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グッド・ライ The Good Lie (2014)

両親や故郷を失ったスーダン難民がアメリカの地で体験する苦悩や喜びを描く、製作ロン・ハワードブライアン・グレイザー、監督フィリップ・ファラルドー、主演リース・ウィザースプーンコリー・ストール、アーノルド・オーチェン、ゲール・ドゥエイニーエマニュエル・ジャル他共演の感動のドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ


スタッフ キャスト
監督:フィリップ・ファラルドー
製作
ロン・ハワード
ブライアン・グレイザー
カレン・ケーラ・シャーウッド
モリー・スミス
サッド・ラッキンビル
トレント・ラッキンビル
製作総指揮
アンドリュー・A・コソーヴ
ブロデリック・ジョンソン
キム・ロス
エレン・H・シュワルツ
ディーパック・ナヤール
ボビー・ニューマイヤー
デブ・ニューマイヤー
脚本:マーガレット・ネイグル
撮影:ロナルド・プラント
編集:リチャード・コモー
音楽:マーティン・レオン

出演
キャリー・デイヴィス:リース・ウィザースプーン
マメール・デング:アーノルド・オーチェン
ジェレマイア:ゲール・ドゥエイニー
ポール:エマニュエル・ジャル
ジャック:コリー・ストール
アビタル・デング:コース・ウィール
テオ:フェミ・オグンズ
パメラ・ローウィ:サラ・ベイカー
マット:サッド・ラッキンビル
ジェニー:リンジー・ギャレット

アメリカ 映画
配給
ワーナー・ブラザーズ
サミット・エンターテインメント
2014年製作 110分
公開
北米:2014年10月3日
日本:2015年4月17日
北米興行収入 $2,722,210


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
1983年に第二次スーダン内戦が勃発し、1987年までに数千人の孤児が、歩いてエチオピアケニアに向かった。

13年後、アメリカが3600人の”ロストボーイズ”と呼ばれた難民を受け入れた。

ケニアカクマ難民キャンプ。
マメール・デング(アーノルド・オーチェン)、ポール(エマニュエル・ジャル)、ジェレマイア(ゲール・ドゥエイニー)、アビタル(コース・ウィール)は、飛行機でアメリカに向かう。
(マメールとアビタルは姉弟)
__________

13年前、スーダン南部、バハル・アル・ガサール
ある日、村は攻撃を受け、マメールらは両親を失い、兄のテオがチーフとなり弟達を連れてその場から逃れる。

テオらは、食料を確保しながらエチオピアに向かい、260マイル(416km)を歩き続けた。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
第二次スーダン内戦により村を焼かれ両親も殺された少年テオは、マメール、アビタルら兄弟と共にその場から逃れてエチオピアに向かう。
途中、ジェレマイアとポールら難民の子供達に遭遇したテオらは、兵士から逃れるためにケニアに向かうことになる。
兵士達に襲われて多くの子供達は殺され、生き延びたテオらだったが、マメールが兵士に見つかってしまう。
弟達の身代わりになったテオは兵士に連れ去られ、命拾いしたマメールらはひたすら歩き続けて、ケニアカクマ難民キャンプにたどり着く。
13年後、アメリカが3600人の”ロストボーイズ”と呼ばれる難民を受け入れることになり、それに選ばれたマメール、アビタル、ジェレマイア、ポールらは旅立つ。
ニューヨークに着いたマメールらは、ボストンの一般家庭に引き取られることになったアビタルと悲しみを堪えながら別れる。
カンザスシティに向かったマメールらは、職業紹介所のキャリーに迎えられて住居を与えられる。
初めて体験する文明社会に戸惑いながら、職に就きアメリカでの生活を始めたマメールらに事務的に接していたキャリーは、彼らが悲惨な体験をしてきたことを知る・・・。
__________

1983年に勃発した”第二次スーダン内戦”により、両親や故郷を失い難民となった子供達が成長し、彼らを受け入れたアメリカの地で体験する苦悩や喜びを描く感動のドラマで、ロン・ハワードブライアン・グレイザーが製作に加わっている。

難民となる子供達が両親を失い、死と隣り合わせの過酷な条件下で逃れて行く序盤の描写は、鑑賞するのに覚悟がいるほどの悲惨さで描かれている。

水も食料もなく、ひたすら歩いて安全地帯に向かう子供達の痛々しい姿と共に、部族の誇りや家族愛などが確りと描かれている。

一変して、豊かさの象徴であるアメリカでカルチャーショックを受けながら、少年達は幸せを手に入れたように思えるのだが、故郷に勝る場所はないことに気づくという、悲しい現実も切実に描かれている。

主人公は難民の少年達であり、主演はリース・ウィザースプーンなのだが、職業紹介所の職員役として少年達をサポートする役柄に徹している。
事務的に接していただけの彼女と周辺の人々が、”家族”の一員に加わっていく過程の演出もなかなかいい。

医師を目指すアーノルド・オーチェン、信心深いゲール・ドゥエイニー、手先が器用なエマニュエル・ジャル、三人を励ますコース・ウィールら、元スーダン難民である4人の自然な演技も注目だ。

就職紹介所の職員であり、少年達を温かく見守るコリー・ストール、マメールの代わりにアメリカに向かう兄役のフェミ・オグンズ、定住支援センターのボランティア、サラ・ベイカー、キャリー(リース・ウィザースプーン)のボーイフレンドでありワッフル店の店長役で、本作の製作にも加わるサッド・ラッキンビルなどが共演している。


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