男性と暮らす生活を諦めた女性の心の痛みや孤独感を切実に描く、監督、脚本ロドリゴ・ガルシア、出演グレン・クローズ、ホリー・ハンター、キャシー・ベイカー、キャリスタ・フロックハート、キャメロン・ディアス、グレゴリー・ハインズ他によるオムニバス・ドラマ。 |
・ドラマ
■ スタッフ キャスト ■
監督:ロドリゴ・ガルシア
製作総指揮
エリー・サマハ
アンドリュー・スティーヴンス
製作:ジョン・アヴネット他
脚本:ロドリゴ・ガルシア
撮影:エマニュエル・ルベツキ
編集:エイミー・E・ダドルストン
音楽:エドワード・シェアマー
出演
エレイン・キーナー:グレン・クローズ
キャロル・フェイバー:キャメロン・ディアス
クリスティーン・テイラー:キャリスタ・フロックハート
ローズ:キャシー・ベイカー
キャシー・フェイバー:エイミー・ブレネマン
リリー:ヴァレリア・ゴリノ
レベッカ・ウェイノン:ホリー・ハンター
カルメン・アルバ:エルピディア・カリーロ
ウォルター:マット・クレイヴン
ロバート:グレゴリー・ハインズ
サム:ミゲル・サンドバル
アルバート:ダニー・ウッドバーン
ジェイ:ノア・フレイス
ナンシー:ペネロペ・アレン
デビー:ローマ・マフィア
ジューン:ミカ・ブーレム
アメリカ 映画
配給 ユナイテッド・アーティスツ
2000年製作 109分
公開
北米:2000年1月22日(サンダンス映画祭)/劇場未公開
日本:2001年5月19日
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
ロサンゼルス。
自殺事件現場に着いたキャシー・フェイバー刑事(エイミー・ブレネマン)は、死体が、高校時代の同級生だったカルメン・アルバ(エルピディア・カリーロ)だと気づく。
”こちらキーナー医師”
エレイン・キーナー(グレン・クローズ)は、痴呆症の母親の介護をしている。
ある日エレインは、友人の紹介で訪れたタロット占い師のクリスティーン・テイラー(キャリスタ・フロックハート)に、考えや心に思うことを言い当てられる。
エレインは、人生の転機だと考える今年についてを占ってもらい、彼女が心を寄せる人物ではなく、知らない男性と出会うと言われる。
その後エレインは、母親の世話や電話に出る気もしなくなってしまう。
”レベッカについての妄想”
銀行の支店長であるレベッカ・ウェイノン(ホリー・ハンター)は、三年もの間、妻帯者のロバート(グレゴリー・ハインズ)と不倫関係を続け、彼女は妊娠したことに気づく。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
医師エレインは、占い師クリスティーンに心を言い当てられ、知らない男性に出会うと言われる。
銀行の支店長レベッカは、妻帯者のバートと不倫関係にあり、妊娠を知り堕胎を考える。
シングルマザーの童話作家ローズは、15歳の息子の性体験にショックを受けたことをきっかけに、道向かいに越してきたアルバートへの思いが募る。
死期が迫る難病と闘うパートナーのリリーと暮らしていたクリスティーンだったが、死を恐れているのは彼女だった。
刑事のキャッシーは、盲目の妹キャロルと暮らし、異性との交際をする機会もなく、同級生の自殺事件の捜査を始める・・・。
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ハリウッドを代表する実力派、人気女優、豪華競演の作品。
内容は非常に地味で、脚本を兼ねるロドリゴ・ガルシアの、それぞれの個性を生かした繊細な心理描写が見どころの作品。
ロドリゴ・ガルシアは、カンヌ国際映画祭で、”ある視点部門”を受賞した。
よくあるパターンとは言え、5つの物語が全く違う方向で展開しながら、微妙に関係し合う構成は興味深い。
アメリカ国内では劇場で公開されずに、有料放送局”ショウタイム”での放映となったが、これだけのキャストの作品にしては珍しいケースだ。
意中の相手との交際予測を占い師に否定される医師グレン・クローズ、美しい盲目女性キャメロン・ディアス、その姉で刑事のエイミー・ブレネマン、ハリソン・フォード夫人である、占い師キャリスタ・フロックハートと、難病のパートナー、ヴァレリア・ゴリノ、シングルマザーである童話作家キャシー・ベイカー、その息子のノア・フレイス、隣人ダニー・ウッドバーン、銀行支店長のホリー・ハンターと不倫相手のグレゴリー・ハインズ、副支店長のマット・クレイヴン、その娘役ミカ・ブーレム、自殺女性のエルピディア・カリーロ、ホームレス女性ペネロペ・アレン、産婦人科医ローマ・マフィアなどが共演している。