1963年にマーベル・コミックに初登場した、スタン・リーとジャック・カービーの”X-メン”の映画化シリーズの5作品目。 仲間達を襲うロボット”センチネル”の開発を阻止するため過去を変えようとするミュータントの戦いを描く、製作、監督ブライアン・シンガー、主演ヒュー・ジャックマン、ジェームズ・マカヴォイ、マイケル・ファスベンダー、パトリック・スチュワート、イアン・マッケラン、ジェニファー・ローレンス、ハル・ベリー、ニコラス・ホルト他共演のアクション。 |
・ジェームズ・マカヴォイ / James McAvoy / Pinterest
・マイケル・ファスベンダー / Michael Fassbender / Pinterest
■ スタッフ キャスト ■
監督:ブライアン・シンガー
製作
ローレン・シュラー・ドナー
ブライアン・シンガー
サイモン・キンバーグ
ハッチ・パーカー
製作総指揮
スタン・リー
トッド・ハロウェル
ジョシュ・マクラグレン
原作:ジョン・バーン:”デイズ・オブ・フューチャーパスト”
原案
サイモン・キンバーグ
マシュー・ヴォーン
ジェーン・ゴールドマン
脚本:サイモン・キンバーグ
撮影:ニュートン・トーマス・サイジェル
編集:ジョン・オットマン
音楽:ジョン・オットマン
出演
ローガン/ウルヴァリン:ヒュー・ジャックマン
チャールズ・エグゼビア/プロフェッサーX(若年期):ジェームズ・マカヴォイ
チャールズ・エグゼビア/プロフェッサーX(老年期):パトリック・スチュワート
エリック・レーンシャー/マグニートー(若年期):マイケル・ファスベンダー
エリック・レーンシャー/マグニートー(老年期):イアン・マッケラン
レイヴン・ダークホルム/ミスティーク:ジェニファー・ローレンス
オロロ・マンロー/ストーム:ハル・ベリー
ハンク・マッコイ/ビースト(若年期):ニコラス・ホルト
ハンク・マッコイ/ビースト(老年期):ケルシー・グラマー
マリー/ローグ:アンナ・パキン
キティ・プライド/シャドウキャット:エレン・ペイジ
ボリバー・トラスク:ピーター・ディンクレイジ
ボビー・ドレイク/アイスマン:ショーン・アシュモア
ビショップ:オマール・シー
ピーター・ラスプーチン/コロッサス:ダニエル・クドモア
ピエトロ・マキシモフ/クイックシルバー:エヴァン・ピーターズ
クレア・ファガーソン/ブリンク:ファン・ビンビ
ロベルト・ダコスタ/サンスポット:エイダン・カント
ジェームズ・プラウドスター/ウォーパス:ブーブー・スチュワート
ウィリアム・ストライカー(若年期):ジョシュ・ヘルマン
ウィリアム・ストライカー(老年期):ブライアン・コックス
スコット・サマーズ/サイクロップス:ジェームズ・マースデン
ジーン・グレイ:ファムケ・ヤンセン
アレックス・サマーズ/ハヴォック:ルーカス・ティル
トード:エヴァン・ジョニクカイト
リチャード・ニクソン大統領:マーク・カマチョ
アメリカ 映画
配給 20世紀FOX
2014年製作 131分/149分(ローグ・カット)
公開
北米:2014年5月23日
日本:2014年5月30日
製作費 $200,000,000
北米興行収入 $233,921,500
世界 $748,121,500
■ アカデミー賞 ■
第87回アカデミー賞
・ノミネート
視覚効果賞
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
近未来、ニューヨーク。
ミュータント討伐のために開発されたロボット”センチネル”とミュータントとの戦いは激化していた。
モスクワ。
センチネルに襲われたビショップ(オマール・シー)、ボビー・ドレイク/アイスマン(ショーン・アシュモア)、キティ・プライド/シャドウキャット(エレン・ペイジ)、ピーター・ラスプーチン/コロッサス(ダニエル・クドモア)、ロベルト・ダコスタ/サンスポット(エイダン・カント)、ジェームズ・プラウドスター/ウォーパス(ブーブー・スチュワート)、クレア・ファガーソン/ブリンク(ファン・ビンビ)は姿を消す。
中国。
ローガン/ウルヴァリン(ヒュー・ジャックマン)、オロロ・マンロー/ストーム(ハル・ベリー)、チャールズ・エグゼビア/プロフェッサーX(パトリック・スチュワート)、エリック・レーンシャー/マグニートー(イアン・マッケラン)は、ビショップらに会う。
...全てを見る(結末あり)
参考:
・「X-メン」(2000)
・「X-MEN2」(2003)
・「X-MEN:ファイナル ディシジョン」(2006)
・「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」(2011)
・「X-MEN: フューチャー&パスト」(2014)
・「X-MEN: アポカリプス」(2016)
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・「ウルヴァリン: X-MEN ZERO」(2009)
・「ウルヴァリン: SAMURAI」(2013)
・「デッドプール」(2016)
・「ローガン」(2017)
*(簡略ストー リー)
近未来、ミュータントは、政府の承認を受けて科学者トラスクが開発したロボット”センチネル”との戦争で、多くの仲間を失っていた。
ミュータントのウルヴァリン、ストーム、エグゼビア、マグニートーらは、その対抗策を考える。
ミュータントを使ったトラスクの秘密実験を知ったミスティークが、1973年、ベトナム戦争後の”パリ協定”調印時に彼を殺したことがきっかけとなりセンチネルが開発されたたため、エグゼビアらは、過去に戻りそれを阻止することを考える。
そして、ウルヴァリンが過去に向かうことになり、50年前のエグゼビアとマグニートーを協力させようとするのだが・・・。
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バイオテクノロジーから生まれた、政府承認のロボット対ミュータントの戦いのきっかけを絶つという、タイムスリップと進行中の両者の戦争を描く人気シリーズの5作目で、スピンオフ作品を含めると7作目となる。
前作は”キューバ危機”を絡めた緊迫感ある内容であり、今回も、ベトナム戦争後の”パリ協定”の現場が戦争のきっかけとなるという、興味深い内容となっている。
また、”センチネル・プログラム”を承認するのが1973年当時のリチャード・ニクソン大統領という設定も面白い。
クライマックスでは、マグニートーが”ロバート・F・ケネディ・メモリアル・スタジアム”の観客席を移動させるシーンのスケール感なども圧巻だ。
過去と現在を行き交うストーリーも非常に解りやすく、ブライアン・シンガーの手抜きのない軽快な演出も光る快作に仕上がっている。
”センチネル・プログラム”を開発した科学者であり、重要人物として登場するピーター・ディンクレイジ演ずるボリバー・トラスクのキャラクターがコミック的であることも印象深く、いい味で演じ存在感を示している。
逆に、シリーズの顔でもあるマグニートー役のイアン・マッケランが、エグゼビア役のパトリック・スチュワートに比べると控えめな出演だったのがやや寂しい。
第87回アカデミー賞では、視覚効果賞にノミネートされた。
製作費は2億ドル、北米興行収入は約2億3300万ドル、全世界では約7億4800万ドルのメガヒットとなり、他を圧倒するシリーズ最大のヒット作となった。
やはり主演でいてくれると嬉しい、過去に向いミュータントの危機を救おうとするローガン/ウルヴァリンのヒュー・ジャックマン、仲間を失い苦悩するチャールズ・エグゼビア/プロフェッサーXのジェームズ・マカヴォイ、過去の自分の元にウルヴァリンを向かわせるエグゼビアのパトリック・スチュワート、監禁状態から救出され、ミュータントを救うためにウルヴァリンに協力するエリック・レーンシャー/マグニートーのマイケル・ファスベンダー、その老年期イアン・マッケラン、ミュータントとセンチネルの戦争のきっかけを作る重要な役を熱演する、レイヴン・ダークホルム/ミスティークのジェニファー・ローレンス、センチネルと勇敢に戦うオロロ・マンロー/ストームのハル・ベリー、過去に現れたウルヴァリンに協力するハンク・マッコイ/ビーストのニコラス・ホルト、その老年期ケルシー・グラマー、過去に向かったウルヴァリンを制御するキティ・プライド/シャドウキャットのエレン・ペイジ、監禁状態から救い出されて彼女をサポートするマリー/ローグのアンナ・パキン、”センチネル・プログラム”の開発者である科学者ピーター・ディンクレイジ、ペンタゴンからマグニートーを救い出すために、ウルヴァリンから協力を求められるピエトロ・マキシモフ/クイックシルバーのエヴァン・ピーターズ、センチネルと戦うミュータント、ボビー・ドレイク/アイスマンのショーン・アシュモア、ビショップのオマール・シー、ピーター・ラスプーチン/コロッサスのダニエル・クドモア、クレア・ファガーソン/ブリンクのファン・ビンビ、ロベルト・ダコスタ/サンスポットのエイダン・カント、ジェームズ・プラウドスター/ウォーパスのブーブー・スチュワート、ベトナム戦争に従軍していたアレックス・サマーズ/ハヴォックのルーカス・ティル、トードのエヴァン・ジョニクカイト、”センチネル・プログラム”に関わるウィリアム・ストライカーのジョシュ・ヘルマン、その老年期ブライアン・コックス、事件解決後に登場するスコット・サマーズ/サイクロップスのジェームズ・マースデン、ジーン・グレイのファムケ・ヤンセン、リチャード・ニクソン大統領のマーク・カマチョなどが共演している。