息子と暮らすシングルマザーと妻子のいる保安官との関係を中心に周囲の人々の抱える問題と苦悩を描く、製作ガス・ヴァン・サント、主演ジェニファー・コネリー、エド・ハリス、エマ・ロバーツ他共演、監督、脚本ダスティン・ランス・ブラックによるドラマ。 |
・ドラマ
■ スタッフ キャスト ■
監督:ダスティン・ランス・ブラック
製作総指揮
ガス・ヴァン・サント
ヤードリー・スミス
製作
スコット・J・ブルックス
クリスティーン・ヴェイコン
ホップウッド・デプリー
脚本:ダスティン・ランス・ブラック
撮影:エリック・アラン・エドワーズ
編集
ジョン・デヴィッド・アレン
ベアトリス・シスル
音楽:ニック・ウラタ
出演
バージニア・ニコラス:ジェニファー・コネリー
リチャード”ディック”ティプトン:エド・ハリス
ジェシー・ティプトン:エマ・ロバーツ
ベティ:キャリー・プレストン
エメット・ニコラス:ハリソン・ギルバートソン
ロザンナ・ティプトン:エイミー・マディガン
マックス:トビー・ジョーンズ
ジョシュ・ティプトン:アレックス・フロスト
ウィリー:バリー・シャバカ・ヘンリー
デイル:ポール・ウォルター・ハウザー
ウィテカー:ヤードリー・スミス
アメリカ 映画
配給 Entertainment One
2010年製作 111分
公開
北米:2012年5月18日
日本:未公開
製作費 $
北米興行収入 $12,730
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
バージニア州、バージニアビーチ。
ある事件が起きる。
バージニア・ニコラス(ジェニファー・コネリー)は、保安官のリチャード”ディック”ティプトン(エド・ハリス)に抱きかかえられながら家を出てパトカーに乗せられる。
スーツケースを持って逃げるバージニアの息子エメットは、パトカーが近づいたために身を隠す。
バージニアは、車内にいた看護師ウィリー・リッグス(バリー・シャバカ・ヘンリー)に、エメットと共に町から逃げようとしたことを伝え話を始める。
1年前。
上院議員を目指すリチャードは、妻がいる身でバージニアと浮気をしていた。
バージニアが16歳の時に学校に放火した時からリチャードとの関係は続き、その間にエメットが生まれるが、彼の父親は誰か分からなかった。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
バージニア州、バージニアビーチ。
シングルマザーのバージニア・ニコラスは、高校生の息子エメットと暮らしていた。
上院議員を目指す保安官と関係を持っていたバージニアは、肺病を患いながら桟橋の遊技場で働いていたものの体調不良が続き解雇されてしまう。
その頃エメットは、リチャードの娘ジェシーと親密になる。
バージニアは病気を隠し、リチャードの子供を身籠ったという嘘をつく。
選挙への影響を考えたリチャードは、資金を流用してバージニアに口止め料を払う。
そしてエメットは、そんなリチャードに対して、次第に敵意を抱くようになる・・・。
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「ミルク」(2008)でアカデミー脚本賞を獲得したダスティン・ランス・ブラックの監督、脚本作品であり、同作の監督ガス・ヴァン・サントが製作に参加している。
父がモルモン教の宣教師であるブラックは、大学時代にゲイであることをカミングアウトしているのだが、そんな自身の思いや体験が生かされた内容となっている。
冒頭のシーンを意識して観ていないとラストの意味が理解し難いので注意が必要。
淡々と進む内容ではあるが、実力派スターの競演により、終盤に何かを期待させる。
そして迎えるクライマックスでの、サスペンス・タッチの展開は興味深い。
お嬢様的な雰囲気もあるジェニファー・コネリーが、ふしだらで頑固なシングルマザーを熱演し、その愛人となる保安官を演ずるエド・ハリスが、重厚な演技で支える。
主人公の息子(ハリソン・ギルバートソン)との人生を選ぶ保安官の娘エマ・ロバーツ、主人公の隣人役キャリー・プレストン、エド・ハリス夫人であり、終盤で存在感を示す彼の妻役を演ずるエイミー・マディガン、桟橋の遊戯施設の所有者トビー・ジョーンズ、保安官の息子役アレックス・フロスト、主人公の心の支えだった看護師役のバリー・シャバカ・ヘンリー、エメット(H・ギルバートソン)の友人ポール・ウォルター・ハウザー、主人公のカウンセラー役で製作にも参加しているヤードリー・スミスなどが共演している。