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謎の下宿人 The Lodger (1944)

切り裂きジャック”による連続殺人事件を描く、監督ジョン・ブラーム、主演マール・オベロンレアード・クレガージョージ・サンダースセドリック・ハードウィック他共演のホラー。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


スリラー/ホラー


スタッフ キャスト
監督:ジョン・ブラーム

製作:ロバート・バスラー
原作:マリー・ベロック=ローンズThe Lodger
脚本:バー・リンドン

撮影:ルシアン・バラード
編集:J・ワトソン・ウェッブJr.
音楽:ヒューゴ・フリードホーファー

出演
キティ・ラングレー:マール・オベロン(歌声ロレイン・エリオット)
ジョン・ワーウィック警部:ジョージ・サンダース

スレイド:レアード・クレガー
ロバート・ボンティング:セドリック・ハードウィック
エレン・ボンティング:サラ・オールグッド
サザーランド警視:オーブリー・マザー
デイジー:クイニー・レナード
ジェニー:ドリス・ロイド
ベイツ巡査部長:デヴィッド・クライド
アニー・ロウリー/ケイティ:ヘレナ・ピカード

新聞売り:テッド・ビリングス(クレジットなし)
舞台係:シリル・デレヴァンティ(クレジットなし)
エドワード王子スチュアート・ホームズ(クレジットなし)
ハリス:オラフ・ヒッテン(クレジットなし)
バーテンダー:ビリー・ビーヴァン(クレジットなし)
ミュージックホールの芸人:チャーリー・ホール(クレジットなし)
サー・エドワード・ウィロビー警察長官:フレデリック・ウォーロック(クレジットなし)
シェリダン医師:ラムズデン・ヘア(クレジットなし)
ウィギー:アニタ・シャープ=ボルスター(クレジットなし)

アメリカ 映画
配給 20世紀FOX
1944年製作 84分
公開
北米:1944年1月19日
日本:1947年5月27日
製作費 $800,000


ストーリー
19世紀、ロンドン
ホワイトチャペル地区で”切り裂きジャック”による連続殺人事件が起きていたために、警察は警戒していた。
パブを出た酔ったケイティ(ヘレナ・ピカード)は、路地で殺害されて4人目の犠牲者となり、犯人は目撃される。
小さな黒いバッグを持参した病理学者のスレイド(レアード・クレガー)は、貸し部屋の広告を見てロバート・ボンティング(セドリック・ハードウィック)と妻エレン(サラ・オールグッド)の家を訪ねる。
部屋を見せてもらったスレイドは、屋根裏部屋も借りる。
部屋を案内したエレンは、紅茶の仲介業をしていたロバートが、取引の失敗で赤字を出したために、部屋を貸すことにしたことをスレイドに話す。
スレイドは、そのために精神的に参っているロバートが、切り裂きジャック事件に夢中になっていることも知る。
その後、食事を運んだエレンは、女優の写真をすべて壁に向ける奇妙な行動をするスレイドに、姪のキティ・ラングレー(マール・オベロン)が地方では知られた女優で、来週からロンドンの劇場で公演することを話す。
1週間後、キティはボンティング家に滞在し、予定通り公演の日を迎え、ロバートとエレンと共に劇場に向かおうとする。
キティを紹介されたスレイドは、劇場に誘われるものの、仕事があることを伝えてそれを断り外出する。
劇場に着いたキティは、かつて同じ楽屋を使っていた知人で女優のアニー・ロウリー(ヘレナ・ピカード)に再会し、彼女と話し力になろうとして金貨を渡す。
キティの公演は成功するが、祝賀会の最中にスコットランドヤードのジョン・ワーウィック警部(ジョージ・サンダース)が現れる。
キティは、アニーが切り裂きジャックに殺されたことを知り驚く。
ワーウィックは、犠牲者がすべて舞台経験者であり、目撃者の証言で黒い小さなバッグを持っていたことをキティやロバートに話す。
翌朝、事件の話を聞いたエレンは、スレイドが小さな黒いバッグを持っていたことをロバートに話し、彼が毎晩出かけることを疑問に思うのだが・・・。


解説 評価 感想
1913年に発表された、マリー・ベロック=ローンズの小説”The Lodger”を基に、”切り裂きジャック”事件を描いた作品。

同原作は、アルフレッド・ヒッチコックによる「下宿人」(1927)、1932年の”The Lodger”が映画化され、本作に続き、ジャック・パランス主演で「屋根裏部屋の男」(1953)、2009年にも「下宿人」としてリメイクされた。

ナチスの台頭で祖国ドイツを離れたジョン・ブラームが監督し、主演はマール・オベロンレアード・クレガージョージ・サンダースセドリック・ハードウィックなどが共演した作品。

切り裂きジャック”による連続殺人事件を描くホラー。

豪華キャストは注目で、その各個性を活かしたジョン・ブラームのシャープな演出や緻密な脚本により、物語に引き込まれる見事なドラマに仕上がっている。

主演のマール・オベロン(歌声ロレイン・エリオット)は、主人公に命を狙われる女優を魅力的に演じている。

事件を捜査しながらヒロインに惹かれる警部のジョージ・サンダース、謎の下宿人である連続殺人犯を怪演するレアード・クレガー、彼に部屋を貸すセドリック・ハードウィック、その妻サラ・オールグッド、警視のオーブリー・マザー、ボンティング家のメイド、クイニー・レナード、殺害される元女優のドリス・ロイド、ワーウィック(ジョージ・サンダース)の部下である巡査部長デヴィッド・クライド、キティ(マール・オベロン)の旧友で殺害される元女優と冒頭で殺害される女性のヘレナ・ピカード、新聞売りのテッド・ビリングス、舞台係のシリル・デレヴァンティエドワード王子スチュアート・ホームズ、バーテンダーのビリー・ビーヴァン、ミュージックホールの芸人チャーリー・ホール、警察長官のフレデリック・ウォーロック、医師のラムズデン・ヘア、酔っ払いのアニタ・シャープ=ボルスターオラフ・ヒッテンなどが共演している。


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