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ディバイナー The Water Diviner (2014)

第一次大戦に出征した3人の息子を異国の地で捜そうとする父親を描く、監督、主演ラッセル・クロウオルガ・キュリレンコイルマズ・アルドアンジェイ・コートニー他共演のドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ

ラッセル・クロウ / Russell Crowe 作品一覧
ラッセル・クロウ / Russell Crowe / Pinterest


スタッフ キャスト
監督:ラッセル・クロウ
製作
アンドリュー・メイソン
キース・ロジャー
トロイ・ラム
製作総指揮
ジェームズ・パッカー
ブレット・ラトナー
ケリー・ストークス
ティム・ウォーナー
アンガス・ロス
ジョン・コリー
アンドリュー・ナイト
アンドリュー・アナスタシオス
脚本
アンドリュー・ナイト
アンドリュー・アナスタシオス
撮影:アンドリュー・レスニー
編集:マット・ヴィラ
音楽:デヴィッド・ハーシュフェルダー

出演
ジョシュア・コナー:ラッセル・クロウ
アイシェ:オルガ・キュリレンコ
オルハン:ディラン・ジョージアズ
ハーサン少佐:イルマズ・アルドアン
ジェマル軍曹:チェム・イルマズ
シリル・ヒューズ中佐:ジェイ・コートニー
アーサー・コナー:ライアン・コア
ナタリア:イザベル・ルーカス
イライザ・コナー:ジャクリーン・マッケンジー
チャールズ・ブリンドリー大尉:ダニエル・ウィリー
エドワード・コナー:ジェームズ・フレイザー
ヘンリー・コナー:ベン・オトゥール
マッキンタイア神父:デイモン・ヘリマン
オマー:スティーブ・バストーニ
ファトマ:ミーガン・ゲイル
イマーム:デニス・アクデニズ

オーストラリア/アメリカ 映画
配給
Entertainment One(オーストラリア)
ユニバーサル・ピクチャーズ(オーストラリア)
ワーナー・ブラザーズ(北米)
2014年製作 111分
公開
オーストラリア:2014年12月26日
北米:2015年4月24日
日本:2016年2月27日
製作費 $22,500,000
北米興行収入 $4,196,640
世界 $38,176,320


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
1915年12月20日、第一次大戦下、オスマン帝国(現トルコ)、ガリポリ半島
トルコ軍のハーサン少佐(イルマズ・アルドアン)は突撃し、無人の敵陣を確認して、”ANZAC”(オーストラリアニュージーランド軍)が撤退したことを知る。

1919年、オーストラリアヴィクトリア州、北西部。
農夫のジョシュア・コナー(ラッセル・クロウ)は、”ガリポリの戦い”で三人の息子を失った。

ダウジングで水脈を見つけたジョシュアは、井戸を掘る。

水が出たことを喜ぶジョシュアは、家に戻る。

その夜ジョシュアは、息子たちの戦死でショックを受けた妻イライザのことを心配する。

水源を見つけたとイライザに伝えたジョシュアは、同じ方法で息子たちも見つけられると言われる。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
1919年、オーストラリア
農夫のジョシュア・コナーは、第一次大戦の”ガリポリの戦い”で三人の息子を亡くし、失意の妻イザベルも自ら命を絶ってしまう。
イザベルの墓前で息子たちを連れ帰ることを約束したジョシュアは、オスマン帝国(現トルコ)のコンスタンティノープル(現イスタンブール)に向かい旅立つ。
現地に到着したジョシュアは、少年オルハンの案内で、彼の母親アイシャが経営するホテルに向かう。
ジョシュアが戦死した夫が戦ったオーストラリア人であるため、アイシャは彼を歓迎できなかった。
その後、陸軍省の許可なしでガリポリに向かったジョシュアは、”ANZAC”(オーストラリアニュージーランド軍)の戦死者埋葬部隊の指揮官ヒューズの協力も得られない。
そんなジョシュアは、ガリポリの戦いANZACと戦った指揮官ハーサン少佐の協力を得て、息子たちの遺体を捜そうとするのだが・・・。
__________

事実を基にした物語であり、ラッセル・クロウが主演を兼ねた、初監督作品として注目された作品。

第一次大戦に出征した三人の息子を、異国の地オスマン帝国で捜そうとする父親を描くドラマ。
*主人公は、戦死した息子たちの遺骨を祖国に戻そうとする。

作品タイトル”ディバイナー The Water Diviner”は、”ダウジング”で水脈を探すことを得意とする主人公が、それを活かして息子たちを捜すことからつけられた。

息子たちと妻も亡くした失意の中で行動する主人公の姿を、哀愁漂う雰囲気で描きながら、父親そして夫としてやるべきことを果たそうとする、主人公の執念を感じさせる描写が印象に残る力強いドラマに仕上がっている。

息子たちと夫を共に亡くした主人公とヒロインが、敵国同士の立場でありながら、複雑な関係を乗り越え結ばれる雰囲気で終わるラストもいい。

主演のラッセル・クロウは、戦死した三人の息子を異国の地で捜す父親を好演し、その演出もオーストラリア国内では高く評価された。

夫を殺した敵国人である主人公を歓迎できないものの、次第に心を開き親交を深めるホテル経営者のオルガ・キュリレンコ、その息子で主人公を慕うディラン・ジョージアズ、主人公に協力するオスマン帝国軍の少佐イルマズ・アルドアン、その部下チェム・イルマズ、”ANZAC”(オーストラリアニュージーランド軍)の戦死者埋葬部隊の指揮官ジェイ・コートニー、生存していた主人公の息子ライアン・コア、戦死する弟ジェームズ・フレイザーとベン・オトゥール、その母親である主人公の妻ジャクリーン・マッケンジー、ホテルの使用人イザベル・ルーカス、陸軍省の担当官ダニエル・ウィリー、神父のデイモン・ヘリマン、ヒロインの義兄スティーブ・バストーニ、その妻ミーガン・ゲイルなどが共演している。


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