映画名犬ウォン・トン・トン Won Ton Ton, the Dog Who Saved Hollywood (1976)

映画スターとなったジャーマン・シェパードが巻き起こす騒動を描く、監督マイケル・ウィナー、主演ブルース・ダーン、マデリーン・カーン、アート・カーニー他オールスターキャストのコメディ。

■ アカデミー賞　■ ストーリー　■ 解説

■ スタッフキャスト ■
監督：マイケル・ウィナー
製作
デヴィッド・Ｖ・ピッカー
 アーノルド・シュルマン
 マイケル・ウィナー
脚本
アーノルド・シュルマン
 サイ・ハワード
撮影：リチャード・Ｈ・クライン
編集：バーナード・グリッブル
音楽：ニール・ヘフティ

出演
グレイソン・ポトチャック：ブルース・ダーン
エスティ・デル・ルース：マデリーン・カーン
J・J・フロンバーグ：アート・カーニー
マレー・フロンバーグ：フィル・シルヴァース
ルディ・モンタギュー：ロン・リーブマン
フラフィ：テリー・ガー
マーク・ベネット：ロニー・グラハム

カメオ出演

映画スター：ドロシー・ラムーア
女将：ジョーン・ブロンデル
ローダ・フレイミング：ロンダ・フレミング
ツアーガイド：デニス・モーガン
ヘッダ・パーソンズ：エセル・マーマン
ミス・バトリー：ヴァージニア・メイヨ
マニー・ファーバー：ヘニー・ヤングマン
フィリップ・ハート：ロリー・カルホーン
助監督：ビリー・バーティ
野犬施設の司祭：アンディ・ディヴァイン
特殊効果係：ブロデリック・クロフォード
キッチンの料理人：キー・ルーク
グレイソンの執事：ウォルター・ピジョン
スタビー・ステビンズ：アルド・レイ
フロムバーグ夫人：ナンシー・ウォーカー
ポール・ラベル：ディーン・ストックウェル
ジェームズ・クロフォード：ディック・ヘイムズ
デヴィッド・ハミルトン：タブ・ハンター
リチャード・エントウィッスル：ロバート・アルダ
掃除夫：ハリー・リッツ
掃除夫：ジミー・リッツ
ニック：ヴィクター・マチュア
クイックサンド教授：エドガー・バーゲン
女性ジャーナリスト：カーメル・マイヤーズ
無声映画監督：ヘンリー・ウィルコクソン
ゲートの秘書：アリス・フェイ
掃除婦：イヴォンヌ・デ・カーロ
観光客：シェッキー・グリーン
スタジオの門番：ウィリアム・デマレスト
無声映画スター：リカルド・モンタルバン
舞台係：ジャッキー・クーガン
大統領の娘：グロリア・デ・ヘイヴン
ラジオ・インタビュアー：ルイス・ナイ
土産物販売員：ケン・マーレー
オートグラフ・ハウンド：ルディ・ヴァリー
受賞アナウンサー：ジョージ・ジェッセル
仕立て屋：イーライ・ミンツ
ルディの執事：フリッツ・フェルド
ルディの執事：エドワード・アシュリー
ウェイトレス：ジェーン・コネル
歌う電信マン：デニス・デイ
スタジオ警備員：マイク・マズルキ
ルディのエージェント：ジェシー・ホワイト
男性ジャーナリスト：ジャック・カーター
プレミアMC：アーミー・アーチャード
ムービングマン：ハンツ・ホール
メキシコ映画のスター：ドゥードルズ・ウィーヴァー
メキシコ映写技師：ペドロ・ゴンザレス・ゴンザレス
カスタードパイスター：モリー・アムステルダム
カスタードパイスター：エディ・フォイJr.
カスタードパイスター：ピーター・ローフォード
上映会のスター：パトリシア・モリソン
バーレスクの舞台係：レジス・トゥーミー
グレイソンのスタジオ秘書：アン・ラザフォード
盲人：ミルトン・バール
酔っぱらい：ジョン・キャラダイン
犬捕獲者：フィル・リーズ
犬捕獲者：クリフ・ノートン
バスに乗った老人：スターリング・ホロウェイ
バスに乗った男：ウィリアム・ベネディクト
バスに乗った老女：ドロシー・ガリヴァー
サイレント映画スター：リチャード・アーレン
無声映画の悪役：ジャック・ラ・ルー
舞台係2：ジョニー・ワイズミュラー
ダンシング・バトラー：ステピン・フェッチット
大統領の娘：アン・ミラー
大統領の娘：ジャネット・ブレア
ニックの恋人：バーバラ・ニコルズ
男性スター：フェルナンド・ラマス
女性スター：ザ・ザ・ガボール
大統領の娘：シド・チャリシー
上映会のスター：ガイ・マディソン
売春婦の客：エディ・ル・ヴェック
授賞式のゲスト：トニー・バジル

アメリカ映画
配給パラマウント・ピクチャーズ
1976年製作　92分
公開
北米：1976年5月26日
日本：1976年12月25日
製作費 $4,000,000

■ ストーリー ■
1923年、ハリウッド。
捕獲されたジャーマン・シェパードは、他の犬と共に野犬収容施設から逃げる。
サイレント映画全盛期、女優志望のエスティ・デル・ルース（マデリーン・カーン）は、逃げてきたシェパードと親しくなる。
監督志望のグレイソン・ポトチャック（ブルース・ダーン）は、落ち目の撮影所の社長のJ・J・フロンバーグ（アート・カーニー）に会い、新しい脚本を見せるものの、相手にされず追い払われる。
エスティは、自分から離れないシェパードを連れて、紹介された監督スタビー・ステビンズ（アルド・レイ）に会いに行くが、単なる部隊係だった彼に襲われそうになる。
危うく騙されそうになったエスティだったが、シェパードが彼女を助ける。
その様子を目撃したフロンバーグは、シェパードを映画に起用することを思いつき、その場にいたグレイソンに映画の構想を話し、2人は盛り上がる。
その企画を任せてもらえると思ったグレイソンは、シェパードは自分の犬だとフロンバーグに伝える。
グレイソンはエスティの家に向かい、情報を得てシェパードを捜し、安楽死させられる直前でシェパードを救い出す。
フロンバーグは、”ウォン・トン・トン”と名付けたシェパードを連れ戻したグレイソンを雇うことにする。
同じ女優志願のルームメイト、フラフィ（テリー・ガー）と暮らしていたエスティは、ウォン・トン・トンと共に現れたグレイソンから、協力してくれればスターにすると言われてスタジオ向かう。
グレイソンは、ウォン・トン・トンの調教を任せたエスティと共に撮影を始める。
ウォン・トン・トンが主演の映画は大ヒットし、フロンバーグの撮影所は再建され、グレイソンとエスティは豪邸に住むようになり、生活は一変するのだが・・・。

■ 解説評価感想 ■
「狼よさらば」（1974）などのマイケル・ウィナーが監督し、主演はブルース・ダーン、マデリーン・カーン、アート・カーニー他オールスターキャストのコメディ。

映画スターとなったジャーマン・シェパードが巻き起こす騒動を描くオールスターキャストのコメディ。

サイレント映画時代に大活躍したジャーマン・シェパード”リンチンチン”をモデルにした作品。

主要キャストの、実力派とは思えない冴えない演技の他、マイケル・ウィナーの演出も含めて、まるでB級作品を観ているような内容は残念。
ハリウッドの黄金時代を支えた、豪華スターのカメオ出演はファンには嬉しいが、それがなければ観る価値がない作品。

ウォン・トン・トンをスターにする監督志願のブルース・ダーン、ウォン・トン・トンの調教を任され心触れ合うようになる女優志願のマデリーン・カーン、主人公らとウォン・トン・トンを雇う撮影所の社長アート・カーニー、その兄フィル・シルヴァース、大スターのロン・リーブマン、女優志願であるエスティ（マデリーン・カーン）のルームメイト、テリー・ガー、映画監督のロニー・グラハムなどが共演している。

カメオ出演