5453 Movies

タップス Taps (1981)

閉校が決まったミリタリー・アカデミー候補生の少年達が施設を占拠して抵抗する姿を描く、監督ハロルド・ベッカー、主演ジョージ・C・スコットティモシー・ハットンロニー・コックスショーン・ペントム・クルーズ他共演のドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ

トム・クルーズ / Tom Cruise 作品一覧
トム・クルーズ / Tom Cruise / Pinterest
ショーン・ペン / Sean Penn / Pinterest


スタッフ キャスト ■
監督:ハロルド・ベッカー

製作
スタンリー・R・ジャッフェ

ハワード・B・ジャフィ
原作:デヴァリー・フリーマン”Father Sky”
脚本
ダリル・ポニックサン

ロバート・マーク・ケイメン
撮影:オーウェン・ロイズマン
編集:モーリー・ワイイトローブ
音楽:モーリス・ジャール

出演
ハーラン・ベイシュ准将:ジョージ・C・スコット

ブライアン・モアランド:ティモシー・ハットン
カービー大佐:ロニー・コックス
アレックス・ドワイヤー:ショーン・ペン
デイヴィッド・ショーン:トム・クルーズ
JC・ピアース:ジャンカルロ・エスポジート
エドワード・ウエスト:エヴァン・ハンドラー
ケヴィン・モアランド:ウェイン・ティピット

アメリカ 映画
配給 20世紀FOX

1981年製作 126分
公開
北米:1981年12月20日
日本:1982年5月
北米興行収入 $35,856,050


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
歴史と伝統を誇る”バンカーヒル・ミリタリー・アカデミー”の校長ハーラン・ベイシュ准将(ジョージ・C・スコット)は、最高学年に進級する模範生、ブライアン・モアランド(ティモシー・ハットン)を、新たな指揮官として少佐に任命する。

部屋に帰ったモアランドは、同室のアレックス・ドワイヤー(ショーン・ペン)や同僚デイヴィッド・ショーン(トム・クルーズ)、そしてエドワード・ウエスト(エヴァン・ハンドラー)らに昇格を祝福される。

華やかな卒業式の式典が始まり、ベイシュ将軍は訓示で、理事会の決定により、150年近く続いたアカデミーが、1年の猶予後に閉校されることを述べる。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
伝統あるミリタリー・アカデミーが、理事会の決定により閉校されることが決まる。
校長のハーラン・ベイシュ准将はそれに抵抗しようとするが、ある事件で民間人の少年を射殺してしまい、彼は逮捕されてしまう。
将軍の意思を継ぐ、指揮官のモアランド少佐は、アカデミーの武器を確保して施設を占拠し、閉校の再検討を要求する。
候補生の不安が募る中、周囲の説得に屈せず、軍人としての誇りを胸に抵抗を続けるモアランドだった。
その後、落伍者や怪我人、そして師と仰ぐ将軍の死を知らされたモアランドは、指揮官としての真価を問われる時が来る・・・。
__________

デヴァリー・フリーマンの著書”Father Sky”を基に製作された作品。

多くの戦いに疲弊した国民感情が、国家を守った軍人達の価値を過小評価し出した時に起きる悲劇。
その現場にいる者の、苦しみや挫折を描き考えさせられる、奥深い作品に仕上がっている。

その後に、ハリウッドを代表する人気スターとなるトム・クルーズや実力派のショーン・ペンらの、初々しい姿が実に新鮮で、”青春映画”のように捉えられてしまいがちの作品だが、上記のように伝統や歴史、国家の威信を重んじるアメリカの強さの源が感じられる作品でもある。

原題の”Taps”とは、将軍の死を悼む場面で流れる、葬送ラッパを意味する。

ドラマの序盤で姿を消してしまう主演のジョージ・C・スコットだが、若者達、特に主人公に尊敬される人物でありながら、軍のお荷物として黄昏れていく姿が哀しげで、故にその存在感と重厚な演技が印象に残る。

何箇所かのミリタリー・アカデミーで撮影されたリアルなロケや、少年達の統制の取れた隊列も見事で、モーリス・ジャールが担当している音楽も注目だ。

前年の「普通の人々」(1980)でアカデミー助演賞を受賞したティモシー・ハットンは、それに続く名演を見せ、本作でもゴールデングローブ賞にノミネートされた。

アカデミーを包囲する指揮官のロニー・コックス、繊細な心を持つ候補生ショーン・ペン、対照的に自分本位で攻撃的なトム・クルーズ、火傷を負うジャンカルロ・エスポジート、脱落者エヴァン・ハンドラー、主人公の父親ウェイン・ティピットなどが共演している。


Translate / 翻訳
About TMT        Privacy Policy        Sitemap
That's Movie Talk! © 2022