麻薬組織壊滅の任務を遂行する工作員とCIA見習いのアメリカ大使館員の活動を描く、原案リュック・ベッソン、監督ピエール・モレル、主演ジョン・トラボルタ、ジョナサン・リース=マイヤーズ他共演のノンストップ・アクション。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:ピエール・モレル
製作総指揮:ヴィルジニー・シラ
製作:インディア・オズボーン
原案:リュック・ベッソン
脚本:アディ・ハサック
撮影:ミシェル・アブラモヴィッチ
編集:フレデリック・トラヴァル
音楽:デヴィッド・バックリー
出演
チャーリー・ワックス:ジョン・トラボルタ
ジェームズ・リース:ジョナサン・リース=マイヤーズ
キャロリン:カシア・スムトゥニアク
ベニントン大使:リチャード・ダーデン
ニコール:アンバー・ローズ・レヴァ
ラシッド:シェムズ・ダマニ
代表団長:アレクサンドラ・ボイド
ディア・ヤシン:モステファ・スティティ
税関員:ディディエ・コンスタン
ドイツ人観光客:デヴィッド・ガスマン
売春婦:メリッサ・マルス
M・ウォン:ビン・イン
ヒモ:サミ・ダール
トレンチコートの男:ヨアキム・デ・アルメリア
フランス/アメリカ 映画
配給
ヨーロッパ・コープ(フランス)
ワーナー・ブラザーズ(北米)
2010年製作 92分
公開
フランス:2010年3月17日
北米:2010年2月5日
日本:2010年5月15日
製作費 $52,000,000
北米興行収入 $23,979,740
世界 $52,826,590
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
パリ。
アメリカ大使館員のジェームズ・リース(ジョナサン・リース=マイヤーズ)は、CIAの見習いという裏の顔を持っていた。
翌日、ベニントン大使(リチャード・ダーデン)の外相との会談に同席したリースは、指示されていた通り、 その部屋に盗聴マイクを仕掛ける。
その夜、自宅アパートに帰ったリースは、アメリカから到着した相棒となる男を、空港に迎えに行くように指示される。
婚約者キャロリン(カシア・スムトゥニアク)から、父の指輪を贈られたリースは、お互いの愛を確認した空港に向かう。
税関で、揉め事を起こしていたチャーリー・ワックス(ジョン・トラボルタ)は、リースの手助けで隠し持っていた銃などを持ち込み、何食わぬ顔で中華料理店に案内させる。
食事をするワックスは、ウエイターにいきなり銃を向け、店内で銃を乱射し、隠された麻薬を見つけ退散する。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
CIAの見習いという顔も持つアメリカ大使館員リースは、相棒になる工作員のチャーリー・ワックスを空港で出迎える。
リースは、心の準備も出来ぬままに、破天荒な行動派ワックスから早々に麻薬組織壊滅の任務を知らされる。
派手に暴れまわるワックスは、麻薬を資金源にしているテロリストを倒すための行動に出る。
やがてリースは、自分と婚約者であるキャロリンがその任務に深く関っていることを知る・・・。
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「District 13」(2004)、「96時間」(2008)に続く、リュック・ベッソン原案、ピエール・モレル監督作品。
ハリウッドのお家芸であるアクションの手法を、パリを舞台に繰り広げる、凄まじいアクションとスピード感ある演出は息つく暇もないほどだ。
手抜きのないど迫力の銃撃戦やカーチェイス、気の利いたジョークを散りばめたセリフなども十分楽しめるが、意外にもパリの異国的な雰囲気があまり感じられない。
やや垢抜けない”From Paris・・・”という原題も気になる。
興行収入も北米で約2400万ドル、全世界で約5300万ドルと、ようやく製作費を回収できる程度に終わってしまった。
大スターのジョン・ トラボルタが主演でなくても、娯楽作として十分に満足できる作品だと思うが、スキンヘッドの型破りな荒くれ男を演じた彼の魅力は見逃せない。
人間味ある主人公に、次第に感化されていく、CIA見習いの大使館員を演ずるジョナサン・リース=マイヤーズが、ひ弱なエリート役人から、逞しく成長していく姿も嫌味なく描かれている。
精神的にも主人公と対等に渡り合えるようになり、友情も芽生えるラストも実に爽やかだ。
実はスパイだったテロの実行犯である、リース(J・ R=マイヤーズ)の婚約者カシア・スムトゥニアク、その友人のアンバー・ローズ・レヴァ、アメリカ大使のリチャード・ダーデン、ヤクの売人役シェムズ・ダマニ、代表団長のアレクサンドラ・ボイドなどが共演している。