ステージに呼ばれたグウェンはファンに歓迎され、続いてラレド中尉役のトミー・ウエバー(ダリル・ミッチェル)が登場する。
仕方なくステージに上がったデインとチェン役のフレッド・クワン(トニー・シャルーブ)も登場し、ネズミスも熱狂的なファン”クエスタリアン”に紹介される。
サイン会が始まり、第81話に出演するものの冒頭で殺される役だったガイはそれに加わろうとする。
グウェンと話しをしようとしたネズミスは、クラトゥ星雲のサーミアン星人だと言うマセザー(エンリコ・コラントーニ)から声をかけられ、助けを求められる。
翌日の仕事のことだと思ったネズミスは、マセザーにリムジンを手配するようにと伝えてグウェンの元に向かい、彼女を口説くものの相手にされない。
トイレに向かったネズミスは、自分は落ち目だと言ってバカにするファンの話を聞いてしまいショックを受ける。
会場に戻りサインを続けるネズミスは、ギャラクシー・クエストすべてに精通しているクエスタリアンのブランドン(ジャスティン・ロング)から話しかけれれるものの、ドラマは単なる作り話だと言って彼の夢を壊す。
その様子を見ていたグウェンは帰宅後に心配になり、デインに電話をしてネズミスがファンを見捨てたことを話す。
翌朝、二日酔いで目覚めたネズミスは、マセザーらが現れたことに気づき、サーミアン星人がファトクリ星のサリス(ロビン・サックス)に虐殺されていると言われる。
交渉が迫るものの太刀打ちできないと言うマセザーは、最後の望みだと伝えてネズミスに助けを求める。
約束通りリムジンで迎えに来たと言われたネズミスは仕事のことを思い出し、マセザーらと共に出かける。
ネズミスは、サーミアン星人の調達士官ラーンク(レイン・ウィルソン)からコーラを受け取り、テブ(ジェド・リース)からは歴史を語られ、ラリアリ(ミッシー・パイル)は翻訳機が故障していることを知る。
眠ってしまったネズミスを乗せたリムジンは、路地に入り空中に飛び立つ。
ラリアリに起こされたネズミスは、指令デッキに案内される。
その頃サリスは、サーミアン星人が新しい艦長を迎えたことを知る。
艦長席に座りサリスと交信したネズミスは、クルーに指示を与えて自宅に帰ろうとする。
サリスを攻撃したと言うマセザーから星間通信機を渡されたネズミスは、液体に体が包まれ、目の前に広がった宇宙空間に飛び立ち、ブラックホールを通り抜ける。
自宅に戻ったネズミスは、何が起きたのか理解できない。
電子機器スーパーの”テック・バリュー”のオープニング・イベントに遅れてしまったネズミスは、会場でブランドンとぶつかってしまい、落とした通信機が彼のものとすり替わったことに気づかない。
デインに遅れたことを非難されながら、昨日のコスプレの4人(マセザー他)が本物の宇宙人だったことを話すネズミスは、信じようとしないグウェンらに証拠の通信機を見せる。
宇宙と交信できると言うネズミスは、それが偽物だと気づき、デインらは呆れる。
そこに現れたマセザーは、サリスが生きていたことをネズミスに伝える。
マセザーが戻ってほしいのだと思ったネズミスは、デインらを誘い宇宙に向かおうとするものの、彼らはその場を去ろうとする。
それが仕事の話だと考えたグウェンらは、自分達も船に向かうことをラリアリに伝える。
船で待っていると言うラリアリが姿を消したために驚くグウェンらは、ガイも加わり転送される。
目の前に現れたサーミアン星人に驚くグウェンらは、人間の姿に変わった彼らと共にネズミスに歓迎される。
ガイは叫び声をあげ、遅れて転送されてクワンは驚かなかった。
マセザーらに歓迎されたグウェンらは、サーミアン星人は皆、自分達を知っていると言われる。
惑星は混乱を極めていたが、映像を見て地球の社会を学び救われたと話すマセザーは、ここは宇宙港だと言うネズミスと共に、グウェンらをサーミアン星人が作った本物のプロテクターに案内する。
艦内に案内されたグウェンらは戸惑うが、ネズミスは楽しむべきだと皆に伝える。
本物の指揮官気取りのネズミスはデッキに向かい、クルーを配置につかせて艦長席に座り、トミーに発進を命ずる。
ドラマと同じ方法で操縦桿を握るトミーは、船体を壁にこすりながらもなんとか発進に成功する。
食事の際、マセザーから”オメガ13”について質問されたネズミスは、そんな質問に答えられるはずもない。
なぜオメガ13を知っているのかと訊かれたマセザーは、動揺しながらサリスがサーミアン星人を拷問する映像を見せる。
驚いたグウェンらは船から去ろうとするが、マセザーは、近づくサリスにポッドは爆破されると伝える。
デッキに戻ったネズミスは、サリスと交信してオメガ13を要求され、従わなければ船を破壊すると言われる。
オメガ13が何かどこにあるのか知らないと言うネズミスだったが、仕方なく渡すと伝えてしまう。
時間を稼ぐ間にガイに攻撃させようとしたネズミスは、交信が続いていたことを知り、サリスに脅される。
攻撃を開始したサリスは、発進したプロテクターを追う。
ターボ(高速航行)で逃げるプロテクターだったが、機関室のクワンから、ジェネレーターが限界に達し船体がバラバラになると言われる。
その後、ターボが故障したプロテクターは前方の機雷原に突っ込み、サリスは状況を見守る。
機雷原を抜けたプロテクターは、損害を受けながらもなんとか飛行を続ける。
損害をチェックしたネズミスは、動力源である新しいベリリウム球体が必要だと知り、予備もないために絶望的な状況になる。
マセザーから、自分達の責任で船のせいだと言われたネズミスは、責任は自分にあると伝える。
自分達は本物ではないと伝えても理解してもらえないグウェンは、サーミアン星人は現実に反する行動はしないのかとマセザーに尋ねる。
それが詐欺やウソだと理解したマセザーは、最近、サリスによってその概念を知ったと伝えて、彼が慈悲を約束して破壊をしたことを話す。
マセザーは、ネズミスらにサリスと同じ習性があるとは信じられない。
クワンからの連絡で、近くの惑星にベリリウムがあることを知ったネズミスは、そこに行くことは可能だと言われる。
惑星に到着したネズミスらはシャトルで飛び立つ準備を始め、デインは、サーミアン星人のクエレック(パトリック・ブリーン)から、ベリリウム球体の座標がプログラムされた探知機を渡される。
シャトルは地表に着陸し、酸素があることを確認したクルーは、探知機を使うデインの指示に従い目的地に向かう。
鉱山に着きベリリウム球体を確認したネズミスらは、その場に近づき、子供のような宇宙人が現れる。
かわいい子供達だと思った宇宙人が、怪我をした仲間に襲い掛かる姿を見たグウェンらは逃げようとする。
手ぶらでは帰れないと言うネズミスは、クワンが宇宙人の気を引く間に球体を盗むことを提案する。
球体を奪ったネズミスらは、無数の宇宙人に追われながらシャトルに戻る。
シャトルは飛び立つものの、ネズミスはハッチから落ちてしまい、宇宙人に捕らえられる。
石で殴られたネズミスは意識を失い、奇妙な生物ゴリグナクに顔をなめられて目覚める。
プロテクターに戻ったグウェンはネズミスに連絡し、ゴリグナクと戦っている彼をデジタル移送しようとする。
移送は失敗続きだと言うテブは、クワンの動きを参考にして装置を作ってあると伝える。
嫌がるクワンに無理矢理に操作させたグウェンは、ネズミスと交信しながらゴリグナクで移送テストをする。
見るも無残な姿でゴリグナクが移送されたことを知ったネズミスは、宇宙人が尚も”ゴリグナク”と叫んでいることを伝える。
”ゴリグナク”を翻訳すると”岩”だったために、グウェンは、ネズミスの周囲にゴリグナクがいると考える。
岩が合体した怪物に追われたネズミスは逃げ去り、クワンに移送を指示する。
クワンがそれを断ったために、デインは、自分で退治しろとネズミスに伝える。
追い詰められたネズミスは、クワンに移送するようにと伝える。
怯えるクワンだったが、現れたラリアリの笑顔を見て勇気が湧き、ネズミスを移送する。
移送は成功し、喜ぶネズミスはクワンに感謝し、球体を交換して発進できることを確認するものの、テブから、ここにいる者以外が捕らえられたと言われる。
デッキのマセザーに連絡したネズミスだったが返事はなく、そこに船を占拠したサリスが現れる。
痛めつけられているマセザーを前にして、オメガ13の機能を訊かれたネズミスは、サリスに知らないと答える。
サリスは容赦なくマセザーを拷問し、自分は艦長ではないと言うネズミスに説明を求める。
ネズミスから記録映像を見せるようにと指示されたグウェンは、”ギャラクシー・クエスト”をモニターに写すようコンピューターに指示する。
映像を見たサリスは、ネズミスらが偽物であることを知り、マセザーに説明させようとする。
タガート艦長は架空の人物で、自分は”ジェイソン・ネズミス”という役者だとマセザーに伝えたネズミスは、それを理解してショックを受ける彼に、NSEAは存在しないと話す。
プロテクターなどはすべて作り物のセットだと話すネズミスは、そんなことをする理由を訊かれ、説明しにくいことだとマセザーに伝える。
地球では、他の人間のフリをして人を楽しませる風習があると言うネズミスは、マセザーに謝罪する。
炉心をオーバーロードさせて船を破壊しようとするサリスは、マセザーからサーミアン星人はどうなるかと訊かれ、窒息死させると答える。
炉心爆破まで9分に迫り、ネズミスはデインを侮辱して”17話”と同じだと伝える。
ネズミスの考えに気づいたデインは喧嘩を始めて、隙を見て衛兵を叩きのめし宇宙に放出する。
サーミアン星人が兵舎で窒息しそうになる様子を確認したネズミスらは、爆破を阻止しようとする。
炉心爆発まで7分、ネズミスとグウェンは手動で炉心を停止することを考え、ガイ、クワン、ラリアリは酸素弁を閉めるよう指示される。
デインを兵舎に向かわせたネズミスは、トミーに操縦の特訓をするようにと伝える。
グウェンから、炉心の止め方を知らないと言われたネズミスは、通信機を持っているはずのブランドンに連絡する。
通信機がすり替わったことをブランドンに知らせたネズミスは、イベントで様々な質問をしてくれたにも拘らず対応しなかったことを謝罪する。
ギャラクシー・クエストのすべてが存在すると言われたブランドンは喜び、ネズミスから助けを求められる。
隠れていたクエレックと出くわしたデインは、兵舎に向かう。
ブランドンの指示で武器保管庫に向かったネズミスとグウェンは、設備トンネルに抜けられると言われる。
クワンらは酸素弁を閉めようとするものの、サリスの部下がいることを確認する。
同じクエスタリアンの友人カイル(ジェレミー・ハワード)に連絡して緊急事態だと伝えたブランドンは、協力を求める。
過去の自分の映像を見ながら、トミーは操縦の訓練をする。
ネズミスらが逃走したという報告を受けたサリスは、爆発が迫る中、彼らを捜すよう命ずる。
ダクトを滑り落ちたネズミスとグウェンは、オメガ13の機能は何なのかブランドンに尋ねる。
ファンの間では物質破壊装置という意見が多く、13秒ですべてを破壊する爆弾だと考えられているが、自分達は、過去に13秒飛べる物質再生装置と思っていることを、ブランドンはネズミスとグウェンに伝える。
自分が敵の気を引く間にサーミアン星人を救うようにとクワンに伝えたガイは、殺される役よりも英雄で死にたいと考える。
兵舎の扉を開けられないデインとクエレックは、苦しむサーミアン星人の様子を見ながら焦る。
友人のホリスター(ジョナサン・フェイヤー)に電話をしたブランドンは、ピストンの通路を通る方法を教えてもらい、それをネズミスとグウェンに伝えて通過させる。
デジタル移送でゴリグナクをサリスの部下達の元に移送させたクワンは、彼らが襲われる様子を確認し、ラリアリとキスして愛し合う。
クワンが酸素弁を閉めて、クエレックは兵舎の気圧が戻ったことをデインに伝える。
扉を開けたデインはテブらを助けるが、タガート艦長が救ってくれたと言われて嘆く。
クエレックが敵に撃たれてしまい、父のように慕っていたと言われたデインは復讐を誓いながら、彼の死を見届ける。
兵舎から出たデインは、敵に襲い掛かる。
炉心爆発まで20秒、青いボタンを押すよう指示されたネズミスは、カウントダウンが止まらないためにグウェンと共に死を覚悟する。
1秒前で装置は止まり、グエンは、ドラマのお約束だとネズミスに伝える。
プロテクターが爆発しないことを知ったサリスは、爆縮ミサイルを追尾させて破壊するよう命ずる。
大量の敵を倒したデインらと共にデッキに向かったネズミスは、機雷原を抜けて振り切ろうとする。
サリスもプロテクターを追い、機雷原に向かう。
シールドで攻撃を防ぎながら機雷原を抜けたプロテクターは、サリスの船に突進する。
機雷を誘き寄せていたネズミスは、サリスの船をかわして飛び去る。
大量の機雷と衝突したサリスの船は大破し、グエンらは歓喜し、ネズミスはマセザーが無事だったことを知り喜ぶ。
地球に戻ろうとしたネズミスは、マセザーから一緒に来てほしいと言われるが、君達には素晴らしい艦長がいると伝えて、勇敢に戦った彼に敬意を表する。
ブラックホールを抜けたプロテクターだったが、デインは、突入前に敵艦からのエネルギー波をとらえたとネズミスに伝える。
現れたクワンはネズミスを銃撃し、サリスに姿を変える。
サリスはクルーらを次々と射殺し、ネズミスは、マセザーにオメガ13の起動を指示する。
スイッチを入れたネズミスは、ブランドンが言ったようにオメガ13により13秒戻ったことを確認し、現れたクワンを叩きのめす。
クワンから姿を変えたサリスを、マセザーが杖で殴り倒す。
減速できずに大気圏に突入する船体を救うためには分離する必要があると考えるマセザーは、クルーに別れを告げて第二デッキに向かう。
クワンとラリアリの関係を知ったマセザーは、彼女をデッキに向かわせる。
分離したネズミスらは、大気圏に突入する。
意味不明なことを言って出かけるブランドンに母親は、夕食は7時だと伝える。
イベント会場の駐車場で花火を打ち上げたブランドンは、船体が不時着する様子を見守る。
船体は会場に突入してしまい、ファンは、クルーが登場する演出だと思い歓喜する。
そこにサリスが現れるが、ネズミスが銃撃して倒す。
ファンは熱狂し、グウェンにキスしたネズミスは、ブランドンに微笑んで感謝する。
ネズミスは、クルー達と共にファンの歓声に応える。
そして、”ギャラクシー・クエスト”の新シリーズが始まり、ラリアリとガイが新たにクルーのメンバーに加わる。
__________
”決して諦めない、決して降伏しない!”というマセザーの声が聴こえる。