5453 Movies

薔薇の素顔 Color of Night (1994)

患者の自殺で心に傷を負った精神科医が、友人である同業医師のセラピーに参加し多重人格者の患者が絡む殺人事件に巻き込まれる姿を描く、監督リチャード・ラッシュ、主演ブルース・ウィリスジェーン・マーチルーベン・ブラデスレスリー・アン・ウォーレン他共演のサスペンス・スリラー。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(サスペンス/犯罪)

ブルース・ウィリス / Bruce Willis 作品一覧


スタッフ キャスト ■
監督:リチャード・ラッシュ

製作
バズ・フェイトシャンズ

デヴィッド・マタロン
製作総指揮:アンドリュー・G・ヴァイナ

原案:ビリー・レイ
脚本
マシュー・チャップマン

ビリー・レイ
撮影:ディートリッヒ・ローマン
編集:ジャック・ホフストラ
音楽:ドミニク・フロンティア

出演
ブルース・ウィリス:ビル・キャパ
ジェーン・マーチ:ローズ/リッチー/ボニー
ルーベン・ブラデス:ヘクター・マルティネス
レスリー・アン・ウォーレン:ソンドラ・ドリオ
スコット・バクラ:ボブ・ムーア
ブラッド・ドゥーリフ:クラーク
ランス・ヘンリクセン:バック
ケヴィン・J・オコナー:ケイシー・ハインツ
シャーリー・ナイト:エディス・ニーデルマイヤー
アンドリュー・ロウリー:デイル
エリック・ラ・サール:アンダーソン
キャスリーン・ウィルホイト:ミシェル
ジェフ・コーリイ:アシュランド

アメリカ 映画
配給 ハリウッド・ピクチャーズ
1994年製作 121分(140:DC)
公開
北米:1994年8月19日
日本:1994年11月
製作費 $40,000,000
北米興行収入 $19,721,810


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
ニューヨーク
精神科医ビル・キャパ(ブルース・ウィリス)は、患者ミシェル(キャスリーン・ウィルホイト)が自分のオフィスから飛び降り自殺し、流れ出る彼女の鮮血を見て以来、赤色が見えなくなってしまう。

心の整理ができないまま、キャパはロサンゼルスの同業医師ボブ・ムーア(スコット・バクラ)を訪ねる。

そして、ボブのグループ・セラピーに、キャパも参加することになる。

情緒不安定なソンドラ・ドリオ(レスリー・アン・ウォーレン)、自閉症のリッチー(ジェーン・マーチ)、妻子を同時に失い、そのショックから立ち直れないバック(ランス・ヘンリクセン)、被害妄想の画家ケイシー・ハインツ(ケヴィン・J・オコナー)、数字に拘る潔癖症の弁護士クラーク(ブラッド・ドゥーリフ)、そしてキャパは、暫く語り合いセラピーを終える。

ボブの豪邸に案内されたキャパは、彼から、5人の患者の内の誰かに、命を狙われているという話しを聞かされる。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
ニューヨークの精神科医ビル・キャパは、患者が目の前で自殺し、流れ出る鮮血を見て以来、赤色が見えなくなってしまう。
ショックを受けたキャパは、友人である同業医師のボブを訪れるために、ロサンゼルスに向かう。
キャパは、ボブのグループセラピーに参加するが、彼が、その5人の内の誰かに命を狙われているという話しを聞かされる。
そしてボブは、その話の通りオフィスで殺されてしまう。
キャパは、そのままボブの家に滞在し、警察の捜査に協力するが、ある日、ローズという女性と車の接触事故を起こす。
キャパは、セラピーの5人に、それを引き継いでもらいたい意向を伝えられるが躊躇してしまう。
その後キャパは、再会したローズと親密になり、ボブとの確執を警察に疑われながら、自分に迫る危険を感じ始める・・・。
__________

撮影当時ブルース・ウィリスは38歳、20歳のジェーン・マーチとの、濃厚なラブシーンが問題となり、編集、再編集で公開が遅れ、大きな話題になった作品でもある。

若い女性が、変質者である兄に強要されて、人格を死んだ弟に変えられていたことが、殺人事件を招くという、謎が解明されていくクライマックスはホラー・タッチでもあり、少年に扮する女性の様子もどことなく不気味な雰囲気で、緊迫感を煽る。

事故で、鮮血の”赤”が見分けられなくなる、主人公の不安定な心理状態なども随所で生かされ、ドラマを効果的に盛り上げている。

ゴールデングローブ賞にノミネートされた主題曲や、ドミニク・フロンティアの音楽も印象的だ。

しかし、ラジー賞で作品賞を受賞し、同賞を総なめしそうになってしまったのは、ラブ・シーンばかりが強調されたことが原因だったのかもしれないが、少し気の毒な気はする。

精神科医に似合わないタフガイ振りを見せるブルース・ウィリス、彼とは親子ほど年が違うヒロイン、ジェーン・マーチの体当たりの大胆演技は見ものだ。

悪態ばかりついているが、人間味のある刑事ルーベン・ブラデス、主人公の同業医師スコット・バクラ、患者のレスリー・アン・ウォーレンブラッド・ドゥーリフランス・ヘンリクセンケヴィン・J・オコナー、精神科医の未亡人シャーリー・ナイト、殺人犯アンドリュー・ロウリー、刑事エリック・ラ・サールなどが共演している。


Translate / 翻訳
About TMT        Privacy Policy        Sitemap
That's Movie Talk! © 2022