理想と現実を見つめながら生きる銃乱射事件に巻き込まれた高校生の死の瞬間までを描く、ユマ・サーマン、エヴァン・レイチェル・ウッド他共演、製作、監督ヴァディム・パールマンによるミステリー・ドラマ。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:ヴァディム・パールマン
製作総指揮
トッド・ワグナー
マーク・キューバン
マーク・バタン
製作
ヴァディム・パールマン
エイメ・ペロンネ
アンソニー・カタガス
原作:ローラ・カジシュキー
脚本:エミール・スターン
撮影:パヴェル・エデルマン
編集:デヴィッド・バクスター
音楽:ジェームズ・ホーナー
出演
ダイアナ・マクフィー:ユマ・サーマン
ダイアナ(少女期):エヴァン・レイチェル・ウッド
モーリーン:エヴァ・アムリ
マーカス:オスカー・アイザック
エマ・マクフィー:ガブリエル・ブレナン
ポール・マクフィー:ブレット・カレン
マクロード:ジャック・ギルピン
マイケル・パトリック:ジョン・マガロ
ダイアナの母:モリー・プライス
アマンダ(少女期):ナタリー・ポールディング
アマンダ:マギー・レイシー
アメリカ 映画
配給 マグノリア・ピクチャーズ
2008年製作 89分
公開
北米:2008年4月18日
日本:2009年3月14日
製作費 $8,000,000
北米興行収入 $303,440
世界 $7,248,490
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
コネチカット州。
高校生のダイアナ・マクフィー(エヴァン・レイチェル・ウッド)は、周囲に対して反抗的な態度を取り、問題ばかり起こす少女だった。
そんなダイアナは、乱れた生活を送る自分とは対照的な、信仰も厚いクラスメイトのモーリーン(エヴァ・アムリ)には心を許していた。
1年後。
校内のトイレにいたダイアナとモーリーンは、銃の乱射事件が起きたのに気づく。
多数の死者を出した高校はパニックとなり、周囲は警察に包囲される。
__________
15年後・・・。
哲学教授のポール・マクフィー(ブレット・カレン)と結婚し、美術史の教授になっていたダイアナ(ユマ・サーマン)は、娘エマ(ガブリエル・ブレナン)と共に幸せな日々を送っていた。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
周囲に反抗的で、奔放な毎日を送る高校生ダイアナ・マクフィーには、モーリーンという心の友がいた。
二人はある日、校内で起きた銃乱射事件に巻き込まれ、犯人に銃を突きつけられながら、”どちらを殺すか”の選択を迫られる。
乱れた生活の中で、理想の生活を思い描いていたダイアナは、自分を信じてその決断を下す・・・。
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2002年に発表されたローラ・カジシュキーの同名小説を基に製作された作品。
過去と現実が目まぐるしく入れ替わる場面展開、はっきりと見えてこない”死の決断”の意味、監督ヴァディム・パールマンが、何をどのように訴えようとしているのか混乱してくる中で、随所に多くのヒントを残して、衝撃のクライマックスとラストを迎える。
見終わった後も、一瞬、腑に落ちない思いでいた方は多かったはずだ。
結局は、”悲劇の過去と現実”と思い込ませるストーリーのトリックを、どの次点で”現実と理想の未来”と見抜くかがポイントで、それに気づかないままエンドロールを迎えると混乱してしまうという、実に凝った仕上がりの作品。
”過去の惨劇と罪悪感”に悩まされながら毎日を送る、”現実ではない”主人公を演ずるユマ・サーマン、夫ブレット・カレン、娘のガブリエル・ブレナン、ユマ・サーマンを凌ぐ存在感で高校生時代のダイアナを演ずるエヴァン・レイチェル・ウッド、彼女のただ一人の友人で”死の選択”を迫られるエヴァ・アムリ、ダイアナ(E・R・ウッド)の恋人オスカー・アイザック、母モリー・プライス、彼女に理解を示す生物教師のジャック・ギルピン、銃乱射犯人ジョン・マガロなどが共演している。