1926年に発表された、アーネスト・ヘミングウェイの同名小説を基に製作された作品。 第一次大戦後の“ロスト・ジェネレーション”の恋愛と人間模様を描く、製作ダリル・F・ザナック、監督ヘンリー・キング、主演タイロン・パワー、エヴァ・ガードナー、メル・ファーラー、エロール・フリン、エディ・アルバート他共演のドラマ。 |
・ドラマ
・エヴァ・ガードナー / Ava Gardner / Pinterest
■ スタッフ キャスト ■
監督:ヘンリー・キング
製作:ダリル・F・ザナック
原作:アーネスト・ヘミングウェイ”The Sun Also Rises”
脚本:ピーター・ヴィアテル
撮影:レオ・トーヴァー
編集:ウィリアム・メイス
音楽:ヒューゴ・フリードホーファー
出演
ジェイコブ”ジェイク”バーンズ:タイロン・パワー
ブレット・アシュリー:エヴァ・ガードナー
ロバート・コーン:メル・ファーラー
マイク・キャンベル:エロール・フリン
ビル・ゴートン:エディ・アルバート
ミピポポロス伯爵:グレゴリー・ラトフ
軍医:ヘンリー・ダニエル
ジョルジェット:ジュリエット・グレコ
ジジ:マルセル・ダリオ
ペドロ・ロメロ:ロバート・エヴァンス
アメリカ 映画
配給 20世紀FOX
1957年製作 130分
公開
北米:1957年8月23日
日本:1957年11月27日
製作費 $3,500,000
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
1922年、第一次大戦後、パリ。
アメリカ人の新聞記者ジェイコブ”ジェイク”バーンズ(タイロン・パワー)は、友人で作家のロバート・コーン(メル・ファーラー)が、オフィスで居眠りをしているのに気づく。
ジェイクは、目を覚まし、南米旅行に行こうなどと呑気なことを言っているロバートを相手にしない。
街に出たジェイクは、娼婦ジョルジェット(ジュリエット・グレコ)と簡単な会話をして食事に誘う。
食事後にクラブに向かった二人は、ロバートらと合流する。
そこに、周囲を圧倒するような雰囲気を持つ美女ブレット・アシュリー(エヴァ・ガードナー)が現れ、ロバートは、一目で彼女に惹かれてしまう。
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*(簡略ストー リー)
1922年、第一次大戦後、パリ。
アメリカ人新聞記者のジェイコブ”ジェイク”バーンズは、戦時中、負傷した際に出会った元志願看護師ブレット・アシュリーと再会する。
ジェイクの友人のロバートは、ブレットに惹かれてしまう。
二人は心通い合う仲であり、ジェイクは、ブレットに近づく男達を気にする。
ジェイクは、傷の後遺症で性的不能となり、ブレットを愛することができなかった。
そんな時、友人ビルとスペイン旅行に向かったジェイクは、”サン・フェルミン祭”で賑う”パンプローナ”で、ブレットと恋人マイク、そしてロバートと出くわす。
その後、闘牛を楽しんだ一行だったが、闘牛士ロメロが、ブレットの美しさに心奪われてしまう・・・。
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ダリル・F・ザナックの独立プロ製作作品で、独自の価値観でその時代を過ごす”ロスト・ジェネレーション”の生き様を描くヘンリー・キングの力作でもある。
パリ、”サン・フェルミン祭”(パンプローナ)を舞台にした、一種独特の雰囲気と個性的な登場人物、そして周囲を圧倒する美女など、視覚的にも非常に興味深い作品に仕上がっている。
豪華スター競演も注目で、翌年44歳の若さで急逝するタイロン・パワーは、演技派として再評価されていただけに、その死は非常に残念なのだが、確かにやつれているようにも見える。
極端に言えば別世界の人物のようにも思える、美術品のような美しさが画面に栄える、とにかく美しいエヴァ・ガードナー、その恋人で、実生活そのままのような役柄を演ずるエロール・フリン、彼女を追い続ける主人公の友人メル・ファーラー、同じく友人のエディ・アルバート、ヒロインに惹かれる伯爵役のグレゴリー・ラトフ、軍医ヘンリー・ダニエル、クラブのマネージャー、マルセル・ダリオ、娼婦ジュリエット・グレコ、そして、その後、数々の名作の製作者となる、闘牛士役のロバート・エヴァンスなどが共演している。