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白鯨との闘い In the Heart of the Sea (2015)

ハーマン・メルヴィルの”白鯨”のモデルになった”捕鯨船エセックス号沈没事故”を描き2000年に発表された、ナサニエル・フィルブリックの小説”In the Heart of the Sea”を基に製作された作品。
巨大な”白鯨”に襲れ沈没した捕鯨船”エセックス”乗組員の過酷なサバイバルを描く、製作ブライアン・グレイザー、製作、監督ロン・ハワード、主演クリス・ヘムズワースベンジャミン・ウォーカーキリアン・マーフィートム・ホランドブレンダン・グリーソンベン・ウィショー他共演のアドベンチャー。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(歴史劇)


スタッフ キャスト
監督:ロン・ハワード

製作
ジョー・ロス
ポーラ・ワインスタイン
ウィル・ウォード
ブライアン・グレイザー
ロン・ハワード
製作総指揮
ブルース・バーマン
サラ・ブラッドショウ
パラク・パテル
エリカ・ハギンズ
デヴィッド・バーグスタイン
原作:ナサニエル・フィルブリックIn the Heart of the Sea
原案
チャールズ・リーヴィット
リック・ジャッファ
アマンダ・シルヴァー
脚本:チャールズ・リーヴィット
撮影:アンソニー・ドッド・マントル
編集
マイク・ヒル
ダン・ハンリー
音楽:ロケ・バニョス

出演
オーウェン・チェイスクリス・ヘムズワース
ジョージ・ポラードJr.ベンジャミン・ウォーカー
マシュー・ジョイ:キリアン・マーフィー
トーマス・ニッカーソントム・ホランド
トーマス・ニッカーソン(老年期):ブレンダン・グリーソン
ニッカーソン夫人:ミシェル・フェアリー
ハーマン・メルヴィルベン・ウィショー
ウィリアム・ボンド:ゲイリー・ビードル
ヘンリー・コフィンフランク・ディレイン
バルジライ・レイ:エドワード・アシュリー
ペギー・チェイス:シャーロット・ライリー
フィービー・アン・チェイス:ブルック・ディモック
ポール・メイソン:ドナルド・サンプター
アイザック・コール:ジェイミー・サイブズ
ベンジャミン・ローレンス:ジョゼフ・マウル
ケイレブ・チャペル:ポール・アンダーソン
ウィリアム・ライト:ルカ・トシ
ラムズデル:サム・キーリー
リチャード・ピーターソン:オジー・イクヒル
ペラエス船長:ジョルディ・モリャ

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
2015年製作 122分
公開
北米:2015年12月11日
日本:2016年1月16日
製作費 $100,000,000
北米興行収入 $25,020,760
世界 $93,920,760


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
1850年2月、マサチューセッツ州、ナンタケット島。
作家のハーマン・メルヴィルベン・ウィショー)は、沈没した捕鯨船”エセックス”の最後の生き残りであるトーマス・ニッカーソンブレンダン・グリーソン)の元に向かう。

ニッカーソンの宿屋を訪ねたメルヴィルは、彼の妻(ミシェル・フェアリー)に迎えられる。

メルヴィルニッカーソンに全財産を渡し、自分の物語を完成させるために、エセックス沈没について話を聞きたいことを伝える。

船が座礁したとしか話さないニッカーソンに追い払われたメルヴィルは帰ろうとするが、夫人は、誰にも話そうとしない夫は苦しんでいると言って、彼に救いを求める。

酒浸りで仕事もしないことを批判する妻に説得されたニッカーソンは、聞けば内容にがっかりすると言いながら、船長のジョージ・ポラードJr.ベンジャミン・ウォーカー)と一等航海士オーウェン・チェイスクリス・ヘムズワース)の物語をメルヴィルに語り始める。
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...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
1850年2月、マサチューセッツ州、ナンタケット島。
作家のハーマン・メルヴィルは、沈没した捕鯨船”エセックス”の最後の生き残りであるトーマス・ニッカーソンから、事故の話を聞く。
1820年、エセックスに乗船した一等航海士オーウェン・チェイスは、船長ポラードと乗組員のニッカーソンらと共に出航する。
鯨を一頭仕留めただけのポラードらは太平洋に向かい、途中、スペイン船の船長から、巨大な”白鯨”に襲われた話を聞く。
赤道を東に向かうポラードらはついに鯨の大群を見つけ、チェイスは、巨大な白鯨を仕留めようとするのだが・・・。
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ハーマン・メルヴィルの”白鯨”のモデルになった”捕鯨船エセックス号沈没事故”を描く、ナサニエル・フィルブリックの小説”In the Heart of the Sea”を基に製作された作品。

製作を兼ねるロン・ハワードの演出、盟友ブライアン・グレイザーが製作に参加し、クリス・ヘムズワース他、豪華スター競演も話題になったアドベンチャー大作。

海のモンスター”白鯨”との戦いに挑む男たちを描く作品ではなく、船を失い漂流する捕鯨船乗組員の過酷なサバイバルと苦悩が淡々と描かれた作品。

エセックス”を沈没させ、無力な主人公らを監視するように追跡する白鯨は度々、登場するものの、結局はその後に暴れ回るシーンはなく、乗組員が延々と漂流する日々が描かれているだけなので、邦題に騙されて?拍子抜けしてしまった方も多いはずだ。

製作者の意図はモンスター映画作りではないことは明らかで、”捕鯨船エセックス号沈没事故”の秘密を明らかにし、ハーマン・メルヴィルが、当事者の証言を基にいかにして小説”白鯨”の物語を創作したかがテーマである。

製作費1億ドルかけた、当時の港のセットや海洋シーンの映像は見事ではあるが、批評家、一般の評価は低く、北米興行収入は約2500万ドル、全世界でも製作費を下回る約9400万ドルという結果に終わってしまった。

信念を変えない信頼される”エセックス”の一等航海士オーウェン・チェイスを熱演するクリス・ヘムズワース、彼と対立しながらも生還する船長ジョージ・ポラードJr.ベンジャミン・ウォーカー、主人公の友人である二等航海士キリアン・マーフィー、主人公を慕うキャビン・ボーイ、トーマス・ニッカーソントム・ホランド、後に事件の秘密をハーマン・メルヴィルベン・ウィショー)に語るトーマス・ニッカーソンブレンダン・グリーソン、その妻ミシェル・フェアリー、主人公の妻シャーロット・ライリー、その娘ブルック・ディモック、船主のドナルド・サンプターエセックスの乗組員であるコックのゲイリー・ビードル、船長ポラードの従弟ヘンリー・コフィンフランク・ディレイン、乗組員エドワード・アシュリー、ジェイミー・サイブズジョゼフ・マウルポール・アンダーソン、ルカ・トシ、サム・キーリーオジー・イクヒルスペイン船の船長ジョルディ・モリャなどが共演している。


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