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悲しみが乾くまで Things We Lost in the Fire (2007)

夫の死を受け入れられない女性が夫を唯一の友として慕っていた麻薬依存症の男性との親交を通して立ち直ろうとする姿を描く、製作サム・メンデス、監督スサンネ・ビア、主演ハル・ベリーベニチオ・デル・トロデヴィッド・ドゥカヴニー他共演のドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ


スタッフ キャスト
監督:スサンネ・ビア
製作
サム・メンデス

サム・マーサー
製作総指揮
ピッパ・ハリス
アラン・ローブ

脚本:アラン・ローブ
撮影:トム・スターン
編集
ペニッラ・ベック・クリステンセン

ブルース・キャノン
音楽:ヨハン・セーデルクヴィスト

出演
ハル・ベリー:オードリー・バーク
ベニチオ・デル・トロ:ジェリー・サンボーン
デヴィッド・ドゥカヴニー:ブライアン・バーク
アリソン・ローマン:ケリー
オマー・ベンソン・ミラー:ニール
ジョン・キャロル・リンチ:ハワード・グラスマン
アレクシス・リュウェリン:ハーパー・バーク
マイカ・ベリー:ドリー・バーク
ロビン・ワイガート:ブレンダ
ポーラ・ニューサム:ダイアン
サラ・ドゥブロフスキー:スプリング
モーリーン・トーマス:ジニー・バーク
パトリシア・ハラス:グラスマン夫人
キャロライン・フィールド:テレサ・ハドック

アメリカ 映画
配給 ドリームワークス
2007年製作 117分
公開
北米:2007年10月19日
日本:2008年3月29日
製作費 $16,000,000
北米興行収入 $3,241,830
世界 $8,547,730


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
シアトル
オードリー・バーク(ハル・ベリー)は、夫ブライアン(デヴィッド・ドゥカヴニー)と娘ハーパー(アレクシス・リュウェリン)、息子のドリー(マイカ・ベリー)とで幸せな日々を送っていた。

そんなオードリーは、ある日、突然、夫を失う。

葬儀の準備をしている最中に、ブライアンのパソコンの着信メールに気づいたオードリーは、それを見る勇気がない。

オードリーの弟ニール(オマー・ベンソン・ミラー)が、それをチェックして返信する。

ブライアンの幼馴染のジェリー・サンボーン(ベニチオ・デル・トロ)に連絡をし忘れていたことに気づいたオードリーは、ニールに頼んで彼に知らせてもらう。

その後、ブライアンの葬儀は終わり、会食にも出席したジェリーは、隣人のハワード・グラスマン(ジョン・キャロル・リンチ)に声をかけられる。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
家族と幸せな日々を送っていたオードリー・バークは、ある事件により最愛の夫ブライアンを亡くす。
葬儀の準備をしている最中にオードリーは、夫の幼馴染であるジェリーに連絡をし忘れていたことに気づき、彼に連絡する。
その後、ジェリーの様子を見に行ったオードリーは、彼がヘロイン中毒のクリニックで働きながら治療していることを知る。
火事で焼けたガレージの修復を頼み、住宅ローンの返済があると言ってジェリーに部屋を貸すことを提案したオードリーは、それに同意してもらう。
しかしジェリーは、隣人のハワードから、家のローンが完済されていることを聞き、オードリーにそれを問質そうとする。
オードリーが、心の拠り所をなくし、夜も眠れぬ日々を送っていたことを知ったジェリーは、彼女に優しく接して心を癒そうとするのだが・・・。
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デンマーク出身の女性監督スサンネ・ビアが、ハリウッドに招かれた最初の作品。

夫を亡くした主人公と麻薬中毒の夫の友人との交流と、二人の失うものと得るものを交互に描き、その様を繊細に描写する深いドラマに仕上がっている。

アカデミー賞受賞者である主人公の二人、突然の夫の死を受け入れられない女性を演ずるハル・ベリーと、夫の幼馴染である麻薬患者役のベニチオ・デル・トロの、実力派らしい確かな演技は見応えがある。

地味であり商業ベースには乗らなかった作品ではあるが、演技派スターの見事なパフォーマンスを堪能できる。

妻や子供達に愛情を注ぎながら、苦しむ親友を見捨てない、見知らぬ夫婦の争いに巻き込まれて死亡する主人公の夫役デヴィッド・ドゥカヴニー、元麻薬患者で、セミナーの同僚(ベニチオ・デル・トロ)を気遣うアリソン・ローマン、隣人の実業家役のジョン・キャロル・リンチ、その妻パトリシア・ハラス、主人公の弟オマー・ベンソン・ミラー、子供達アレクシス・リュウェリンとマイカ・ベリー、主人公の友人、ロビン・ワイガートポーラ・ニューサムなどが共演している。


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