ライラの母オーガスタ(キャンディス・バーゲン)は、明日の式のためにリハーサルを始め、付添人のローラは、ライラの兄チップ・ヘイズ(イライジャ・ウッド)とペアになる。
リハーサルは無事に終わるものの、ライラとオーガスタは、考え込むトムの様子を気にする。
夜になり、ライラの祖母(ローズマリー・マーフィ)のスピーチでパーティーは始まる。
酔いながらスピーチしたチップは、その場の雰囲気を壊す。
続いて、トリプラー、ジェイク、ピート、ウィージーが続き、ローラがスピーチをする。
ローラは、トムと付き合っていたことなども話してしまい、ライラは気分を害してその場を去る。
外に出たライラを呼び止めたトリプラーは、しばらく一人になりたいと言われる。
皆と酔いながら騒いでいたローラとトムは、二人だけで話す。
いいスピーチだと言われたローラは、思っていたより楽だったとトムに伝える。
キツかったと言うトムは、自分が恋しいかと尋ねるが、ローラはそれを否定する。
部屋に戻りベッドに入っていたライラは、現れた妹のミノウと話し、今は怖さを感じることを伝える。
トムが理解できないと言うライラは、不安になるので話を止める。
浜でスピーチを始めたトムは、自分達7人は友達であり家族だと言って、過去を共有し影響し合うことは避けられないと話し、来てくれたことに感謝し、皆で海に入る。
トリプラーらは、トムが姿を消したために、パートナーを変えて捜し始める。
家に戻ったトリプラーは、ジェイクにコカインを見せる。
ローラと付き合っていたトムの行動がおかしくないかと言われたジェイクは、トムがヘイズ家の財産が目当てだったと思うのかをトリプラーに問う。
ゲストハウスに向かったピートとウィージーだったが、トムはいなかった。
酔ってジョークばかり言うチップを置いて、ローラは家の裏を見に行く。
チップと一緒のローラが心配のウィージーは、トムのことをライラに知らせることを考えるが、ピートから、不安になるだけだと言われる。
ウィージーから、結婚のことを訊かれたピートは、まだ考えてないこと答える。
木陰にいたトムを見つけたローラは、皆に知らせようとするものの、それを制止されて、彼から話をしたいと言われる。
トムを待つライラは、彼とローラが写っている写真を見つめる。
ダンスを教えてほしいと言われたローラは、謝ろうとするトムに、その話はやめてほしいと伝える。
最善なことをしたと話すトムだったが、自分が振ったと言われたローラは憤慨する。
何が望みだったと訊かれたローラは、トムから、学位論文などで忙しく、若くして結婚することなど不可能だったと言われる。
ローラと意見が食い違うトムは、自分にはライラが必要だと伝える。
大学3年の時の論文を覚えているかと訊かれたトムは、当然だと答え、前夜に始めて好評価を得たが、ローラは自分が書いたと伝える。
”ジョン・キーツ”の詩”ナイチンゲールに寄す”についての内容だったと話すローラは、トムから、愛ではなく信仰の詩だと言われ、違いが分からないと伝える。
一節の続きを言えないトムを嘘つき呼ばわりしたローラは、ロマンチックな言葉より、その後の行動が大切だと伝えトムは、その夜のことを覚えているかを問う。
覚えていると言うローラに、素晴らしい夜を過ごしても、翌朝はパニクってしまうと伝えたトムは、だから平凡に過ごしたと話す。
他の女性とは素晴らしい時間を過ごせると付け加えるトムに、ライラに恋していると言ってくれればいいと伝えたローラは、結婚して、この先50年、後悔しながら生きるのかと問われる。
影響を与えられ運命も感じていたと言うローラは、皆に無事だったと知らせるとトムに伝える。
自分は平静を保てないと言うトムを残して、ローラはその場を去る。
部屋を出たミノウは、ライラが明日、着るウェディングドレスを身に着ける。
酔いながら話したピートとウィージーは、楽しい時間を過ごす。
トリプラーとジェイクが入ってきたために、驚いたミノウは身を隠す。
家に戻りライラの部屋に向かったトムは、自分達のことを話し、混乱していることと、互いに違い過ぎると伝える。
パニくらなければ違いは良い方向に向かうと言うライラは、度々、見下すように話すと言ってトムに批判される。
飲み過ぎて羽目を外し過ぎるトムを批判するライラは、それは自分が与えた自由だと伝える。
自分にも激しい感情があるが制御していると伝えたライラは、もっとそれを現してほしいと言うトムに、誰にぶつけるのかを問う。
冷静でいる人間が必要だと言うライラは叫び声をあげ、あと12時間我慢してほしいとトムに伝える。
できると思うと言うトムに、これ以上トラブルが起きそうな雰囲気にしないでほしいと伝えたライラは、約束してもらえる。
ベッドから起きたオーガスタは、パニックになりそうだと言って、雨になるとウィリアムに伝える。
突拍子もないことをした話をしていたウィージーは、ポーチまで全裸で競争することをピートに提案する。
18歳でイェール大学にずるをして入学して絶頂を迎え、それ以後は転落の一路だと言うトリプラーは、ジェイクに迫られて愛し合い、ミノウはその様子を見てしまう。
ピートとウィージーの叫び声を聴いたジェイクは二人の元に向かい、トリプラーは隠れていたミノウに気づく。
慌てたミノウはドレスを破ってしまい、彼女を落ち着かせたトリプラーは、自分がライラの部屋に向かう間に逃げるよう指示し、ドレスは明日、何とかすると伝える。
ジェイクは全裸のピートにカーデガンを渡し、体に毛布を巻いたウィージーはライラの部屋に向かう。
ライラからローラのことを訊かれたウィージーは、1時間前に家に戻り眠ると言っていたと伝える。
携帯電話の着信で、トムから”ジョン・キーツ”の詩”ナイチンゲールに寄す”が送られてきたローラは家を出る。
ピートとジェイクの元に戻ったトリプラーとウィージーは、トムが見つからないためライラがキレそうだと話し、それを伝えずに夜明けまで様子を見ることにする。
ローラが自分を捜していることに気づき外に出たトムは、携帯電話をかざしながら彼女に近づきキスし、”ナイチンゲールに寄す”の一節の続きを伝え、二人は愛し合う。
翌朝、その場で目覚めたローラはトムがいないことに気づき、彼を捜していたトリプラーらに出くわす。
ローラがトムと一緒だったことに気づいたトリプラーは呆れてしまうが、ウィージーから、今は揉めている場合でないと言われる。
目覚めたライラは、見に行ったドレスが破れていることに気づき、ミノウのしたことだと気づき彼女の名を叫ぶ。
オーガスタから大したことでないと言われたライラは、現れたミノウが逃げたために彼女を追う。
家から飛び出したライラは、その場にいたウィージーらからトムが消えたと言われるが、昨夜、会ったと伝える。
ライラは、浜辺の方から現れたトムに近づいて抱きつき、式の前に会うと不吉だと言われても気にしない。
二人の様子を見て呆然とするローラは、支度をすると言ってその場を去る。
ライラは、オーガスタがドレスを直すのを待つ。
準備を整えたローラ、トリプラー、ウィージー、そしてミノウは、ライラがドレスを着るのを手伝う。
キッチンにブーケを取りに行ったローラは動揺し、落ち着こうとする。
ドレスを着たライラにブーケを渡したローラは、昨夜トムと一緒だったことを話す。
それを気にしないライラは、ローラから、他に好きな女性がいたとしたらどう思うとかと訊かれ、その話は済んだと伝える。
トムは自分を愛していると伝えたローラだったが、それを承知するライラから、気の毒に思うと言われる。
気持ちを切り替えようとあらゆることをしたが、トムへの気持ちは深まるばかりだと伝えたローラだったが、ライラは、現実を直視せずに幻想に浸っていると伝える。
トムも同じ気持ちだと言うローラは、付添人を務めようとしたが無理であり彼も望んでいないと伝えて、二人は互いを非難して罵り合う。
最初からトムは二股だったと伝えたローラは、なぜ今更、言うのかと訊かれ、結婚すべきではないからだと答える。
ひがんでいるだけだと伝えたライラだったが、自分を愛する人と結婚すべきだと言われる。
妨害しているだけだと言うライラに、勇気を出しただけだと伝えたローラは、ただの妬みとしか考えない彼女の傲慢な態度に嫌気がさす。
友人として優先していたが、このまま続けていることはできないと伝えたローラは、本気で婚約者を奪う気なのかと訊くライラから、自分が勝ちで妬んでいるだけだと言われる。
それを否定したローラは哀れんでいると言って、愛されていないと伝える。
自分が求婚されたのであり、あなたではない、確かに全てが悲劇的だが興味深い話だと言うライラは、それでも10分後にトムは自分と結婚すると伝える。
裏切られたのにそう思うのかと尋ねるローラは、裏切ったのは自分だと言われる。
時間だと言うライラは式場に向かう。
ローラは仕方なく付添人を務め、式は始まる。
トムは、誓いの言葉をまともに語れず、突然の雨で出席者は避難する。
そして、トムとローラだけがその場に残る。
空を仰ぎながら叫び声をあげるトムを見て、ローラは思わず笑ってしまう。