差別により虐げられながら未来に向けて希望を主張し続ける大学のディベート・チームとその指導者の闘いを描く、監督、主演デンゼル・ワシントン、フォレスト・ウィテカー他共演による実録ドラマ。 |
・ドラマ
・デンゼル・ワシントン / Denzel Washington 作品一覧
■ スタッフ キャスト ■
監督:デンゼル・ワシントン
製作
トッド・ブラック
ケイト・フォート
ジョー・ロス
オプラ・ウィンフリー
製作総指揮
デヴィッド・クロケット
ボブ・ワインスタイン
ハーヴェイ・ワインスタイン
原案
ロバート・エイゼル
ジェフリー・ポロ
脚本:ロバート・エイゼル
撮影:フィリップ・ルースロ
編集:ヒューズ・ウィンボーン
音楽
ピーター・ゴラブ
ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演
メルヴィン・B・トルソン:デンゼル・ワシントン
ジェームズ・L・ファーマーSr.:フォレスト・ウィテカー
ジェームズ・L・ファーマーJr.:デンゼル・ウィッテカー
ヘンリー・ロウ:ネイト・パーカー
サマンサ・ブック:ジャーニー・スモレット
ハミルトン・バージェス:ジャーメイン・ウィリアムズ
ルース・トルソン:ジーナ・ラヴェラ
ドージア保安官:ジョン・ハード
パール・ファーマー:キンバリー・エリス
アメリカ 映画
配給 ワインスタイン・カンパニー
2007年製作 126分
公開
北米:2007年12月25日
日本:未公開
製作費 $15,000,000
北米興行収入 $30,236,410
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
1935年、テキサス州マーシャル。
”ワイリー大学”の神学の教授ジェームズ・L・ファーマーSr.(フォレスト・ウィテカー)は、虐げられた日々から抜け出すには”教育”しかないことを常に訴えていた。
同じ考えの教師メルヴィン・B・トルソン(デンゼル・ワシントン)は、ディベート・チームを作ることを考え、その選考を始める。
トルソンは、志願者や声をかけた学生を家に呼んで選考会を始める。
その結果トルソンは、ファーマーの息子ジェームズ、ヘンリー・ロウ(ネイト・パーカー)、ハミルトン・バージェス(ジャーメイン・ウィリアムズ)、転校生サマンサ・ブック(ジャーニー・スモレット)らをチームのメンバーに選考する。
それを喜ぶジェームズは、チームに入ったことを父ファーマーに報告する。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
1935年、テキサス州マーシャル。
”ワイリー大学”の教師メルヴィン・B・トルソンは、差別を受けながらの生活環境を脱する方法として教育を重視し、学生のディベート・チームを作ろうとする。
トルソンは、同大学の神学教授ファーマーの息子ジェームズ、ヘンリー、サマンサらでチームを結成して厳しい指導を始める。
チームは一丸となり各大学との対戦で連勝を続け、彼らは自分達の考えを主張する。
そんな時、かねてから小作人の組合活動に協力していたトルソンは逮捕されてしまう。
混乱を避けるために保安官を説得したファーマーは、トルソンを釈放させる。
活動を制限され警察の監視下に置かれたトルソンは、今後も闘い続けることをチームのメンバーに伝えるのだが・・・。
__________
実力派ナンバー1スターのデンゼル・ワシントンが、「アントワン・フィッシャー」(2002)に続いて監督と主演を兼ねた作品。
主に人間ドラマ的な展開ではあるが、公民権運動が活発化する前の時代、南部の厳しい差別問題と、不況下の労働者問題などを絡めた社会派ドラマでもある。
その分野を得意とするデンゼル・ワシントンの、逞しい考えの人々を描く力強い演出は注目で、実在の人物が登場する説得力のある内容となっている。
ディベート・チームの活動の描写を重視しているために、主演でもあるが監督のデンゼル・ワシントンはやや控えめな演技で、学生達を支える役柄を演じている。
同じく演技派のフォレスト・ウィテカーは、神学教授であるジェームズ・L・ファーマーSr.を重厚に演じ、表情が実にいい、息子ジェームズJr.役のデンゼル・ウィッテカー(撮影当時16歳)の好演も光る。
ディベート・チームのネイト・パーカー、ジャーニー・スモレット、ジャーメイン・ウィリアムズ、主人公の妻ジーナ・ラヴェラ、保安官ジョン・ハード、ファーマーの妻キンバリー・エリスなどが共演している。