高利貸しの取り立て屋として殺人マシンに育てられた青年が盲目のピアニストとの出会いで運命を変えていく姿を描く、製作、脚本リュック・ベッソン、監督ルイ・レテリエ、製作、主演ジェット・リー、モーガン・フリーマン、ボブ・ホスキンス他共演の」クライム・アクション。 |
・モーガン・フリーマン / Morgan Freeman 作品一覧
■ スタッフ キャスト ■
監督:ルイ・レテリエ
製作
リュック・ベッソン
ジェット・リー
スティーヴ・チャスマン
製作総指揮:ベルナルド・グレネ
脚本:リュック・ベッソン
撮影:ピエール・モレル
編集:ニコラ・トレンバジウィック
音楽:マッシヴ・アタック
出演
ダニー・ザ・ドッグ:ジェット・リー
サム:モーガン・フリーマン
バート:ボブ・ホスキンス
ヴィクトリア・ミルズ:ケリー・コンドン
ワイエス:マイケル・ジェン
ジョージー:テイマー・ハッサン
レフティ:ディラン・ブラウン
ラッフルズ:ヴィンセント・リーガン
マディ:キャロル・アン・ウィルソン
アメリカ/フランス/イギリス 映画
配給
Rogue Pictures
Alliance Films
2005年製作 102分
公開
北米:2005年5月13日
フランス:2005年2月2日
イギリス:2005年8月19日
日本:2005年6月25日
製作費 $45,000,000
北米興行収入 $24,520,890
世界 $50,871,110
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
スコットランド、グラスゴー。
高利貸しのバート(ボブ・ホスキンス)に、番犬のように首輪をはめられ、それを外した瞬間、相手を容赦なく叩きのめす殺人マシンとして育てられたダニー・ザ・ドッグ(ジェット・リー)は、戦うことだけを考える野獣のような男だった。
首輪を外さなければ戦わないダニーは、ある日、宝石店でバートが店主ラッフルズ(ヴィンセント・リーガン)らに痛めつけられる姿を見ていた。
バートは反撃してダニーの首輪を外し、彼は相手を痛めつけてアジトに戻る。
ダニーを役立たず呼ばわりしたバートは、次の取り立てのために骨董品倉庫に向かう。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
スコットランド、グラスゴー。
高利貸しのバートに、番犬のように育てられた青年ダニー・ザ・ドッグは、無敵の殺人マシンだった。
ある日ダニーは、骨董品の倉庫に取り立てに行った際、盲目のピアニスト、サムに出会い親しみを感じる。
その後、闇の格闘でバートはダニーを戦わせて大金を稼ぐ、恨みを持つ者達に襲われる。
傷を負いサムの元に向かったダニーは、彼や義理の娘ヴィクトリアに介抱され家族として迎えられる。
心を閉ざし首輪を外そうとしないダニーは、サムとヴィクトリアとの生活で人間らしさを取り戻し、過去を思い出すきっかけをつかむのだが・・・。
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「トランスポーター」シリーズのリュック・ベッソンとルイ・レテリエが組んだ犯罪”武道”アクションとして注目された作品。
舞台はスコットランド、グラスゴー、主人公は中国人、強欲な高利貸しと悪党、そして心の目で人を見るアメリカ人の盲目の老人と心優しい娘、様々な世界や人種が絡む異色作でもある。
激しい肉体アクションが中心の作品かと思いきや、人間ドラマと人情劇が中盤で展開し、主人公の辛い過去が分かるものの、救われた表情で終わるラストは涙を誘う。
静と動、メリハリの効いたルイ・レテリエの演出とリュック・ベッソンの脚本は観る者を引きつけて、最後まで目が離せない。
それにしても、製作にも参加しているジェット・リーの凄まじいアクション、170cm以下の小柄な彼は大柄な役者と同じ画面でも全く見劣りしない迫力ある演技は素晴らしい。
顔は日本人と変わらないのだが、同じ東洋人とは思えないオーラを感じる。
彼の出演で作品の格は数段上がる、いつもながら深い演技を見せる盲目のピアニスト役のモーガン・フリーマン、その義理の娘を好演する、両親を失ったにも拘らず、辛い意過去を持つ主人公を励まし続けるケリー・コンドン、時に主人公よりも激しい演技を見せる極悪非道の高利貸しを怪演するボブ・ホスキンス、その手下テイマー・ハッサン、ディラン・ブラウン、闇の格闘イベントを仕切る男マイケル・ジェン、宝石店の経営者役ヴィンセント・リーガン、主人公らが通うスーパーの店員役キャロル・アン・ウィルソンなどが共演している。