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スリーデイズ The Next Three Days (2010)

2008年に公開されたフランス映画「すべて彼女のために」のリメイク。
殺人罪で逮捕された妻の無実を証明できない夫が最終手段として考える脱獄計画を描く、製作、監督、脚本ポール・ハギス、主演ラッセル・クロウエリザベス・バンクスリーアム・ニーソンダニエル・スターン他共演のサスペンス。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(サスペンス/犯罪)

ラッセル・クロウ / Russell Crowe 作品一覧
ラッセル・クロウ / Russell Crowe / Pinterest


スタッフ キャスト ■
監督:ポール・ハギス

製作総指揮
アグネス・メントル
アンソニー・カタガス

製作
マイケル・ノジック

ポール・ハギス
オリヴィエ・デルボス
マルク・ミソニエ
脚本:ポール・ハギス
撮影:ステファーヌ・フォンテーヌ
編集:ジョー・フランシス
音楽:ダニー・エルフマン

出演
ジョン・ブレナン:ラッセル・クロウ

ララ・ブレナン:エリザベス・バンクス
ルーク・ブレナン:タイ・シンプキンス
ニコール:オリヴィア・ワイルド
ジョージ・ブレナン:ブライアン・デネヒー
グレース・ブレナン:ヘレン・ケアリー
ミック・ブレナン:マイケル・ビュイエ
エリット:モラン・アティアス

ナブルシ警部補:レニー・ジェームズ
クイン刑事:ジェイソン・ベギー
コレロ刑事:アイシャ・ハインズ
ハリス巡査部長:アラン・スティール
マイヤー・フィスク:ダニエル・スターン
ムース:RZA
アレックス:ケヴィン・コリガン
バーディー・リフソン医師:トゥルーディー・スタイラー
デイモン・ペニントン:リーアム・ニーソン

アメリカ 映画
配給 ライオンズゲート

2010年製作 133分
公開
北米:2010年11月19日
日本:2011年9月23日
製作費 $35,000,000
北米興行収入 $21,129,350
世界 $67,448,650


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
3年前、ピッツバーグ
大学教授のジョン・ブレナン(ラッセル・クロウ)と妻のララ(エリザベス・バンクス)は、弟ミック(マイケル・ビュイエ)と恋人エリット(モラン・アティアス)と共に食事をする。

些細なことでララとエリットが言い合いになり、二人は譲ろうとせずに、食事を済ませて別れる。

ジョンとララは、エリットが歯科医だとは思えないことで意見が一致し、帰宅した二人は愛し合う。

翌朝、二人は、息子ルークと過ごしていたが、ララは、コートに付いていた血に気が付き、それを洗い落とす。

その時、押し入ってきたクイン刑事(ジェイソン・ベギー)らが、ララを殺人容疑で逮捕し、抵抗するジョンを制止して彼女を連行する。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
平凡な暮らしをする大学教授ジョン・ブレナンだったが、ある日、妻ララが殺人の容疑で逮捕されてしまう。
無期懲役となったララを救うため、無実を主張する彼女を信じ、控訴しようとするジョンだったが、それが棄却され、釈放の道が閉ざされる。
殺人犯の母親に心を閉ざす息子ルークの愛も得られず、絶望したララは自殺を図る。
ある決断に達したジョンは、持ち前の勤勉さを生かし、刑務所のことなどを調べ上げ、脱獄犯ペニントンに接触する。
ペニントンは、脱獄そのものよりも、それを実行するための準備と計画の困難さをジョンに説明し、覚悟があるかを問う。
そしてジョンは、家族の幸せを取り戻すために、綿密な計画を立てて、それを実行していくのだが・・・。
__________

内容の濃い仕事で活躍を続けるポール・ハギスと、彼自身がオファーしたという、実力派人気スター、ラッセル・クロウが組んだ注目作。

アクションを十分にこなせるラッセル・クロウの、逞しさや野性味を封印するために、計画の準備段階で、誰でもが思いつくネット検索や、教師らしい勤勉さを描写しているところなど、なかなか細かい演出だ。

それでも、それを演ずる者と、演出家の仕事如何では、とても現実味がない”脱獄計画”が茶番劇になってしまう。
そのあたりは、さすがに実力者のプロの技を存分に堪能できる。

しかし、主人公家族の今後は、観客自身で占ってくれ的な結末は賛否両論であり、前記のように、常識的に考えて、その後も逃亡生活を続けられる可能性は低く、刑事が気づきそうになった”ボタン”に、今一度、期待する・・・と言いたいところだろうか。

現実味がないことはさて置き、ポール・ハギス自身による脚本、繊細な人物描写、クライマックスの緊迫感は見応えある。

主演のラッセル・クロウは、苦悩するごく平凡な主人公を、奥深い演技で熱演している。

何不自由ない生活を破壊され、最愛の息子の愛も得られず辛い日々を送る、主人公の妻エリザベス・バンクス、息子タイ・シンプキンス、主人公親子と親交を深める女性オリヴィア・ワイルド、主人公の両親ブライアン・デネヒー、ヘレン・ケアリー、弟マイケル・ビュイエ、その恋人モラン・アティアス、事件を追う警部補レニー・ジェームズ、殺人事件に疑問を抱き始める刑事役のジェイソン・ベギーアイシャ・ハインズアラン・スティール、主人公の弁護士ダニエル・スターン、ヤクの売人RZA、麻薬ラボのケヴィン・コリガンスティング夫人でもある医師役のトゥルーディー・スタイラー、そして、脱獄犯役で、わずかな出演だがリーアム・ニーソンが登場する。


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