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アメリカの至宝である大スター、ウィル・ロジャースの半生を描く、監督マイケル・カーティス、主演ウィル・ロジャースJr.、ジェーン・ワイマン他共演の伝記ドラマ。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:マイケル・カーティス
製作:ロバート・アーサー
原作:ベティ・ブレイク”Uncle Clem’s Boy”
脚本
フランク・デイビス
スタンリー・ロバーツ
脚色:ジャック・モフィット
撮影:ウィルフレッド・M・クライン
編集:フォルマー・ブラングステッド
音楽:ヴィクター・ヤング
出演
ウィル・ロジャース:ウィル・ロジャースJr.
ベティ・ロジャース:ジェーン・ワイマン
クレム・ロジャース上院議員:カール・ベントン・リード
コーラ・マーシャル:イヴ・ミラー
バート・リン:ジェームズ・グリーソン
ダスティ・ドノヴァン:スリム・ピケンズ
ワイリー・ポスト:ノア・ビアリーJr.
フォスター夫人:メアリー・ウィックス
デイヴ・マーシャル:スティーヴ・ブロディ
オーヴィル・ジェームズ:ピンキー・トムリン
サリー・ロジャース:マーガレット・フィールド
本人:エディ・カンター
ナレーター:J・キャロル・ネイシュ
アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
1952年製作 109分
公開
北米:1952年7月26日
日本:未公開・ノミネート
■ ストーリー ■
1900年代初頭。
ウィル・ロジャース(ウィル・ロジャースJr.)は、2年間の放浪の後に故郷インディアン準州(現オクラホマ)のウーロガーに戻る。
鉄道の荷物預り所に向かったウィルは、その場で働くベティ・ブレイク(ジェーン・ワイマン)と出会う。
その後ベティは、クレム・ロジャース上院議員(カール・ベントン・リード)邸で行われるパーティーに向かい、友人であるクレムの娘サリー(マーガレット・フィールド)から、弟ウィルを紹介すると言われるものの、直前に会った青年だとは思わなかった。
その場に居たウィルは、バンジョーを弾いてベティを歓迎し、彼女を驚かせる。
ウィルを紹介されたベティは、家名などにこだわらない気さくな彼が気になる存在になる。
ウィルも、姉のお産で町を訪れていたベティに惹かれる。
人との交流や投げ縄をする気楽な生活を好むウィルは、自分に失望する父クレムと意見が合わない。
牧場を運営するつもりのクレムは、それをウィルに任せようとする。
ウィルは牧場を任せられるものの、クレムと対立して、友人のダスティ・ドノヴァン(スリム・ピケンズ)と共にテキサス経由でニューオーリンズに向かい、南米行きの船に乗ることを考える。
それをベティに話したウィルは、彼女と一緒に過ごす生活のことも考えるものの、予定通り旅立つ。
様々な場所を旅したウィルは、ベティに絵葉書を送った。
その後ウィルは、ワイルド・ウエスト・ショーに加わり世界中を回る。
1904年。
帰国したウィルは、セントルイス万国博覧会でベティと再会し、彼女にプロポーズする。
結婚した2人は故郷に戻る予定だったが、ウィルは、ダスティと馬と共にショーのツアーに参加することをベティに伝える。
ウィルは、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンでフィナーレを迎えるツアー後に、故郷に戻ることをベティに約束するのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
1940年”サタデー・イブニング・ポスト”に掲載された、ウィル・ロジャース夫人ベティ・ブレイクの短編小説”Uncle Clem’s Boy”を基に製作された作品。
多くの名作を手掛けたマイケル・カーティスが監督し、主演はウィル・ロジャースJr.、ジェーン・ワイマンなどが共演した作品。
アメリカの至宝である大スター、ウィル・ロジャースの半生を描く伝記ドラマ。
アメリカに限らず世界の人々に愛されたウィル・ロジャースの人間性をユーモアを交えながら描く、マイケル・カーティスの繊細な演出は見ものだ。
後にカリフォルニア州選出の民主党下院議員となるウィル・ロジャースJr.が、国民的大スターの父ウィル・ロジャースを演ずることで話題になった作品。
ウィル・ロジャースJr.は、演技だけでなく、父譲りの見事なロープ芸なども披露してくれる。
ウィル・ロジャースと出会い、常に彼を支える妻ベティ・ロジャースを好演するジェーン・ワイマン、主人公の父親であるクレム・ロジャース上院議員カール・ベントン・リード、ベティの友人イヴ・ミラー、その夫スティーヴ・ブロディ、主人公のマネージャーであるタレント事務所の経営者ジェームズ・グリーソン、主人公と旅を続ける友人スリム・ピケンズ、主人公と親しくなるパイロットのワイリー・ポスト役ノア・ビアリーJr.、劇団員宿舎の主人メアリー・ウィックス、主人公の故郷の理髪師ピンキー・トムリン、主人公の姉サリー・ロジャース役マーガレット・フィールド、本人役でエディ・カンターなどが共演し、ナレーターはJ・キャロル・ネイシュが担当している。











