仕事を失いたくない木こりたちを信用させたジムは、こことは比較にならないカリフォルニアで自分と共に働き、パートナーとして利益を分かち合いたい者を募る。
木こりたちが小切手の換金を望まないことを確認したジムは、彼らに酒を振舞い、フレンチーは小切手を破る。
ユーコンに声をかけたジムは感謝し、声をかけて来た男を再び殴り倒す。
ユーコンにハンカチを濡らしてきてほしいと頼んだジムは、実は演技をさせて騒ぎを起こしてもらった男に謝罪し、うまくいったと言って金を渡す。
町に向かったジムは、マードックらを酔わせたデイジーに金を渡し、大儲けするために来月カリフォルニア向かうことを伝える。
別れるつもりのデイジーだったが、ジムの口車に乗せられてしまう。
デイジーに別れを告げたジムは、それを気にするユーコンに、彼女は必ず戻り、お前も含めて自分からは誰も離れないと伝える。
ユーコンを信頼し気に入ったジムは、先にカリフォルニアに向かうよう指示し、仕事を始める準備をさせる。
カリフォルニア北部。
フレンチーと共に現地に到着したジムは、ユーコンが、土地の権利を巡って材木業者のクリーヴ・グレッグ(ハリー・コーディング)と揉めている様子を見守る。
土地の所有者である宗教団体に属するシスター・アリシア・チャドウィック(イヴ・ミラー)は、クリーヴらを追い払ったユーコンに感謝し、現れたジムが責任者だと知り、森林を守りたいことを伝えて夕食に招待する。
その後ジムは、ユーコンと共に馬車に乗り、森林の中を通過する。
馬車を止めたジムは、”セコイア”の大木の寸法を測りながら、ユーコンから、未亡人のアリシアは、船乗りだった夫を数年前に亡くした話を聞く。
そこに現れたアリシアは、ジムとユーコンを家に案内し、父ビクスビー(チャールズ・メレディス)や家族を紹介する。
ビクスビーは木を神聖なものと思っていることをジムに伝え、森が破壊されないようにするための協力を求める。
森林伐採は政府の方針だと言うジムだったが、アリシアらは、それに従う気はなかった。
食事をして町に戻ったジムは、政府の後ろ盾があるために、土地には金を払わない考えをユーコンに伝える。
横領と同じだと言うユーコンはその場を去ろうとするが、制止しようとするジムと揉み合いになり殴り倒す。
土地に金を払うとユーコンに伝えて、それを信じ込ませたジムは、次の手を考える。
ジムと木の伐採と手数料の話をしたアリシアは、一応納得するものの、木は神聖なものだという考えは変わらなかった。
そんなアリシアにジムは惹かれる。
土地管理局。
木こりたちが到着し、ジムは作業を始めるための申請を要求し、彼らに金を払おうとする。
ユーコンを信じていたアリシアは、クレンショウ判事(ロイ・ロバーツ)に協力を求めて訴えを起こすことをジムに伝える。
利用されたユーコンは憤慨し、ジムと殴り合いになる。
ユーコンを痛めつけたジムは、後悔して彼を気遣い、アラスカに戻るようにと言って金を渡そうとする。
この場に残り戦うと言うユーコンは、金を受け取らずに立ち去る。
ユーコンを始末するべきだと言うフレンチーの言葉に憤慨したジムは、最低な男だと罵り彼を押し倒す。
侮辱を受けたフレンチーに、クリーヴが接近する。
ビクスビーらの集会に向かったユーコンは、ジムに対抗するための協力を求めるが、暴力を否定する彼らに拒まれたために諦める。
ユーコンの考えを理解するアリシアは、クレンショウ判事と共に三人で話をする。
対抗策を考える判事は、ユーコンを連邦保安官に任命する。
管理局に向かったアリシアは、責任者のケラーと話し、クレンショウ判事の抗議書を渡す。
アリシアは、それを政府に送る作業を自分が代わって行うことをケラーに伝える。
ケラーは食事に向かい、そこにユーコンが現れるが、アリシアの連れて来たネコがランプを倒し、その場は火事になってしまう。
アリシアとユーコンの思い通りになり、ジムの申請書は燃えてしまう。
家事はアリシアらが企んだことだと気づいたジムは、権利書の証明が届くまで、申請書は当分、提出できないことをケラーから知らされる。
保安官に捜査を要求したジムは、ユーコンが連邦保安官になったことを判事から知らされて驚く。
所有者がいないまま伐採を始めたジムは訴えられるが、合衆国政府の土地であることを主張する。
クレンショウ判事はジムの主張を退け、伐採する材木は信者らのものになり、アリシアらは申請費を稼ぐめどが立つ。
木こりたちから給料を請求されたジムは、仕方なくそれを払おうとする。
フレンチーからクリーヴと組むことを提案されたジムだったが、その気はなかった。
木こりたちと手を組んだフレンチーは、クリーヴと共にジムの会社の乗っ取りを考え、ジムに契約のサインをさせる。
その後、デイジーを呼び寄せたジムは、木こり達のために女と酒を用意する。
”ドーラ・フィグ”という偽名でデイジーに契約書にサインさせたジムは、現れたアリシアに彼女を紹介する。
デイジーから、この土地で働くなら力になると言われたジムは、サクラメントに向かうために旅立つ。
フレンチーと話したデイジーは、ジムと手を切るつもりの彼を信用しない。
川の流れを調整する権利を得たジムは戻り、それを不満に思うクリーヴだったが、彼に逆らえば材木が市場に出せない状況になる。
ダムの所有者が”ドーラ・フィグ”であることをクレンショウ判事から知らされたアリシアらは、現れたジムから、内務省から届いた土地の開墾の権利書を見せられ、彼が自由に伐採できることを知る。
フレンチーに伐採を開始する指示を出したジムは、ユーコンから、自分の命を狙う者が大勢いると警告される。
伐採が始まり、立ち退きを迫られたビクスビーは、家から離れようとしなかった。
それを知ったジムは、家の中にいたビクスビーを助けようとするものの間に合わなかった。
大木の下敷きになったビクスビーは死亡し、アリシアは悲しみ、ユーコンはジムを逮捕しようとする。
思い通りになったフレンチーは、指示に従っただけだとユーコンに伝える。
憤慨するジムはフレンチーに襲い掛かるが、ユーコンとクリーヴに制止される。
クレンショウ判事は、会社の責任者であるため起訴されることをジムに伝える。
フレンチーが企んだことだと気づいたジムは、再び襲いかかろうとするものの、逮捕連行される。
判事からジムが絞首刑になると言われたアリシアは、父を救おうとした彼は、何も知らなかったと伝える。
アリシアが証言するつもりであることを知った判事は、ジムを釈放するようユーコンに指示する。
フレンチーはその場から去り、アリシアはジムに感謝され、自分たちは敵を憎まない、父も許すと彼に伝える。
フレンチーを追ったジムは橋の上で格闘になり、彼を川に突き落とす。
その後、アリシアからジムを救ってほしいと言われたユーコンは、彼女がジムに惹かれていることに気づく。
身を滅ぼすと言われたアリシアは、人は変われると伝えるものの、変われない者もいるので、忘れるようにとユーコンから忠告される。
その後、信者の出産に立ち会うアリシアは、ホテルのジムの部屋を借りようとする。
殺し屋を雇ったフレンチーは、酒場にいるジムを殺そうとする。
ユーコンに部屋に呼ばれたジムはその場に向かい、殺し屋は彼を撃つことができない。
部屋で子供が産まれたことを知ったジムは、アリシアから事情を聞く。
アリシアが部屋から出た後、彼女を傷つけたら許さないとジムに警告したユーコンは、アリシアが惹かれていることを彼に伝える。
アリシアが、ユーコンに自分の護衛を頼んだことを知ったジムは、彼も自分を嫌っていないことに気づく。
酒場から出てきたジムを銃撃したフレンチーだったが、ユーコンを射殺してしまう。
アリシアは悲しみ、ジムは、自分を守ってくれたユーコンを、彼女と共に埋葬する。
アリシアから、誰にもある善の心が自分にはないと言われたジムは、ユーコンの墓前で考え込む。
クレンショウ判事を呼んだ読んだジムは、伐採を止める方法を考えついたことを伝える。
土地申請の詐欺行為を認めるしかないと言われたジムは、判事に供述書を作成してもらう。
デイジーに”ドーラ・フィグ”のサインをさせようとしたジムは、彼女がダムを2万5000ドルでフレンチーに売ったことを知る。
その件をアリシアらに知らせたジムは、古い鉄道を利用して、材木を川まで運ぶことを考える。
ジムは、以前の自分とは違うことをアリシアに伝える。
それを知ったフレンチーとクリーヴは、対抗策を考える。
その後、鉄道を使ったアリシアらの材木の運搬は順調に行われる。
フレンチーらは、橋に細工をして列車の通過に耐えられないようにする。
次の貨車の通過で橋が崩落すると考えたフレンチーらは、信者に見られたことに気づき、アリシアが乗っている車両のブレーキを解除しドアに鍵をかける。
材木を積んだ貨車と共にアリシアの車両も動き始め、彼女は閉じ込められたことに気づく。
撃たれて戻った信者から橋が倒れることを知らされたジムは、貨車が移動している音に気づく。
アリシアが車両に乗っていることを知ったジムは、貨車に飛び乗り、材木の上を歩いてアリシアが乗る車両に向かう。
連結器を外してブレーキをかけたジムは、車両を止める。
材木を積んだ貨車は、橋が崩落したために川に落下する。
橋に差し掛かり車両は止まり、アリシアを抱きかかえたジムは皆の元に戻る。
このままでは材木が運べないため、ジムはダムをダイナマイトで破壊しようとする。
ダムにダイナマイトを設置して導火線に点火したジムは、その場に現れたフレンチーと格闘になる。
フレンチーを川に投げ込んだジムは森に避難し、爆発することを皆に伝える。
ダムは大爆発を起こして決壊し、材木は流れ始める。
その後、アリシアと結婚したジムは、以前とは違って見える大木を眺めながら、彼女に、1本切りたいとジョークを言う。