認知症の夫と末期ガンの妻の人生を締めくくる旅を描く、監督、脚本パオロ・ヴィルズィ、主演ヘレン・ミレン、ドナルド・サザーランド、クリスチャン・マッケイ、ジャネル・モロニー、ダナ・アイヴィ他共演のコメディ・ドラマ。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:パオロ・ヴィルズィ
製作
マーティ・イーライ・シュウォーツ
ファブリツィオ・ドンヴィート
マルコ・コーエン
ベネデット・アビブ
製作総指揮
アレッサンドロ・マスケローニ
ドヴ・ママン
ダニエル・カンポス・パヴォンチェッリ
コビ・ベナトフ
ダーヴィト・グルンバッハ
マチュー・ロビネ
ジル・スーサ
ブライアン・トーマス
原作
マイケル・ザドゥリアン”The Leisure Seeker”
脚本
スティーヴン・アミドン
フランチェスカ・アルキブージ
フランチェスコ・ピッコロ
パオロ・ヴィルズィ
撮影:ルカ・ビガッツィ
編集:ヤーコポ・クアドリ
音楽:カルロ・ヴィルズィ
出演
エラ・スペンサー:ヘレン・ミレン
ジョン・スペンサー:ドナルド・サザーランド
ウィル・スペンサー:クリスチャン・マッケイ
ジェーン・スペンサー:ジャネル・モロニー
リリアン:ダナ・アイヴィ
ダン・コールマン:ディック・グレゴリー
ジェニファー・ウォード:カースティ・ミッチェル
フィリップ:ロバート・プラルゴ
エミリー・ウォード:マイリー・ストーン
イタリア/フランス 映画
配給
ソニー・ピクチャーズ・クラシックス
クリエイティヴ・アーティスツ・エージェンシー
BAC Films
2017年製作 112分
公開
北米:2018年3月9日
日本:2018年1月26日
北米興行収入 $3,226,440
世界 $10,472,200
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
2016年8月29日、マサチューセッツ州、ウェズリー。
元大学教授で認知症の父ジョン・スペンサー(ドナルド・サザーランド)とガンを患う母エラ(ヘレン・ミレン)を訪ねたウィル(クリスチャン・マッケイ)は、両親がいないことに気づく。
エラを入院させる予定だったウィルは、隣人のリリアン(ダナ・アイヴィ)から、早朝にエンジン音がしたと言われ、両親が愛用の”Winnebago”の古いキャンピングカー”レジャー・シーカー”で出かけたことを知り驚く。
ウィルは、姉ジェーン(ジャネル・モロニー)に電話をして両親のことを伝える。
給油したジョンはハンバーガーが食べたいと言いだし、ダイナーに寄る。
ジェーンと両親を捜していたウィルはエラからの電話を受け、小旅行をしたいと言う母に呆れる。
出発したジョンは、エラに昔の話をされながら快調に運転し、二人はペンシルベニアのキャンプ場に到着する。
隣りに停車した夫婦と話をしたエラは、”フロリダキーズ”に向かい、夫に”ヘミングウェイの家”を見せることを伝える。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
2016年8月、マサチューセッツ州、ウェズリー。
元大学教授で認知症のジョン・スペンサーとガンを患う妻エラは、古いキャンピングカーで”フロリダキーズ”の”ヘミングウェイの家”に向けて旅立つ。
エラを病院に連れて行く予定だった息子のウィルは、両親が出かけたことを知り驚き、姉のジェーンに連絡する。
旅を続けるエラは、記憶を失い元に戻ることを繰り返すジョンに手を焼きながらも、目的地に向かうのだが・・・。
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2009年に発表された、マイケル・ザドゥリアンの小説”The Leisure Seeker”を基に製作された作品。
脚本家でもあるイタリアの映画監督パオロ・ヴィルズィが、本作でも脚本を兼ねて監督した作品。
主演のヘレン・ミレンとドナルド・サザーランドは、1990年公開のカナダ映画”黄土の英雄/軍医ベシューンの生涯”以来27年ぶりの共演となった。
認知症の夫を”ヘミングウェイの家”に連れて行きたい妻は末期ガンであることを承知で出発するのだが、その最終的な目的は・・・。
様々なことを経験しながら50年間連れ添った夫婦が、その思い出を語りながら旅する姿と、愛し合う夫婦の人生の終りをユーモアをまじえて描くコメディ・ドラマ。
撮影時、71歳と81歳のヘレン・ミレンとドナルド・サザーランドが、人生の終わりに目を背けることなく愛を確かめ合う夫婦を、実力派らしく見事に演じている。
ヘレン・ミレンは、ゴールデングローブ賞の主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)にノミネートされた。
主人公の息子クリスチャン・マッケイ、その姉ジャネル・モロニー、その夫ロバート・プラルゴ、主人公の隣人ダナ・アイヴィ、エラ(ヘレン・ミレン)の元恋人ディック・グレゴリー、ジョン(ドナルド・サザーランド)の教え子カースティ・ミッチェルなどが共演している。