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1850年に発表された、チャールズ・ディケンズの小説”デイヴィッド・コパフィールド”を基に製作された作品。 両親を亡くすものの周囲の人々に励まされて成長する少年の波乱の人生を描く、製作、監督、脚本アーマンド・イアヌッチ、主演デーヴ・パテール、ピーター・カパルディ、ヒュー・ローリー、ティルダ・スウィントン、ベン・ウィショー、ポール・ホワイトハウス他共演のコメディ・ドラマ。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:アーマンド・イアヌッチ
製作
ケヴィン・ローダー
アーマンド・イアヌッチ
製作総指揮
ダニエル・バトセク
オリー・マッデン
サイモン・ブラックウェル
ベン・ブラウニング
グレン・バスナー
クリストス・V・コンスタンタコプーロス
原作:チャールズ・ディケンズ”デイヴィッド・コパフィールド”
脚本
アーマンド・イアヌッチ
サイモン・ブラックウェル
撮影:ザック・ニコルソン
編集
ミック・オーズリー
ピーター・ランバート
音楽:クリストファー・ウィリス
出演
デヴィッド・コパフィールド:デーヴ・パテール
デヴィッド・コパフィールド(4~7歳)ランヴィール・ジャイスワル
ウィルキンス・ミコーバー:ピーター・カパルディ
ディック:ヒュー・ローリー
ベッツィ・トロットウッド:ティルダ・スウィントン
ユライア・ヒープ:ベン・ウィショー
ウィックフィールド:ベネディクト・ウォン
ジェーン・マードストーン:グウェンドリン・クリスティー
ジェームズ・スティアフォース:アナイリン・バーナード
ドーラ・スペンロウ/クララ・コパフィールド:モーフィッド・クラーク
ダニエル・ペゴティ:ポール・ホワイトハウス
ペゴティ:デイジー・メイ・クーパー
アグネス・ウィックフィールド:ロサリンド・イレーザー
スティアフォース夫人:ニキ・アムカ=バード
エドワード・マードストーン:ダレン・ボイド
スペンロウ:マシュー・コトル
ミコーバー夫人:ブロナー・ギャラガー
ハム・ペゴティ:アンソニー・ウェルシュ
エミリー:エイミー・ケリー
ストロング夫人:アンナ・マクスウェル・マーティン
クリークル:ヴィクター・マクガイア
トゥンガイ:ピーター・シン
ジャネット:ルビー・ベンタル
ドクター・チリップ:ディヴィアン・ラドワ
ガミッジ夫人:ロザリーン・リネハン
クラップ夫人:ソフィー・マクシェラ
アメリカ 映画
配給
Lionsgate UK(イギリス)
サーチライト・ピクチャーズ(北米)
2019年製作 119分
公開
イギリス:2020年1月24日
北米:2020年8月28日
日本:2021年1月22日
製作費 $15,600,00
北米興行収入 $1,876,300
世界 $14,399,270
■ ストーリー ■
作家のデヴィッド・コパフィールド(デーヴ・パテール)は、自分の人生を語り始める。
__________
未亡人のクララ(モーフィッド・クラーク)は、男の子を出産する。
出産に立ち会った大伯母のベッツィ・トロットウッド(ティルダ・スウィントン)は、女の子が生まれると信じていたために、失望してその場を去る。
クララと乳母ペゴティ(デイジー・メイ・クーパー)に愛されながら成長したデヴィッド(ランヴィール・ジャイスワル)は、人生における名言をメモし始める。
デヴィッドは、クララが工場主エドワード・マードストーン(ダレン・ボイド)と付き合い始めたために、しばらくの間、ペゴティと兄ダニエル(ポール・ホワイトハウス)の家に世話になることになり、2人の家があるヤーマスに荷馬車で向かう。
ヤーマスに着いたデヴィッドは、ペゴティとダニエルの養子ハム(アンソニー・ウェルシュ)を紹介される。
デヴィッドは、これから暮らすことになる、浜辺の船がひっくり返った家が気に入り、もう一人の養子エミリー(エイミー・ケリー)と、未亡人のガミッジ夫人(ロザリーン・リネハン)も紹介される。
人生最高の日々を過ごしたデヴィッドはクララの元に戻り、母が厳格で冷酷なエドワードと結婚したことを知る。
エドワードに逆らったデヴィッドは折檻され、彼の姉ジェーン(グウェンドリン・クリスティー)にもいじめられる。
デイヴィッドは、ロンドンにあるエドワードの瓶詰め工場で働かされることになる。
ウィルキンス・ミコーバー(ピーター・カパルディ)と妻(ブロナー・ギャラガー)、そして子供たちが暮らす家に下宿することになったデヴィッドは、ミコーバーがいつも債権者に追われていることを知る。
デヴィッドは、エドワードから受け取る食費を使い、ミコーバーの家族と食事を分け合いながら、彼らに親切にしてもらう。
時は流れ、成長したデヴィッドは工場で働き続けるが、ミコーバーは、執行官により立ち退きを命ぜられ、債務者監獄に送られてしまう。
デヴィッドは、訪ねて来たジェーンとエドワードから、母クララが亡くなり葬儀は済ませたことを知らされ、激怒して工場でトラブルを起こしてしまう。
失意のデヴィッドは、唯一の親戚である裕福な大伯母ベッツィを頼りドーバーに向かう。
歩いてベッツィの家に着いたデヴィッドは歓迎され、風変わりな下宿人ディック(ヒュー・ローリー)と親交を深めるのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
1850年に発表された、チャールズ・ディケンズの小説”デイヴィッド・コパフィールド”を基に製作された作品。
「スターリンの葬送狂騒曲」(2017)などのアーマンド・イアヌッチが製作と脚本を兼ねて監督し、主演はデーヴ・パテール、ピーター・カパルディ、ヒュー・ローリー、ティルダ・スウィントン、ベン・ウィショー、ポール・ホワイトハウスなどが共演した作品。
両親を亡くすものの、周囲の人々に励まされて成長する少年の波乱の人生を描くコメディ・ドラマ。
COVID-19の影響もあり、興行的には成功しなかった作品ではあるが、アーマンド・イアヌッチの、多彩な登場人物の各個性を活かし、ユーモアあふれる小気味いい軽快な演出と脚本は批評家から絶賛された。
主演のデーヴ・パテールは、様々な困難に直面しながら成長する主人公のデヴィッド・コパフィールドを熱演している。
主人公の幼年期ランヴィール・ジャイスワル、主人公が下宿して世話になり、成長後も親しくするウィルキンス・ミコーバーのピーター・カパルディ、主人公と親交を深める、大叔母の家に下宿する風変わりな男性ディック役ヒュー・ローリー、主人公を可愛がる大伯母ベッツィ・トロットウッド役ティルダ・スウィントン、彼女の財産を管理するウィックフィールド役ベネディクト・ウォン、その部下となり、上司と主人公を騙すユライア・ヒープ役ベン・ウィショー、主人公の義父の姉ジェーン・マードストーン役グウェンドリン・クリスティー、その弟である主人公の義父エドワード・マードストーン役ダレン・ボイド、主人公の学友ジェームズ・スティアフォース役アナイリン・バーナード、主人公の婚約者ドーラ・スペンロウと主人公の母クララ・コパフィールド役モーフィッド・クラーク、主人公の乳母ペゴティ夫人デイジー・メイ・クーパー、その兄ペゴティのポール・ホワイトハウス、主人公と結婚することになる、ウィックフィールド(ベネディクト・ウォン)の娘アグネス・ウィックフィールド役ロサリンド・イレーザー、ジェームズ・スティアフォース(アナイリン・バーナード)の母親スティアフォース夫人役ニキ・アムカ=バード、ドーラの父親スペンロウ役マシュー・コトル、ミコーバー夫人のブロナー・ギャラガー、ペゴティの養子ハム・ペゴティ役アンソニー・ウェルシュ、同じく養子のエミリー役エイミー・ケリー、主人公が通う学校の運営者ストロング夫人のアンナ・マクスウェル・マーティン、主人公が働く瓶工場の経営者クリークル役ヴィクター・マクガイア、その部下トゥンガイのピーター・シン、主人公の大叔母ベッツィの家の家政婦ジャネット役ルビー・ベンタル、チリップ医師のディヴィアン・ラドワ、ペゴティの家で暮らすガミッジ夫人のロザリーン・リネハン、主人公が暮らす下宿の家主クラップ夫人のソフィー・マクシェラなどが共演している。