イギリスのジャーナリスト、リン・バーバーの体験記を基に製作された作品。 成績優秀な女子高生が大人の男性との出会いで経験する喜びや挫折を描く、監督ロネ・シェルフィグ、主演キャリー・マリガン、ピーター・サースガード、アルフレッド・モリーナ、カーラ・セイモア、ドミニク・クーパー、ロザムンド・パイク、エマ・トンプソン、オリヴィア・ウィリアムズ、サリー・ホーキンス他共演のドラマ。 |
・ドラマ
・ロザムンド・パイク / Rosamund Pike / Pinterest
・サリー・ホーキンス / Sally Hawkins / Pinterest
■ スタッフ キャスト ■
監督:ロネ・シェルフィグ
製作総指揮
デヴィッド・M・トンプソン
ニック・ホーンビィ他
製作
フィノラ・ドワイヤー
アマンダ・ポージー
原作:リン・バーバー
脚本:ニック・ホーンビィ
撮影:ジョン・デ・ボーマン
編集:バーニー・ピリング
音楽:ポール・イングリッシュビィ
出演
ジェニー・メラー:キャリー・マリガン
デヴィッド・ゴールドマン:ピーター・サースガード
ジャック・メラー:アルフレッド・モリーナ
マージョリー・メラー:カーラ・セイモア
ダニー:ドミニク・クーパー
ヘレン:ロザムンド・パイク
ウォルターズ校長:エマ・トンプソン
スタッブズ:オリヴィア・ウィリアムズ
サラ・ゴールドマン:サリー・ホーキンス
グラハム:マシュー・ビアード
ヘイティ:アマンダ・フェアバンク=ハインズ
ティナ:エリー・ケンドリック
イギリス 映画
配給 ソニー・ピクチャーズ・クラシックス
2000年製作 100分
公開
イギリス:2009年10月30日
北米:2009年10月16日
日本:2010年4月17日
製作費 $7,500,000
北米興行収入 $12,574,720
世界 $26,096,850
■ アカデミー賞 ■
第82回アカデミー賞
・ノミネート
作品
主演女優(キャリー・マリガン)
脚色賞
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
1961年、ロンドン、トゥイッケナム。
成績優秀な高校生ジェニー・メラー(キャリー・マリガン)は、父ジャック(アルフレッド・モリーナ)と母マージョリー(カーラ・セイモア)から、オックスフォード大学への入学を期待されていた。
ある日、ジェニーは楽団の練習の帰り道、雨の中、路上に立っていたところを、デイヴィッド・ゴールドマン(ピーター・サースガード)に声をかけられる。
ジェニーが濡れるのを気の毒に思ったデヴィッドは、彼女とチェロを車に乗せようとする。
デヴィッドは、怪しい男だと思われたくなかったために、濡れてしまうチェロだけを車に載せ、ジェニーはその横を歩くことになる。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
両親の希望で、オックスフォード大学への進学を義務付けられている成績優秀な高校生ジェニー・メラーは、ある日、裕福そうな男性のデヴィッドと出会う。
紳士的で人懐っこい性格のデヴィッドに、親しみを持ったジェニーは彼の誘われつつ初めての恋を感じ始める。
学業に縛られた平凡な高校生では体験できない世界に魅了されていくジェニーは、人の道を外れた姿も見せるデヴィッドを許して、愛を受け入れてしまう。
そして、学生や教師達の苦痛に耐えているような生活を見て嫌気が差し、ジェニーはデヴィッドの愛を取り学校を辞めてしまう。
しかし、両親からも信頼されたデヴィッドには、信じられない秘密が隠されていたことを、ジェニーは知ることになる・・・。
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世界の若者文化の中心的存在”スウィンギング・ロンドン”の直前、50年前のロンドンを舞台にはしているが、実際にはかなり閉鎖的ではなかったのではと思わせる描写は、意識的だったのだろうか・・・。
服装や車などを除外して見ていると、現在の日本よりも遥かに進歩的な人々の言動などが非常に印象的だ。
第82回アカデミー賞では、作品、主演女優(キャリー・マリガン)、脚色賞にノミネートされた。
注目は、撮影当時22歳ではあったが、童顔で初々しい少女から挫折と苦悩でどん底を味わい可愛らしさが消え去る表情までを見事な表現力で演じきる、キャリー・マリガンの熱演は光る。
酷なようだが、騙されるのは分かっていながら、この少女がどう対処し成長していくのかを観察していると実に興味深く観れる。
それに応えるキャリー・マリガンの演技は見事としか言いようがない。
詐欺師まがいのプレイボーイ、女性にとっては最悪の男ながら、一途さも感じさせるピーター・サースガード、厳格が過ぎる父親かと思いきや、次第に人間味を見せる愛すべきキャラクターを、個性派らしく演ずるアルフレッド・モリーナ、その妻役のカーラ・セイモア、主人公二人の関係をクールに見守るドミニク・クーパー、その恋人で、実生活ではオックスフォード出身の才女である、少し軽いイメージの女性を演ずるロザムンド・パイク、主人公の復学を許さない学校長エマ・トンプソン、逆に、主人公を見捨てない教師役のオリヴィア・ウィリアムズ、主人公の友人役のアマンダ・フェアバンク=ハインズ、エリー・ケンドリック、主人公のボーイフレンドのマシュー・ビアード、デヴィッド(P・サースガード)の妻役サリー・ホーキンスなどが共演している。