ジョージア州、カーターズヴィル。
シェリーの祖母で”ビッグ・ママ”と呼ばれるハティ・メイ・ピアース(エラ・ミッチェル)の家を、隣人となって監視するマルコムとジョンは、彼女と友人らが、ケーキなどを持って挨拶に来たことに気づく。
ジョンが対応している隙にビッグ・ママの家に侵入したマルコムは、部屋に隠しカメラを仕掛ける。
腹痛のために帰ると言いだすビッグ・ママを呼び止めて家まで付いて行ったジョンは、股間を蹴られてしまう。
トイレに向かったビッグ・ママは、その場にマルコムが隠れていることに気づかないまま、用を足してシャワーを浴びる。
その場から逃れたマルコムは、ジョンと共に家に戻る。
その夜、監視する車を気にしながらシェリーのアパートに忍び込んだレスターは、トレントの薬を見つけて小児科医の名前を知る。
病気の友人からの電話を受けたビッグ・ママは、2週間、家を留守にすることになる。
ビッグ・ママの家に侵入したマルコムとジョンは、シェリーからの電話でメッセージを残そうとする彼女が、留守なら寄らないと言うために焦る。
電話に出たマルコムはビッグ・ママに扮し、歓迎するとシェリーに伝えて電話を切る。
ジョンから、どうするつもりだと言われたマルコムは、心配ないと伝える。
変装が得意なマルコムは、ジョンに協力してもらいビッグ・ママに扮してシェリーを待つ。
ビッグ・ママに歓迎されたシェリーは、久しく会っていなかったためにマルコムが扮しているとは気づかず、トレントを紹介する。
カメラで監視するジョンは、マルコムの首とマスクの継ぎ目に気づき、それを無線で知らせる。
慌てたマルコムは、継ぎ目に配管テープを貼りその場をしのごうとする。
心配事がありそうなシェリーにそれを尋ねたマルコムは、テープのことを訊かれて新しい美容法だと答える。
トーストも焼けないマルコムだったが、シェリーとトレントに食事を作る。
そこに、ビッグ・ママに惹かれているベン・ローリー(カール・ライト)が現れ、マルコムは彼を迷惑に思う。
いつもと雰囲気が違い益々、若返ると言われたマルコムは、ベンを追い払う。
トレントの薬の件で、シェリーが小児科医に電話したことをジョンから知らされたマルコムは、レスターからは連絡がないと言われ、今に必ずあり、そうしたら逮捕すると伝える。
小児科医のオフィスに侵入し、トレントの処方箋の件でジョージア州のカーターズヴィルの薬局から依頼があったことを知ったレスターは、その場に向かう。
向かいの家から出て来たビッグ・ママ(マルコム)を呼び止めた隣人のパターソン(スターレッタ・デュポワ)は、彼女がジョンと密会していると考え、見張っていると伝える。
現れたリナ(ニコール・プレスコット)とトゥイラ(オクタヴィア・スペンサー)から、リタ(ティシーナ・アーノルド)の赤ちゃんが生まれそうだということを知らされてマルコムは、助産婦なので立ち合ってほしいと言われる。
焦るマルコムは、ジョンから、救急車を呼んだので救命士が来るまで待つようにと指示される。
そこに、リタの兄で警備員のノーラン(アンソニー・アンダーソン)が現れる。
ノーランや皆に手伝ってもらい、マルコムは何とか女の子を出産させることができる。
皆は帰りほっとしたマルコムは、これを見て自分を思い出してほしいと言うシェリーから、ネックレスを受け取る。
辛い時に支えてくれたと言われたマルコムは、男との関係で苦労したのか尋ねて、それがレスターのことだと考える。
翌朝、目覚めたマルコムはカツラが取れてしまい、マスクも外して洗面所に向かうが、シェリーに見つかりそうになり、窓から外に出る。
木に落ちて服も脱げてしまったマルコムは、裏庭から玄関に向かい、出て来たシェリーに怪しまれる。
ビッグ・ママに頼まれてドアのベルを直しに来た電気工だと伝えたマルコムだったが、朝の5時半に仕事をしていたことでシェリーに疑われる。
起きて来たトレントと話したマルコムはシェリーに信用され、その様子に気づいたジョンは驚く。
トレントをバスケットボールに送り、大きなバッグを持って町に出かけるシェリーにマルコムが同行する間に、ジョンは家の中を調べる。
シェリーが用事を済ませている間に、友人達から格闘技教室に誘われたマルコムは、教師のノーランを痛めつけてしまう。
ノーランにカツラを外されたしまったマルコムは焦るが、その場の老婦人達も皆、カツラを外してしまう。
老婦人達はマルコムに代わり、ノーランを痛めつける。
帰宅したマルコムは、帰っていたトレントと話してレスターの情報を聞き出そうとするものの、余計なことは話すなと、シェリーから言われているということだった。
元気がないトレントがバスケでいじめられたことを知ったマルコムは、公園のコートに向かう。
トレントをいじめた少年(エドウィン・ホッジ/オルディス・ホッジ)と勝負したマルコムは、彼らを負かしてトレントと喜び合う。
その姿を目撃したノーランは驚き、ビッグ・ママが老婦人には思えない。
翌朝、マルコムは、起きて来たシェリーに”マルコム”と付き合ってみることを提案する。
湖に釣りに行くシェリーとトレントに誘われたマルコムは、楽しい時を過ごす。
シェリーからどこかで見た目だと言われたマルコムは焦るものの、心触れ合うようになった彼女に、前の恋人のことを尋ねる。
自分を偽る人ばかりだと言うシェリーに、マルコムは、人を信じるのも大切だと伝える。
マルコムは、ホタルを捕まえられないトレントに手を貸す。
その頃レスターは、ジャド(ショーン・シボドー)から銃を手に入れてシェリーの元に向かう。
ビッグ・ママの家に戻ったマルコムがその場を去り、向かいの家に入って行く姿を確認したノーランは、銃を手にしてその場に向かう。
ジョンから、何をしていたのか追及されたマルカムは、これも仕事だと言って、シェリーは無実だと伝える。
そこに現れたノーランは、ビッグ・ママの変装用の脚などを見て彼女を殺したと思い、ジョンに襲い掛かろうとするもののマルコムに制止される。
ジョンからFBIだと言われたノーランは驚き、マルコムがビッグ・ママに扮していたことを知る。
凶悪犯を追っていることをノーランに伝えたマルコムは、銀行に張り込むことを彼に任せる。
秘密を守ることをノーランに約束させたマルコムは、それに従えば局員にすると伝える。
レスターが現れた夢を見たシェリーは目覚め、雷が鳴っていたために、ビッグ・ママの部屋に向かいマルコムが眠るベッドに入る。
子供の頃の話などをしたシェリーは、自分の悪い噂なども聞いたはずだと話し、マルコムは適当に答えながら一夜を過ごす。
翌朝、目覚めたマルコムはジョンがいたために驚き、シェリーと寝たことを追求されるものの、寝たのはビッグ・ママだと答える。
シェリーとトレントと共に教会に行くことになったマルコムは、彼女への気持ちが捜査に影響はしないとジョンに伝える。
町に持っていったバッグをシェリーが持ち帰っていないと言うジョンは、彼女に全て白状させないと、レスターと同罪になってしまうとマルコムに伝えて納得させる。
シェリーとトレントと共に教会に着いたなるコムは、牧師(セドリック・ジ・エンターテイナー)からマイクを渡されて話をすることになる。
誰でも持つ罪を告白し、真実が自分を自由にすると話したマルコムは、その日こそ”ハッピー・デイ”になると言って、”オー・ハッピー・デイ”を歌う。
帰宅したマルコムは、家の中の物音に気づき、ドアを開けて銃を構えるが、皆が誕生日のサプライズ・パーティーを用意してくれてあった。
マルコムの銃を奪ったノーランは、見張ってくるとジョンに伝える。
パーティーの準備をしていたマルコムは、二階にいたトレントにシェリーの手伝いをするよう指示し、彼が湖で自分と撮った写真をしまっていたことを知る。
トレントのおもちゃ箱を倒してしまったマルコムは、その底に大金が隠されていることに気づき、シェリーがレスターに協力していたと考える。
シェリーにネックレスを返したマルコムは、彼女に現金を見せる。
レスターの現金だと言うシェリーは謝罪し、ここにはいられないとマルコムに伝えて出て行こうとする。
その頃、町に着いたレスターは、ビッグ・ママの家を探す。
マルコムから、話をするようにと言われたシェリーは、自分の鍵を盗んだレスターが銀行に入り金庫の金を盗み、それを箱に隠したと伝える。
シェリーが何も知らなかったことを確認したマルコムは、町に持っていった大きなバッグと電話をかけたことについてを尋ねる。
バッグから、大きな額に入った子供時代にビッグ・ママと撮った写真を見せたシェリーは、電話はパーティーのことだったと話す。
銀行強盗には無関係だったと知ったマルコムは、鍵がないことには気づいたが、解雇を恐れて上司には報告しなかったとシェリーから知らされる。
シェリーが事件に関与していないことを知ったマルコムは、思わず彼女にキスしてしまう。
レスターが悪いと言うマルコムに、シェリーは、告白してよかったと伝える。
”マルコム”に伝えると言って部屋に向かったマルコムはメイクを外そうとするが、ベッドにベンが全裸で寝ていたために驚く。
ビッグ・ママが戻ってきたことに気づいたジョンは焦り、彼女が家に入らないようにしようとするものの無駄だった。
家に入ったビッグ・ママは誕生パーティーのことを知り、着替えてくると言って二階に向かい、ケーキカットで呼ばれたマルコムが現れる。
ビッグ・ママが戻ってきたことをノーランに伝えたジョンは、マルコムと出くわさないように引き離せと指示する。
部屋に向かったビッグ・ママは、ベンとパターソンがベッドに入っていたために驚き、バットで懲らしめようとする。
トレントを呼びに行ったシェリーは、銃を手にしながら本を読んで聞かせるレスターが、現金を見つけたことを知る。
ジョンは、バットを探しに来たビッグ・ママをパーティーに参加させる。
シェリーを捜すマルコムが外に出たことに気づかないノーランは、入り口を閉めてしまう。
出て行く前にビッグ・ママにお別れを言うシェリーと共にいるレスターが、銃を持っていることに気づいたノーランは、彼に銃を向ける。
弾倉が外れてしまい焦るノーマンだったが、レスターに気づいていたマルコムが窓を突き破って飛び込む。
ビッグ・ママが二人並ぶ姿にシェリーらは驚き、銃を構えたジョンはレスターに腕を撃たれてしまう。
マルコムはレスターに襲い掛かり格闘になり、カツラとメイクが外れてしまう。
レスターを叩きのめしたマルコムは、ショックを受けるシェリーとトレントのことを気にする。
マルコムは、銃を手にしたレスターに気づき外に蹴り飛ばす。
何が起きたか理解できないビッグ・ママは、皆に説明を求める。
レスターは逮捕され、ジョンは救急車で病院に運ばれる。
シャリーと話したマルコムは、疑われていたと言われて責められるが、任務だったと伝える。
湖に行ったことも任務だったのか尋ねたシェリーは、マルコムを許す気にはなれなかった。
日曜の朝、教会に向かったマルコムは、”証言”すると言って牧師からマイクを渡される。
誰かを愛したら、努力して追い求めなければならないと言うマルコムは、変装は作り物だが、君への想いは本物だとシェリーに伝える。
マルコムを許したビッグ・ママは彼を抱きしめ、シェリーを呼び寄せる。
シェリーにキスしたマルコムは、ビッグ・ママが歌い始めた”オー・ハッピー・デイ”を聴きながら、皆に祝福される。