているのかと訊かれたジェイは、考えについていけないと答える。
ある家で車を盗もうとしたマリクは、その持ち主である白人至上主義者のグラント(キース・ザラバッカ)に銃を向けられ、子供を連れ逃亡していることをニュースで知っている彼と口論になる。
1万ドルの懸賞金がかかっている言うグラントに、発砲され傷ついたマリクは彼を殴り倒す。
基地に電話をしたジェイは、それを受けたハッティから保護観察官だと言われ、自分の名前とネバダ州に入ったばかりだと伝える。
ハッティにエイリアンのことを尋ねたジェイは、車を奪ったマリクが現れたために、ボビーと共にそれに乗る。
傷が痛むマリクは、ジェイに運転を教えて安全な場所に向かう。
空き家に着いたマリクは、子供たちと共に休む。
ウェストに会ったハッティは、ラウルから預かったマリクからの手紙を見せて、精神障害の彼が、息子たちの救出を決行しているという考えを伝える。
ハッティは、自分のやり方で捜査すると言うウェストに同行したいことを伝える。
グラントを迎えに来た息子のドワイトとカートは、父が倒れていることに気づき救急車を呼ぶ。
目覚めたジェイは、マリクを寝かせたままにして、ボビーを連れて車でドラッグストアに向かい、薬を購入する。
車に戻ったジェイは、マリクが、2人の子供を誘拐して、州警官と男性1人を襲撃し、犯人として指名手配されていることをラジオのニュースで知る。
ドラッグストアの店主デクスターは、ジェイから受け取った紙幣に血が付いていたため、車にいた彼に質問するが、問題ないと言われたために一応、納得する。
デクスターは子供のことを警察に通報し、紙幣の件や乗っていた車のことを伝える。
街道で父の車とすれ違ったドワイトとカートは、それを追う。
空き家に着いたジェイは、エイリアンのことがウソだという可能性をボビーに話す。
ジェイは、それを信じないボビーと喧嘩になる。
ボビーは走り去ってしまい、マリクが心配なジェイは家に戻る。
傷の手当てをしたマリクは回復し、薬を買ってきたと言うジェイと話をする。
自分たちにウソをついていたと言うジェイから、刑務所にいたことと作り話のエイリアンの件を追及されたマリクは、頭が混乱して幻覚を見ると彼に伝える。
ジェイは憤慨し、外から自分の名を呼ぶ声が聴こえたマリクは、武装したドワイトとカートに、ボビーが捕らえられていることに気づく。
マリクのことをニュースで知っているドワイトとカートは、彼を捕らえようとする。
ドワイトが発砲してしまいボビーは逃げ去り、マリクは走って車に向かう。
車に乗ったマリクは、発砲するドワイトを衝突する。
発砲するカートを銃撃したマリクは、彼の機関銃を奪いその場を離れる。
立ち上がり発砲するドワイトにジェイが飛びかかった隙に、マリクはボビーを抱きかかえて安全な場所に連れて行く。
背後からドワイトに迫ったマリクは、武器を捨てさせて、カートと共に拘束する。
マリクは、2人の車を奪い子供たちを連れて走り去る。
その後、ピヤに電話をしたマリクは、子供たちを引き渡すためにダイナーの場所を教えて、刑務所には戻らないと伝える。
ダイナーでマリクは、子供たちに母のことを話し、自分の戦いは続くと言ってこの場で待つよう指示し、ジェイにボビーのことを任せて立ち去る。
ヘリコプターを使った大規模な捜査が始まり、ボビーは警官に保護される。
逃走するマリクは、後部座席に隠れていたジェイに気づき、彼が自分を心配してくれていることを知る。
ヘリはマリクの車を追跡し、ウェストはその連絡を受ける。
塩類平原に逃げ込んだマリクは、ウェストらの車両に追跡され、包囲されて車を止める。
マリクと電話で交渉を始めたウェストは、ハッティに代われと言う指示に従う。
ハッティは、自分の心に惑わされているだけで、当局が精神状態を考慮していることをマリクに伝える。
周囲の特殊部隊に動きがあったために、マリクはハッティの話を信じない。
その後も膠着状態が続き、マリクは、信じてくれたジェイに、ウソをついたことを謝罪する。
悪夢を見ただけでヒーローだとマリクに伝えたジェイは、彼の銃を手にする。
ジェイは車から飛び出し、ウェストは撃つなと隊員に指示する。
車を降りたマリクは、ジェイを救うために隊員の注意をそらし、銃を下ろせと言って彼を呼び寄せる。
マリクは、銃を置いたジェイを抱きしめる。