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呪いの家 The Uninvited (1944)

呪われた屋敷を購入した兄妹の不可解な体験を描く、監督ルイス・アレン、主演レイ・ミランドルース・ハッセードナルド・クリスプ他共演のホラー。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


スリラー/ホラー


スタッフ キャスト
監督:ルイス・アレン
製作:チャールズ・ブラケット
原作:ドロシー・マカードル”Uneasy Freehold”1941
脚本
ドディ・スミス
フランク・パートス
撮影:チャールズ・ラング
編集:ドーン・ハリソン
音楽:ヴィクター・ヤング

出演
ロデリック”リック”フィッツジェラルド:レイ・ミランド
パメラ・フィッツジェラルド:ルース・ハッセー
ビーチ中佐:ドナルド・クリスプ
ホロウェイ:コーネリア・オーティス・スキナー
バード:ドロシー・スティックニー
リジー・フリン:バーバラ・エベレスト
スコット医師:アラン・ネイピア
ステラ・メレディス:ゲイル・ラッセル
チャーリー・ジェサップ:ホームズ・ハーバート(クレジットなし)
メアリー・メレディスの声:ベティ・ファリントン(クレジットなし)
テイラー夫人:クイニー・レナード(クレジットなし)
コーツワーシー夫人:モイナ・マクギル(クレジットなし)
アニー:リタ・ペイジ(クレジットなし)
メアリー・メレディスの幽霊:リンダ・グレイ(クレジットなし)
ウィル・ハーディ:アイヴァン・F・シンプソン(クレジットなし)

アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ
1944年製作 98分
公開
北米:1944年2月10日
日本:1946年6月27日


アカデミー賞
第17回アカデミー賞
・ノミネート
撮影賞(白黒)


ストーリー
1937年5月10日、イングランドコーンウォール
休暇を過ごしていたロンドンの音楽評論家で作曲家のロデリック”リック”フィッツジェラルド(レイ・ミランド)と妹のパメラ(ルース・ハッセー)は、海辺の廃屋”ウィンドワード・ハウス”が気に入る。
リックとパメラは、屋敷の持ち主ビーチ中佐(ドナルド・クリスプ)を訪ねる。
ビーチは不在だったが、孫娘のステラ・メレディス(ゲイル・ラッセル)に迎えられたリックとパメラは、屋敷のことを彼女に話す。
動揺したステラは、2人に帰ってもらおうとするが、そこにビーチが戻り、リックとパメラに屋敷のことを話す。
ビーチは、屋敷を売ることを決めていたが、ステラは、母メアリーの家だったためにそれに反対する。
話を進めたビーチは、上限1200ポンドまで出せると言うリックとパメラに屋敷を売却する。
ビーチは、5年前に貸した際に、住人から苦情があったことを正直に話し、契約を進めることを2人に伝える。
リックとパメラは、愛犬のボビーを連れて屋敷に向かい、ビーチの話や、敷地内に来ていたステラのことを気にしながら、その場で暮らす準備を始める。
翌日、町に向かったリックは、タバコ屋の主人ウィル・ハーディ(アイヴァン・F・シンプソン)と話し、ビーチの娘メアリーが崖から落ちて不可解な死に方をしたことを知る。
店を出たリックはステラと出くわし、昨日の無礼を謝罪される。
ステラは、母の死後、祖父はあの屋敷を嫌っていることを話し、自分は、母と3年間暮らした大好きな家だと伝える。
リックは、20歳だと言うステラに、過去にこだわるべきではないと伝えて、彼女を誘い楽しい時間を過ごす。
ステラと別れたリックはロンドンに向かい、アイルランド人の家政婦リジー・フリン(バーバラ・エベレスト)を連れて屋敷に戻る。
翌夜明け前にリックは、女性のすすり泣く声で目覚め、起きてきたパメラから、昨日も同じ声を聴いていたことを知る。
その声は夜明けと共に消えることもパメラから知らされたリックは、その原因を調べようとするのだが・・・。


解説 評価 感想
ブロードウェイでも活躍するルイス・アレンが監督し、主演はレイ・ミランドルース・ハッセードナルド・クリスプなどが共演した作品。

呪われた屋敷を購入した兄妹の不可解な体験を描くホラー。

製作者のチャールズ・ブラケットは、アルフレッド・ヒッチコックが監督してくれることを望んだものの実現しなかった。

主人公らが体験する超常現象なども登場する恐怖の中で、時折コメディのようなユーモラスなシーンが挿入されているのが興味深い。

物語の重要人物である、屋敷で死亡した女性の娘を演ずる、撮影当時18歳のゲイル・ラッセルの演技が印象的なのだが、長編初監督となったルイス・アレンは、経験不足の彼女への対応に苦労したらしい。

第17回アカデミー賞では、撮影賞(白黒)にノミネートされた。

主演のレイ・ミランドは、妹と共に呪いの家を購入して恐ろしい体験をする音楽家を、ユーモアをまじえながら好演している。

主人公の妹ルース・ハッセー、主人公に屋敷を売る元海軍中佐ドナルド・クリスプ、彼が頼る療養施設の責任者コーネリア・オーティス・スキナー、その施設の患者ドロシー・スティックニー、主人公の家政婦バーバラ・エベレスト、主人公らに協力する医師のアラン・ネイピア、母を屋敷で亡くした、ビーチ(ドナルド・クリスプ)の孫娘ゲイル・ラッセル、その母親の声ベティ・ファリントン、その幽霊リンダ・グレイ、農夫のホームズ・ハーバート、療養所の使用人クイニー・レナードモイナ・マクギル、ビーチの家政婦リタ・ペイジ、タバコ屋のアイヴァン・F・シンプソンなどが共演している。


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