スポーツ賭博の世界を舞台に欲望に満ちた男達のアグレッシブな生き様を描く、監督D・J・カルーソー、主演アル・パチーノ、マシュー・マコノヒー、レネ・ルッソ、アーマンド・アサンテ他共演のドラマ。 |
・アル・パチーノ / Al Pacino / Pinterest
■ スタッフ キャスト ■
監督:D・J・カルーソー
製作総指揮
ガイ・マケルウェイン
デヴィッド・C・ロビンソン
レネ・ルッソ
ダン・ギルロイ
製作
ジェイ・コーエン
ジェームズ・G・ロビンソン
脚本:ダン・ギルロイ
撮影:コンラッド・W・ホール
編集:グレン・スキャントルベリー
音楽:クリストフ・ベック
出演
アル・パチーノ:ウォルター・エイブラムス
マシュー・マコノヒー:ブランドン・ラング
レネ・ルッソ:トニー・エイブラムス
アーマンド・アサンテ:C・M・ノヴィアン
ジェレミー・ピヴェン:ジェリー・サイクス
ジェイミー・キング:アレキサンドリア
アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
2005年製作 122分
公開
北米:2005年10月7日
日本:2006年3月18日
製作費 $35,000,000
北米興行収入 $22,862,050
■ ストーリー ■
ブランドン・ラング(マシュー・マコノヒー)は、スポーツが命の父から英才教育を受け、 期待に応えフットボールの花形選手になる。
しかし、ブランドンは、怪我で選手生命を絶たれてしまい、復帰を願う虚しい日々が過ぎていた。
そんな時ブランドンは、実業家ウォルター・エイブラムス(アル・パチーノ)から、フットボールの試合の勝敗予想の才能を見い出され、ニューヨークに向かう。
百発百中のギャンブル予想屋となり、人生が一変するブランドンと、彼を利用して私腹を肥やそうとする者達。
しかし、冨を得て有頂天になるブランドンの生活は長くは続かなかった・・・
あらゆるものをビジネスにしてしまうアメリカの、異常なまでの社会構造がうまく表現された作品。
ギャンブルの予想ビジネスなど胡散臭そうだが、まともではないこんなビジネスが、結構スマートかつエネルギッシュに描かれている。
主人公の二人、気合が入り過ぎという感じもある、ギャンブル情報ビジネスのドン、アル・パチーノの変幻自在の演技はさすがだ。
マシュー・マコノヒーの悪ガキっぽい演技も、新しい魅力として興味深い。
元フットボール選手らしく鍛えた体は半端ではない。
レネ・ルッソも、不幸な過去を克服した実業家の妻を無難に演じている。
話題作の「アメリカン・ギャングスター」(2007)でもマフィアのドンを演じ、出番は少ないが、渋さも増すアーマンド・アサンテのギャンブル王役も見ものだ。
挫折、アメリカンドリーム、そして奈落の底へ、そして改心して・・・と。
ほぼ想像がつく単純なストーリー展開はやや物足りない気もする。
ブランドン(マシュー・マコノヒー)が10歳の時に消えたという、オープニングで強く印象に残る父親のイメージ、息子が成功して連絡を取ってきたにも拘らず、結局、父は現れずに何も起こらずに終わる・・・。.
ひと悶着を期待してしまったのは、私だけだろうか??