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スパイダーウィックの謎 The Spiderwick Chronicles (2008)

妖精観察図鑑を見つけた少年が妖精に誘拐された大叔父の謎を探ろうとする姿を描く、監督マーク・ウォーターズ、主演フレディ・ハイモアサラ・ボルジャーメアリー=ルイーズ・パーカーニック・ノルティジョーン・プロウライトデヴィッド・ストラザーン他共演のファンタジー。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ファンタジー


スタッフ キャスト ■
監督:マーク・ウォーターズ
製作総指揮
フランク・マーシャル
キャスリーン・ケネディ
製作
マーク・キャントン

エレン・ゴールドスミス=ヴィーン
ラリー・J・フランコ
キャリー・カークパトリック
原作
ホリー・ブラック
トニー・ディテルリッジ
脚本
キャリー・カークパトリック

デヴィッド・バレンバウム
ジョン・セイルズ
撮影:キャレブ・ デシャネル
編集:マイケル・カーン

音楽:ジェームズ・ ホーナー

出演
ジャレッド/サイモン・グラース:フレディ・ハイモア
マロリー・グレース:サラ・ボルジャー
ヘレン・グレース:メアリー=ルイーズ・パーカー
マルガラス:ニック・ノルティ
ルシンダ叔母:ジョーン・プロウライト
アーサー・スパイダーウィック:デヴィッド・ストラザーン
シンブルタック(声):マーティン・ショート
ホグスクイール(声):セス・ ローゲン
リチャード・グレース:アンドリュー・マッカーシー

アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ

2008年製作 95分
公開
北米:2008年2月14日
日本:2008年4月26日
制作費 $90,000,000
北米興行収入 $71,148,700
世界 $162,839,670


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
双子のジャレッドとサイモン(フレディ・ハイモア/ニ役)、姉マロリー(サラ・ボルジャー)は、母ヘレン・グレース(メアリー=ルイーズ・パーカー)と4人で、ニューヨークから、叔母ルシンダ(ジョーン・プロウライト)の家に引っ越してくる。

ルシンダは、父親アーサー・スパイダーウィック(デヴィッド・ストラザーン)が、妖精に誘拐されたと言って精神病院に入れられていたため、その家は空き家だった。

母や姉に心を開かかず、一人浮いた存在のジャレッドは、壁の中に何かがいる気配を感じ、ほうきの枝でつつくがヘレンに止められる。

マロリーとサイモンもそれに気づき、3人は壁の中から食事用のリフトを見つける。

マロリーとサイモンは、そそくさとその場を離れ、鍵を見つけたジャレッドは、興味本位でリフトに乗り階上に向かう。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
双子のジャレッドとサイモン姉マロリーは、母ヘレンと4人で、ニューヨークから引っ越して来る。
そこは叔母ルシンダの家であり、彼女は、父親アーサー・スパイダーウィックが、妖精に誘拐されたと言って精神病院に入れられてため、その家は空き家だった。
その後、ジャレッドは何か異変を感じ、隠されていた屋根裏部屋を見つける。
ジャレッドはそこで、字が書ける妖精シンプルタッグに遭遇し、”この図鑑を読むべからず・・”という警告書と共に、封印されていた妖精観察図鑑を見つける。
そしてジャレッドは、その図鑑の封印を解いてしまい、それが大叔父アーサーが、妖精について記録した資料だと知るのだが・・・。
__________

エンドロールの妖精達の映像や、ジェームズ・ホーナーの音楽がとても美しいファンタジーだが、結構グロテスクな怪物のような妖精が出てくるので、小さなお子様にはきついかもしれない。

実際親子連れで見に来ていた観客は、劇場を出たり入ったりで忙しそうだった。

北米興行収入は約7100万ドル、全世界では約1億6300万ドルのヒットとなった。

フレディ・ハイモアの双子の二役が、とても合成に見えないところは見事。
顔は似ているが(似ていて当たり前)、全く違う俳優が演じているように見える。

シリアスな演技を得意とするデヴィッド・ストラザーンが、珍しくファンタジーに出演ということで注目していたが、さすが実力派だけに、冷静な人物を抑えた雰囲気で好演している。

ニック・ノルティの出演も楽しみにしていたが、こちらは、ほんのわずかな特別出演程度で、ややがっかり。
彼もファンタジーというイメージでないので、怪物妖精という役どころがまずまず似合ってはいる。

本作には、二つの親子愛が描かれている。

いかにも現代風のジャレッドの、両親の仲違いによる母子に生じる亀裂と和解、そして、80年振りに再会して幸せを取り戻す父娘の絆は涙を誘う。

また、お気づきだと思うが、製作者のフランク・マーシャルと妻キャスリーン・ケネディが、自ら手がけた「E.T.」(1982)を意識したであろうラスト・シーンは、四半世紀前の感動を想い出し、思わずホロリとさせてくれる。

全く予備知識がなく見たもので、少年の父親役で、いい中年になってしまったアンドリュー・マッカーシーが登場したのにも驚いてしまった。

主人公を、わがままだと決め付けている姉サラ・ボルジャー、母メアリー=ルイーズ・パーカー、深い演技を見せる叔母のジョーン・プロウライト、妖精の声を担当するマーティン・ショートセス・ローゲンなどが登場する。


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