アメリカ大統領”エイブラハム・リンカーン暗殺事件”の共謀者の弁護を任された弁護士の苦悩を描く、製作、監督ロバート・レッドフォード、主演ジェームズ・マカヴォイ、ロビン・ライト、エヴァン・レイチェル・ウッド、トム・ウィルキンソン、ケヴィン・クライン、ダニー・ヒューストン他共演のドラマ。 |
・ドラマ
・ジェームズ・マカヴォイ / James McAvoy / Pinterest
■ スタッフ キャスト ■
監督:ロバート・レッドフォード
製作
ロバート・レッドフォード
グレッグ・シャピロ
ビル・ホールダーマン
ブライアン・フォーク
ロバート・ストーン
製作総指揮
ジョー・リケッツ
ジェレマイア・サミュエルズ
ウェブスター・ストーン
原案
ジェームズ・ソロモン
グレゴリー・バーンスタイン
脚本:ジェームズ・ソロモン
撮影:ニュートン・トーマス・サイジェル
編集:クレイグ・マッケイ
音楽:マーク・アイシャム
出演
フレデリック・エイキン:ジェームズ・マカヴォイ
メアリー・サラット:ロビン・ライト
ニコラス・ベイカー:ジャスティン・ロング
アンナ・サラット:エヴァン・レイチェル・ウッド
ジョン・サラット:ジョニー・シモンズ
ジョン・ウィルクス・ブース:トビー・ケベル
リヴァーディ・ジョンソン:トム・ウィルキンソン
ルイス・ペイン:ノーマン・リーダス
サラ・ウェストン:アレクシス・ブレデル
エドウィン・スタントン:ケヴィン・クライン
ジョセフ・ホルト:ダニー・ヒューストン
ジョン・M・ロイド:スティーヴン・ルート
ルイス・ウェイクマン:ジョナサン・グロフ
アンドリュー・ワイリー判事:ジョン・カラム
ダンドレアリ卿:ブレント・F・G・フィーゼル
エドマン・スパングラー:カーク・スパークス
デイビッド・ハンター:コルム・ミーニイ
コッティンガム:シェー・ウィガム
ウィリアム・トーマス・ハミルトン:ジェームズ・バッジ・デール
ウォルター神父:デヴィッド・アンドリュース
ジョン・ハートランフト:ジム・トゥルー=フロスト
エイブラハム・リンカーン:ジェラルド・ベストロム
アメリカ 映画
配給
Lionsgate
ロードサイド・アトラクションズ
2010年製作 123分
公開
北米:2011年4月15日
日本:2012年10月27日
製作費 $25,000,000
北米興行収入 $11,538,200
世界 $15,478,800
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
1863年、南北戦争下。
戦場で負傷した北軍の大尉フレデリック・エイキン(ジェームズ・マカヴォイ)は、友人のニコラス・ベイカー(ジャスティン・ロング)と共に救出される。
1865年4月14日、ワシントンD.C.。
終戦を迎え祝賀パーティーに出席したエイキンと友人のウィリアム・トーマス・ハミルトン(ジェームズ・バッジ・デール)そしてベイカーは、上院議員のリヴァーディ・ジョンソン(トム・ウィルキンソン)に声をかけられる。
三人は戦争の英雄としてジョンソンに称えられ、エイキンは陸軍長官のエドウィン・スタントン(ケヴィン・クライン)を紹介される。
リンカーン大統領は現れないことをエイキンに伝えたスタントンは、軍人より芝居が好きだと冗談を言いながら席を外す。
その後エイキンは、恋人のサラ・ウェストン(アレクシス・ブレデル)を誘い表の空気を吸いながら語り合う。
その頃、ある計画が進められ、馬車の事故に遭い静養していた国務長官のウィリアム・スワードが、侵入したルイス・ペイン(ノーマン・リーダス)にナイフでめった刺しにされる。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
1865年4月14日、ワシントンD.C.。
アメリカ大統領エイブラハム・リンカーン暗殺事件が起き、主犯ジョン・ウィルクス・ブースは逃亡する。
その後、陸軍長官・スタントンの指示により、下宿屋の女主人メアリー・サラットら8人の共犯者が逮捕される。
メアリーの弁護を依頼された上院議員ジョンソンは、軍主導の軍法会議で裁かれることを非難し、弁護をフレデリック・エイキンに任せる。
北部のために戦ったエイキンは、大統領暗殺者の弁護に疑問を感じながらもそれを受けて、メアリーの罪に対する検証を始めるのだが・・・。
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国家の威信や国民への信頼を得るための権力が示す考えと、法律家としてそれに抵抗する者の闘いを描くことで、現在にも通ずるアメリカの傲慢さを描こうとしているとも思える、社会派としても知られるロバート・レッドフォードの意欲が感じられる力作。
アメリカ陸軍の持つ権限を、大統領暗殺を利用して最大限に生かし、それを更に絶対権力化しようとする様子を重点に描き、誘拐犯から暗殺集団に変貌してしまった若者達が、その生贄のように扱われる描写も恐ろしい。
国家を守り大きく変化させる場合に必要な犠牲者は、いつの時代にもいるのだということを痛感させてくれる作品でもある。
北部のために命を懸けて戦った末に、敗戦に不満を抱く南部の支持者を弁護しなければならない辛い立場の青年フレデリック・エイキンを、実力派らしくジェームズ・マカヴォイ熱演し、彼の尽力により救われたと感じることも理解しながら処刑される、メアリー・サラットを演ずるロビン・ライトの好演も見逃せない。
メアリー・サラットの娘エヴァン・レイチェル・ウッド、主人公の友人ジャスティン・ロング、同じくウィリアム・トーマス・ハミルトンのジェームズ・バッジ・デール、上院議員リヴァーディ・ジョンソンのトム・ウィルキンソン、陸軍長官・エドウィン・スタントンのケヴィン・クライン、その部下である検事ジョセフ・ホルトのダニー・ヒューストン、裁判長デイビッド・ハンターのコルム・ミーニイ、暗殺の主犯ジョン・ウィルクス・ブースのトビー・ケベル、共犯者ジョン・サラットのジョニー・シモンズ、ルイス・ペインのノーマン・リーダス、主人公の恋人アレクシス・ブレデル、居酒屋の店主ジョン・M・ロイドのスティーヴン・ルート、検察側の証人ルイス・ウェイクマンのジョナサン・グロフ、弁護側の証人シェー・ウィガム、神父デヴィッド・アンドリュース、アンドリュー・ワイリー判事のジョン・カラム、メアリー・サラットを処刑台に導くジョン・ハートランフト准将のジム・トゥルー=フロストなどが共演している。