70歳前後の元テストパイロットたちの宇宙での活躍を描く、製作、監督、主演クリント・イーストウッド、トミー・リー・ジョーンズ、ドナルド・サザーランド、ジェームズ・ガーナー他豪華スター競演のスペース・アクション。 |
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■ スタッフ キャスト ■
監督:クリント・イーストウッド
製作総指揮:トム・ルーカー
製作
クリント・イーストウッド
アンドリュー・ラザー
脚本
ケン・カウフマン
ハワード・クラウスナー
撮影:ジャック・N・グリーン
編集:ジョエル・コックス
音楽:レニー・ニーハウス
出演
フランク・コーヴィン:クリント・イーストウッド
ホーク・ホーキンズ:トミー・リー・ジョーンズ
ジェリー・オニール:ドナルド・サザーランド
タンク・サリバン:ジェームズ・ガーナー
サラ・ホランド:マーシャ・ゲイ・ハーデン
ボブ・ガーソン:ジェームズ・クロムウェル
ジーン・デイヴィス:ウィリアム・ディヴェイン
イーサン・グランス:ローレン・ディーン
ヴォストウ将軍:ラデ・シェルベッジア
バーバラ・コーヴィン:バーバラ・バブコック
ロジャー・ハインズ:コートニー・B・ヴァンス
本人:ジェイ・レノ
アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
2000年製作 130分
公開
北米:2000年8月4日
日本:2000年11月3日
製作費 $65,000,000
北米興行収入 $90,454,040
世界 $128,884,130
■ アカデミー賞 ■
第73回アカデミー賞
・ノミネート
音響編集賞
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
1958年。
アメリカ空軍のテストパイロット、フランク・コーヴィン、ホーク・ホーキンズ、タンク・サリバン、そしてジェリー・オニールらは、上官のボブ・ガーソン少佐から、彼らのミッション”ダイダロス”の終了を言い渡される。
政府機関NASA発足が発表され、ガーソンは、アメリカ初の宇宙飛行士である”サル”を紹介し、コーヴィンはマスコミを前に握手させられる。
40年後、NASA。
プロジェクト・ディレクターとなったガーソン(ジェームズ・クロムウェル)は、役目の終わったロシアの通信衛星が軌道を外れ、やがて大気圏で燃え尽き海上に落下することを、部下サラ・ホランド(マーシャ・ゲイ・ハーデン)に発表させる。
しかし、ロシアのヴォストウ将軍(ラデ・シェルベッジア)は、衛星を失うことで、国内に混乱が生じることを恐れる見解を示す。
ガーソンは会見を引き継ぎ、大統領命令で、衛星が修理されることになったことを伝える。
しかし、それは政治的配慮から、ガーソンが独断で決めたことだった。
やがて、使われているシステムの古さから、NASA内のエンジニアには、衛星の扱いが出来ないことが分かる。
ホランドは、衛星の誘導装置が、”スカイラブ計画”のものと同じことに気付き、ガーソンは、その設計者がコーヴィン(クリント・イーストウッド)だということを承知していた。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
40年前のNASA発足当時から在籍するプロジェクト・ディレクターのガーソンは、ロシアの役目の終えた通信衛星が軌道を外れ、地球上に落下することを発表する。
しかし、ロシア側が衛星を失うことに懸念を示して、ガーソンは政治的配慮から、衛星を修理することを独断で決めてしまう。
ところが、使われているシステムの古さが問題となり、衛星の誘導装置が”スカイラブ計画”のものと同じことから、ガーソンは、その設計者であるフランク・コーヴィンに協力させようと、部下のホランドを派遣する。
コーヴィンは、自分達テストパイロットを裏切った、かつての上官ガーソンの依頼を断り、ホランドを追い払ってしまう。
そんなコーヴィンだったが、ある考えが浮かんだために、NASAに向かう。
コーヴィンは、かつての仲間ホーキンズ、サリバン、オニールを召集し、40年前のチームを復活させて宇宙に飛び、自分達の手で衛星を修理するという、脅しとも言える提案をガーソンに突きつける・・・。
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40年前の主人公達の風貌などを、うまく再現した、「ライトスタッフ」(1983)を思わせるオープニングと映像がまず楽しめる、ノスタルジックな男のロマンを感じさせてくれる作品。
北米興行収入は約9000万ドル、全世界では約1億2900万ドルのヒットとなった。
クリント・イーストウッドが宇宙服を着る姿は、なんとなく奇妙な感じがするのだが、コメディ風の作風ということで、それもまたよしと言える。
終盤の宇宙での活動なども、なかなか迫力ある映像で描かれ、NASA全面協力による、訓練映像なども手抜きがなく見応えある。
第73回アカデミー賞では、音響編集賞にノミネートされた。
昔から主人公の4人を見ている者にとって、非常に気になるのが彼らの身長で、年をとると背が縮んでしまうということがよくわかる。
特にジェームズ・ガーナーは、背が縮む病気だとも言われていて、若い頃は長身(190cm)を活かし堂々たる演技を見せていたものなのだが・・・。
どう見ても、彼は10cm位背が低くなってしまったように見えるのだが、イーストウッドも、以前のように、抜きん出た長身ではなくなっている。
逆にドナルド・サザーランドは、昔と変わらないように見える。
本作の30年前にイーストウッドと共演した「戦略大作戦」(1970)では、彼より背が低かったのだが、今回は逆転していたのには驚いた。
3人よりも一回り若いトミー・リー・ジョーンズ(54歳)も大柄で185cm以上はあるようにも見える。
4人の大スターと宇宙が舞台という、スケールの大きさと、良くできたセットや特撮場面など、肩のこらない痛快な作品に仕上がり十分に楽しめる。
その長身だった4人よりはるかに背が高い元上官役ジェームズ・クロムウェル(201cm)、頑固者であるホーキンズ(T・L・ジョーンズ)の男らしさに惹かれるマーシャ・ゲイ・ハーデン、管制主任ウィリアム・ディヴェイン、若手宇宙飛行士ローレン・ディーンとコートニー・B・ヴァンス、ロシアの将軍ラデ・シェルベッジア、コーヴィン(イーストウッド)の妻バーバラ・バブコック、他、ジェイ・レノも本人役で登場する。