理想を胸に修道女となった女性が様々な経験を経て現実と理想の間の壁にぶつかり苦悩する姿を描く、監督フレッド・ジンネマン、主演オードリー・ヘプバーン、ピーター・フィンチ、ペギー・アシュクロフト、ディーン・ジャガー、コリーン・デューハースト他共演のドラマ。 |
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■ スタッフ キャスト ■
監督:フレッド・ジンネマン
製作:ヘンリー・ブランク
原作:キャサリン・ヒューム
脚本:ロバート・アンダーソン
撮影:フランツ・プラナー
編集:ウォルター・トンプソン
音楽:フランツ・ワックスマン
出演
ガブリエル・バン・ダ・マー/シスター・ルーク:オードリー・ヘプバーン
フォチュナティ医師:ピーター・フィンチ
マザー・エマニュエル:イーディス・エヴァンス
マザー・マルセラ:ペギー・アシュクロフト
バン・ダ・マー医師:ディーン・ジャガー
シスター・マルガリータ:ミルドレッド・ダンノック
シスター・ウィリアム:パトリシア・コリンジ
マザー・マチルダ:ルース・ホワイト
ヴァモイレン神父:ナイオール・マクギニス
シスター・オーレリー:ドロシー・アリソン
”ガブリエル”:コリーン・デューハースト
マザー・クリストフ:ビアトリス・ストレイト
シスター・ポーリーン:マーガレット・フィリップス
アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
1959年製作 151分
公開
北米:1959年7月18日
日本:1959年8月11日
製作費 $3,500,000
■ アカデミー賞 ■
第32回アカデミー賞
・ノミネート
作品・監督
主演女優(オードリー・ヘプバーン)
脚色・撮影・編集・音響・音楽賞
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
1930年代、ベルギー、ブルージス。
著名な医師バン・ダ・マー(ディーン・ジャガー)の娘ガブリエル(オードリー・ヘプバーン)は、修道女になる決心をして、恋人に置手紙を残して家族に別れを告げる。
修道院に着いたガブリエルは父に別れを告げ、他の修道志願女と共に、監督官のシスター・マルガリータ(ミルドレッド・ダンノック)の指示に従い、礼拝堂に足を踏み入れる。
ガブリエルの厳しい修道の日々は始まり、アフリカのコンゴに派遣されることを夢見る彼女は、まず修道女になることが先決だと、院長のマザー・エマニュエル(イーディス・エヴァンス)
から教えられる。
見習い修道女となるために、ガブリエルらは全ての記憶を消し去るよう命ぜられる。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
修道女になる決意を固めた、著名な医師の娘ガブリエルは、家族と恋人に別れを告げ、修道の道を歩むことになる。
ガブリエルは、厳しい戒律に縛られた日々を過ごしたプライドのせいで、服従を学べないことに苦悩しながら、修道女”シスター・ルーク”となるが、望みだったコンゴ行きが果たせず、精神病院に派遣される。
失意のシスター・ルークだったが、その後、神への服従を誓いコンゴ行きが叶い、白人専用病院でフォチュナティ医師の助手となる。
不躾なフォチュナティに戸惑いながらも、無難に職務を続けるシスター・ルークだったが、体調に異変を感じ、初期の結核と診断されてしまい・・・。
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1956年に発表された、キャサリン・ヒュームの著書を基に製作された作品。
社会派のフレッド・ジンネマンが、苦悩や挫折に直面する修道女の目を通し、様々な問題提起と共に、絶頂期のオードリー・ヘプバーンの、奥ゆかしい演技を見事に引き出した力作。
第32回アカデミー賞では、作品賞以下8部門にノミネートされた。
作品・監督
主演女優(オードリー・ヘプバーン)
脚色・撮影・編集・音響・音楽賞
人間性を捨てることが神への服従につながるのか、苦悩や挫折を繰り返す修道女を、オードリー・ヘプバーンは、抑えた演技で見事に演じきっている。
彼女のコンゴでの活動の場面は、晩年、ユニセフ親善大使としてアフリカなども訪れた姿とダブり感慨深い。
不躾で磊落な性格ながら、思慮深い一面も見せる外科医役のピーター・フィンチ、修道院院長イーディス・エヴァンス、修道女ペギー・アシュクロフト、著名な医師である主人公の父親役ディーン・ジャガー、修道女ミルドレッド・ダンノック、パトリシア・コリンジ、コンゴの修道院院長ルース・ホワイト、ハンセン氏病の村に一生を捧げる神父ナイオール・マクギニス、修道女のドロシー・アリソン、精神患者コリーン・デューハースト、修道女ビアトリス・ストレイト、マーガレット・フィリップスなどが共演している。