近未来を舞台に、バーチャルの世界から現れたアンドロイドと妻子をテロリストに殺された元警官との戦いを描く、主演デンゼル・ワシントン、ケリー・リンチ、ラッセル・クロウ、ルイーズ・フレッチャー、ウィリアム・フォーサイス、ウィリアム・フィクトナー共演、監督ブレット・レナードによるSFアクション。 |
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■ スタッフ キャスト ■
監督:ブレット・レナード
製作:ゲーリー・ルチェシ
脚本:エリック・バーント
撮影:ゲイル・タッターサル
編集
B・J・シアーズ
ロブ・コブリン
音楽:クリストファー・ヤング
出演
パーカー・バーンズ:デンゼル・ワシントン
マディソン・カーター:ケリー・リンチ
シド6.7:ラッセル・クロウ
エリザベス・ディーン:ルイーズ・フレッチャー
ダリル・リンデンメイヤー博士:スティーヴン・スピネラ
ウィリアム・コクラン:ウィリアム・フォーサイス
ウィリアム・ウォレス:ウィリアム・フィクトナー
クライド・レイリー:ケヴィン・J・オコーナー
マシュー・グライム:クリストファー・マレー
カリン・カーター:ケイリー・クオコ
リング・アナウンサー:マイケル・バッファー
アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ
1995年製作 106分
公開
北米:1995年8月4日
日本:1996年6月8日
製作費 $30,000,000
北米興行収入 $24,048,000
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
近未来、ロサンゼルス。
警察のテクノロジー研究センター”LETAC”のダリル・リンデンメイヤー博士(スティーヴン・スピネラ)は、犯人追跡をバーチャル訓練する装置と、アンドロイド(人工知能生命体)シド/バージョン6.7(ラッセル・クロウ)を開発する。
所長のエリザベス・ディーン(ルイーズ・フレッチャー)は、警察の安全を守るための訓練として、囚人パーカー・バーンズ(デンゼル・ワシントン)を使って行っていたが、トラブルが発生しリンデンメイヤーにその責任を追求する。
元警官のバーンズは、自分の妻子を殺したテロリストのマシュー・グライム(クリストファー・マレー)を殺害して服役中だった。
バーンズの元上司ウィリアム・コクラン本部長(ウィリアム・フォーサイス)は、現実に戻った彼を励まし力を貸すことを約束する。
リンデンメイヤーは、科学者クライド・レイリー(ケヴィン・J・オコーナー)に、ナノ・テクノロジーを使ったアンドロイドの培養を提案する。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
警察の研究機関が開発したバーチャル訓練装置の中から、シド6.7というアンドロイドが現実の世界に出現する。
妻子をテロリストに殺されたため、その犯人を殺し服役中の元警官である囚人パーカー・バーンズが、シドを捕らえるために呼び出される。
バーンズは、犯罪心理学者のカーターの監視の下で、シドの捜索を始める。
しかし、シドはバーンズの妻子殺しの犯人などの人格をインプットされ、彼を執拗に挑発する・・・。
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冒頭のデンゼル・ワシントンの登場場面で、その近未来警官の制服姿に違和感があり、お決まりの現実とかけ離れた日本文化の描写は、滑稽としか言いようがない。
これは、デンゼル・ワシントンにしては外した作品かと思いきや、早々に彼らしい演技を見せ始める。
バーチャル装置及び、アンドロイドの最新テクノロジーと、生身の人間の肉弾戦が見もののアクション作品ではあるが、演技派デンゼル・ワシントンが、心に傷を負った元警官を、派手さだけでなく重厚に演じている。
1990年代に入り、オーストラリアの映画界で実力を発揮し、いよいよハリウッドで才能を開花さようとしていたラッセル・クロウの、破天荒なアンドロイド役の躍動感ある怪演は今見るとかなり新鮮だ。
か弱い心理学者に見えた序盤から、逞しい母に変貌して主人公をサポートするケリー・リンチ、その娘ケイリー・クオコ、研究所長のルイーズ・フレッチャー、その補佐ウィリアム・フィクトナー、ヴァーチャル装置の開発者役スティーヴン・スピネラ、主人公を擁護する警察本部長ウィリアム・フォーサイス、科学者のケヴィン・J・オコーナー、そして、リング・アナウンサー役でお馴染みマイケル・バッファーも登場する。