1962年にマーベル・コミックスに初登場した、スタン・リー、ラリー・リーバー、ジャック・カービーにより創造された、北欧神話を基にスーパーヒーローを主人公にしたファンタジー・アクション大作。 父王に背き地球に追放された神の世界アスガルドの王位継承者ソーと王座を狙う弟ロキとの戦いを描く、監督ケネス・ブラナー、主演クリス・ヘムズワース、ナタリー・ポートマン、トム・ヒドルストン、アンソニー・ホプキンス、ステラン・スカルスガルド他共演のアクション。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:ケネス・ブラナー
製作総指揮
ルイス・デスポジート
スタン・リー
パトリシア・ウィッチャー
製作:ケヴィン・フェイグ
原案
J・マイケル・ストラジンスキー
マーク・プロトセヴィッチ
原作
スタン・リー
ラリー・リーバー
ジャック・カービー
脚本
アシュリー・エドワード・ミラー
ザック・ステンツ
ドン・ペイン
撮影:ハリス・ザンバーラウコス
編集:ポール・ルベル
音楽:パトリック・ドイル
出演
ソー・オーディンソン:クリス・ヘムズワース
ジェーン・フォスター:ナタリー・ポートマン
ロキ:トム・ヒドルストン
オーディン:アンソニー・ホプキンス
エリック・セルヴィグ:ステラン・スカルスガルド
ダーシー・ルイス:カット・デニングス
フィル・コールソン:クラーク・グレッグ
ヘイムダル:イドリス・エルバ
ラウフェイ:コルム・フィオール
シフ:ジェイミー・アレクサンダー
ヴォルスタッグ:レイ・スティーヴンソン
ホーガン:浅野忠信
ファンドラル:ジョシュア・ダラス
フリッガ:レネ・ルッソ
シットウェル:マキシミリアノ・ヘルナンデス
クリント・バートン / ホークアイ:ジェレミー・レナー
ニック・フューリー:サミュエル・L・ジャクソン
”ムジョルニア”を引こうとするトラックの老人:スタン・リー
アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ
2011年製作 114分
公開
北米:2011年5月6日
日本:2011年7月2日
製作費 $150,000,000
北米興行収入 $181,030,620
世界 $449,326,620
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
ニューメキシコ州、プエンテ・アンティグオ。
天文物理学者ジェーン・フォスター(ナタリー・ポートマン)は、科学者エリック・セルヴィグ(ステラン・スカルスガルド)や学生のダーシー・ルイス(カット・デニングス)と共に、ある大気の乱れを観測していた。
オーロラのような現象に興奮するジェーンだったが、突然、現われた男に車で激突してしまう。
ジェーンは、その男がどこから来たのか疑問に思う。
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紀元965年。
世界のどこかに神々や恐ろしい者が住んでいると信じていた人々の前に、無数の巨人達が現れる。
...全てを見る(結末あり)
参考:
・「マイティ・ソー」(2011)
・「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」(2013)
*(簡略ストー リー)
神の世界アスガルドの王位継承者ソーは、最強の戦士として戦いを好み、その傲慢さから、父王オーディンの考えに背き、休戦中の巨人の国ヨトゥンヘイムに攻め入ってしまう。
オーディンの怒りを買ってしまったソーは、無敵のハンマー”ムジョルニア”を取り上げられ地球へと追放されてしまう。
天文物理学者ジェーン・フォスターは、科学者セルヴィグや学生のダーシーと共に大気の乱れを観測していた。
その時、地球に降り立ったソーと、車で激突したジェーンは、彼が大気の乱れの中から現われたことを知る。
やがて、地球に落下した”ムジョルニア”が発見され、誰にも動かせないその物体は、国家組織”S.H.I.E.L.D.”の監視下に置かれ、エージェント、コールソンが周辺の調査も始める。
”ムジョルニア”が地球上にあることを知ったソーは、ジェーンの協力を得て、その現場に向かうが、地球では自分のパワーが発揮できないことを知り、コールソンに捕らえられてしまう。
その頃アスガルドでは、ソーの弟であるロキが、実は、巨人の王ラウフェイの息子だと父王オーディンに知らされる。
そしてロキは、オーディンが”眠り”に入った隙に王座に就き、ソーを抹殺するため、地球にデストロイヤーを送り込む・・・。
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ストーリーは単純明快、奇想天外な展開に目を見張る映像とパワフルな肉弾戦、そして魅力的なキャスティングなど、娯楽の要素満載の見応えある作品。
製作費1億5000万ドルをかけ、北米では約1億8100万ドル、全世界では約4億4900万ドルの大ヒットとなった。
神話をベースにしたファンタジックな世界と現代劇のマッチングも面白味があり、地球上での出来事も、どこか古風な雰囲気を漂わせギャグに近いユーモラスな場面も随所に挿入されている、ケネス・ブラナーの巧みな演出は光る。
「アイアンマン」(2008)シリーズや「アベンジャーズ」(2012)にも登場する”S.H.I.E.L.D.”フィル・コールソンとニック・フューリー役のクラーク・グレッグとサミュエル・L・ジャクソンが共に同じ役を演じているのも注目だ。
鍛え抜かれた肉体と巨体を生かした、パワーだけが売り物かと思いきや、豪快にして”人情味”も見せ王となるものの心の成長なども見事に表現したクリス・ヘムズワースは、なかなか味わい深い演技を見せる。
主人公と親交を深める天文物理学者ジェーン・フォスターのナタリー・ポートマン、彼女をサポートする科学者セルヴィグのステラン・スカルスガルド、その助手で学生カット・デニングス、主人公の弟であり王座を狙うロキのトム・ヒドルストン、その父で神の世界アスガルドの王を演ずるアンソニー・ホプキンス、お馴染み”S.H.I.E.L.D.”のコールソン、クラーク・グレッグ、”虹の橋”の門番イドリス・エルバ、巨人の国の王コルム・フィオール、主人公の幼馴染みジェイミー・アレクサンダー、その友で戦士のレイ・スティーヴンソン、浅野忠信、ジョシュア・ダラス、主人公の母親役レネ・ルッソ、”S.H.I.E.L.D.”のエーェント、マキシミリアノ・ヘルナンデス、わずかな出演だった弓の名手クリント・バートン/ ホークアのジェレミー・レナー、”S.H.I.E.L.D.”のフューリー、サミュエル・L・ジャクソン、そして、ファンには嬉しいお決まりのカメオ出演でスタン・リーが、動かせない”ムジョルニア”を引こうとするトラックを運転するの老人で登場している。