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ベイブ/都会へ行く Babe: Pig in the City (1998)

1983年に発表された、ディック・キング=スミスの児童小説”The Sheep-Pig”を基に製作された大ヒット作「ベイブ」(1995)の続編。
夫の怪我で農場の運営ができなくなった妻が人気者となった牧羊ブタの”ベイブ”を連れて大都会に向かい巻き起こす騒動を描く、製作、監督、脚本ジョージ・ミラー、出演マグダ・ズバンスキージェームズ・クロムウェルメアリー・ステインミッキー・ルーニーエリザベス・デイリー他共演のコメディ・ドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(コメディ)


スタッフ キャスト
監督:ジョージ・ミラー
製作
ジョージ・ミラー
ダグ・ミッチェル
ビル・ミラー
原作:ディック・キング=スミス(キャラクター創造)
脚本
ジョージ・ミラー
ジュディ・モリス
マーク・ランプレル
撮影:アンドリュー・レスニー
編集
マーガレット・シクセル
ジェイ・フリードキン
音楽:ナイジェル・ウェストレイク

出演
エズメ・コーデリア・ホゲット:マグダ・ズバンスキー
アーサー・ホゲット:ジェームズ・クロムウェル
フルーム:メアリー・ステイン
ファグリー・フルーム:ミッキー・ルーニー
ベイブ:エリザベス・デイリー
フェルディナンド:ダニー・マン
ズーティ:グレン・ヘドリー
ボブ:スティーヴン・ライト
イージー:マイレス・ジェフリー
セロニアス:ジェームズ・コスモ
ブル・テリア/ドーベルマン:スタンリー・ラルフ・ロス
フリーリック:アダム・ゴールドバーグ
ナイジェル/アラン:エディ・バース
ピンクのプードル:ルシー・テイラー
ペリカン:ジム・カミングス
フライ:ミリアム・マーゴリーズ
レックス:ヒューゴ・ウィーヴィング
ナレーター:ロスコー・リー・ブラウン

オーストラリア/アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
1998年製作 96分
公開
オーストラリア:1998年12月10日
北米:1998年11月25日
日本:1999年3月6日
製作費 $90,000,000
北米興行収入 $18,319,900
世界 $50,812,000


アカデミー賞
第71回アカデミー賞

・ノミネート
歌曲賞”That’ll Do”


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
牧羊犬コンテストで優勝した、農場主アーサー・ホゲット(ジェームズ・クロムウェル)の子豚のベイブ(エリザベス・デイリー)は、村人の歓迎を受けてマスコミ報道などにも大きく取り上げられる。

妻エズメ(マグダ・ズバンスキー)は、女王への謁見や各地から届く招待状の整理などで大忙しだったが、アーサーは、自分の農場で働くことが喜びだった。

井戸のポンプ修理をしていたアーサーの手伝いをしようとしたベイブは、余計なことをしてしまい事故が起きる。

重傷を負ったアーサーに代わり、家事の他に仕事までしなくてはならなくなったエズメは、まともな作業ができるはずもなく、農場を銀行に差し押さえられてしまう。

”ステート・フェア”の招待状のことを思い出したエズメは、出演料の他、経費は全て主催者持ちであることを確認して、それをアーサーに伝え、ベイブを連れて大都会に旅立とうとする。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想

参考:
・「ベイブ」(1995)
・「ベイブ/都会へ行く」(1998)

*(簡略ストー リー)
牧羊犬コンテストで優勝した子ブタのベイブは、人気者となる。
そんなベイブは、主人のアーサーを手伝おうとして事故を起こしてしまう。
重傷を負ったアーサーは農作業などができなくなり、農場は銀行に差し押さえられてしまう。
農場を救おうとする妻のエズメは、ステート・フェアの出演料を当てにして、ベイブを連れて大都会に向かう。
空港で麻薬所持を疑われてステート・フェアに間に合わなくなったエズメは、あるホテルを紹介されてその場に向かう。
そこは、動物を可愛がるフルームが犬や猫、そしてサル達と共に暮らす不思議なホテルだった・・・。
__________

動物達の見事な演技などが話題になり、世界中の人々に感動を与えたハートウォーミング・コメディ「ベイブ」(1995)の続編。

前作で監督と脚本を担当したクリス・ヌーナンに代わり、ジョージ・ミラーが監督を務め(製作、脚本も)、今回は大都会が舞台であり、子ブタと動物達が繰り広げる騒動を描く作品。

第71回アカデミー賞では歌曲賞(”That’ll Do”)にノミネートされた。

前作は、全世界で約2億5400万ドルの興行成績を記録する大ヒットとなったために、なんと9000万ドルの製作費をかけて、”満を持して”ジョージ・ミラーがメガホンを握った。
しかし、北米で約1800万ドル、全世界では約5100万ドルに終わってしまい、興行的には大失敗に終わった作品でもある。

新しい企画として、架空の大都会が舞台となっているのだが、この物語の良さは素朴で平凡な牧歌的な描写であり、都会の雑踏などは合わない気がする。

製作費をふんだんに使ったセットや仕掛けは凝っているのだが、派手なだけで楽しく思えないのが正直なところだ。

事故で重傷を負った夫ジェームズ・クロムウェルに代わり、本作ではベイブ(エリザベス・デイリー)を連れて大都会に向かい奮闘するマグダ・ズバンスキー、彼女を迎えるホテルの女主人メアリー・ステイン、そのおじである一座の道化で、いまいちパッとしない役柄が残念なミッキー・ルーニー、アヒルのフェルディナンドのダニー・マン、チンパンジーの雌グレン・ヘドリー、その夫スティーヴン・ライト、その弟マイレス・ジェフリー、オランウータンのジェームズ・コスモ、ブル・テリアとドーベルマンのスタンリー・ラルフ・ロス、脚が悪いジャック・ラッセル・テリアのアダム・ゴールドバーグ、ブルドッグとマスティフのエディ・バース、ピンクのプードルのルシー・テイラー、ペリカンのジム・カミングス、牧羊犬のミリアム・マーゴリーズとその夫ヒューゴ・ウィーヴィング、そして、ナレーターはロスコー・リー・ブラウンが担当している。


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