| 太平洋上でのエンジン破損! ジョン・ウェインが操縦桿を握る航空事故映画の元祖! 監督ウィリアム・A・ウェルマン、製作、主演ジョン・ウェイン、クレア・トレヴァー、ラレイン・デイ、ロバート・スタック、ジャン・スターリング、フィル・ハリス、ロバート・ニュートン他共演のアドベンチャー・アクション。 |
・ジョン・ウェイン / John Wayne 作品一覧
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■ スタッフ キャスト ■
監督:ウィリアム・A・ウェルマン
製作
ロバート・フェローズ
ジョン・ウェイン
原作:アーネスト・K・ガン”The High and the Mighty”
脚本:アーネスト・K・ガン
撮影:アーチー・スタウト
編集:ラルフ・ドーソン
音楽:ディミトリ・ティオムキン
出演
ダン・ローマン:ジョン・ウェイン(副操縦士)
メイ・ホルスト:クレア・トレヴァー(元女優/乗客)
リディア・ライス:ラレイン・デイ(乗客)
ジョン・サリヴァン:ロバート・スタック(機長)
サリー・マッキー:ジャン・スターリング(乗客)
エド・ジョセフ:フィル・ハリス(乗客)
ジョセフ夫人:アン・ドーラン(乗客)
グスタフ・パーディー:ロバート・ニュートン(プロデューサー/乗客)
リリアン・パーディー:ジュリー・ビショップ(グスタフの妻/乗客)
ケン・チャイルズ:デヴィッド・ブライアン(航空会社の株主/乗客)
ドナルド・フラハティ:ポール・ケリー(誘導ミサイル実験に関わる科学者/乗客)
ハンフリー・アグニュー:シドニー・ブラックマー(製薬会社の経営者/乗客)
ゴンザレス:ペドロ・ゴンザレス・ゴンザレス(SSクリストバル・トレーダーの無線技士補佐)
ハワード・ライス:ジョン・ハワード(リディアの夫/乗客)
レニー・ウィルビー:ウォーリー・ブラウン(ナビゲーター)
ホビー・ウィーラー:ウィリアム・キャンベル(航空機関士)
ホセ・ロコタ:ジョン・クォーレン(漁師/乗客)
フランク・ブリスコー:ポール・フィックス(病を抱える乗客)
ベン・スニード:ジョージ・チャンドラー(極東クルーチーフ、ホノルル)
ドロシー・チェン:ジョイ・キム(乗客)
アルソップ:ダグラス・フォウリー(TOPACエージェント、ホノルル)
ティム・ガーフィールド:レジス・トゥーミー(TOPACオペレーションマネージャー、サンフランシスコ)
ケイム少尉:カール”アルファルファ”スウィッツァー(沿岸警備隊員/ASRパイロット)
モウブレイ中尉:ロバート・キーズ(沿岸警備隊/ASRパイロット)
ロイ:ウィリアム・ホッパー(サリー・マッキーの婚約者)
TOPAC運航管理官:ウィリアム・シャラート
スージー・ウィルビー:ジュリー・ミッチャム(レニーの妻)
スポルディング:ドゥ・アヴェドン(客室乗務員)
ネル・バック:カレン・シャープ(新婚の乗客)
マイロ・バック:ジョン・スミス(ネルの夫/乗客)
フィールド:ウォルター・リード(トビーの父親/クレジットなし)
トビー・フィールド:マイケル・ウェルマン(フィールドの息子/乗客)
ボイド:ダグラス・ケネディ(TOPAC広報担当、サンフランシスコ/クレジットなし)
アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
1954年製作 147分
公開
北米:1954年7月3日
日本:1954年9月7日
製作費 $1,470,000
■ アカデミー賞 ■
第27回アカデミー賞
・受賞
音楽賞(ドラマ・コメディ)
・ノミネート
監督
助演女優(クレア・トレヴァー/ジャン・スターリング)
歌曲・編集賞
■ ストーリー ■
ハワイ、ホノルル。
TOPAC420便(ダグラス DC-4)が、乗客17名と乗員5名を乗せ、サンフランシスコに向けて離陸準備を整える。
かつて機長を務め、現在は副操縦士のダン・ローマン(ジョン・ウェイン)は、口笛を吹く癖があった。
ダンは、機長として操縦する機の墜落事故で妻子を亡くし、片足の負傷で済んだ自分だけが生き残り、そのトラウマに今に苦しんでいた。
機長のジョン・サリヴァン(ロバート・スタック)は、常に責任を感じながら職務についていた。
乗客担当のアルソップ(ダグラス・フォウリー)と客室乗務員のスポルディング(ドゥ・アヴェドン)は、搭乗を待つ乗客たちの世話をしていた。
サリヴァンは、航空機関士のホビー・ウィーラー(ウィリアム・キャンベル)とベテランのナビゲーター、レニー・ウィルビー(ウォーリー・ブラウン)と共に、ダンが待つ420便に搭乗する。
準備が整い、元女優のメイ・ホルスト(クレア・トレヴァー)、元ミスコン女王のサリー・マッキー(ジャン・スターリング)、不幸な結婚生活を送る相続人のリディア・ライス(ラレイン・デイ)と夫ハワード・ライス(ジョン・ハワード)らを乗せた420便は離陸する。
しばらくしてダンは、機体のわずかな揺れを感じるが、ボビーとレニーが無反応だったために、気のせいだと思う。
メイは、航空会社の株主でもあるケン・チャイルズ(デヴィッド・ブライアン)に話しかけて親しくなる。
離陸直前に搭乗手続きをした、製薬会社の経営者ハンフリー・アグニュー(シドニー・ブラックマー)は、チャイルズのことを気にしていた。
スポルディングは、病を抱えるフランク・ブリスコー(ポール・フィックス)と親しくなり、彼から懐中時計を譲られる。
その直後に、スポルディングは機体の揺れを感じる。
夜になり、スポルディングは、再び機体が揺れたために操縦室に向かい、サリヴァンにそれを伝える。
一番エンジンの異常に気づいていたサリヴァンは、ダンに調べさせて、異常な振動をサンフランシスコに報告するようボビーに指示する。
ダンは、機体の後部を調べるものの異常は見つからず、揺れに気づいたチャイルズに質問されても、何も異常ないと答える。
戻ったダンから異常はないと言われたサリヴァンは、帰還不能地点に到達したことを知る。
チャップマンと妻の関係を疑うアグニューは、その件で彼に言い寄りトラブルになる。
アグニューは銃を手にして襲いかかろうとするが、機体が大きく揺れる。
次の瞬間、エンジンの一つが出火し、サリヴァンは、サンフランシスコへの緊急連絡を指示するのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
“A masterfully taut and atmospheric 1954 CinemaScope aviation classic, where William Wellman commands the claustrophobic air cabin infrastructure with fierce human friction, driven by John Wayne’s gritty, weathered aura and Dmitiri Tiomkin’s hauntingly iconic melodic torque.”
(見事なまでに緊迫し、情緒に満ちた1954年のシネマスコープ航空映画の古典。ウィリアム・ウェルマン監督は、ジョン・ウェインの骨太で年季の入ったオーラ(存在感)と、ディミトリ・ティオムキンの耳に残る象徴的なメロディのトルク(推進力)を原動力に、激しい人間模様のフリクションが渦巻く閉ざされた客室のインフラを完璧に支配している。)
1953年に発表された、アーネスト・K・ガンの小説”The High and the Mighty”を基に製作された作品。
「民衆の敵」(1931)、「ボー・ジェスト」(1939)などのウィリアム・A・ウェルマンが監督し、製作、主演ジョン・ウェイン、クレア・トレヴァー、ラレイン・デイ、ロバート・スタック、ジャン・スターリング、フィル・ハリス、ロバート・ニュートン他共演のアドベンチャー・アクション。
前年の「男の叫び」(1953)に続き、ウィリアム・A・ウェルマンとジョン・ウェインをはじめ、多くのスタッフとキャストが再び製作に関わった作品。
翌年公開の「中共脱出」(1954)でも、ウィリアム・A・ウェルマンとジョン・ウェインは組んでいる。
シネマスコープの大画面を生かした迫力映像、窮地に立たされた乗客それぞれの苦悩などを繊細に描く、ウィリアム・A・ウェルマンの演出手腕が見どころの作品。
ジョン・ウェインとしては、圧倒的な存在感で物語を支配する、いつもの彼れらしい主人公という役柄でなく、製作に重点を置いたわけでもないだろうが、様々な問題を抱える乗客の人生模様を描く内容を重視し、あえて登場場面を減らしているのが特徴の作品。
第27回アカデミー賞では、ディミトリ・ティオムキンが、賞
音楽賞(ドラマ・コメディ)を受賞した、
・ノミネート
監督
助演女優(クレア・トレヴァー/ジャン・スターリング)
歌曲・編集賞
ディミトリ・ティオムキンの名曲”The High and the Mighty”は、その後、様々なイベントでジョン・ウェインの登場曲としても使われる、彼にしては珍しい哀愁漂う曲なのだが、事故発生後の、緊迫感を伝える彼らしい音楽も印象に残る。
後に公開される「大空港」(1970)に似た内容で、危機を脱して無事着陸した機体の破損部分(本作はエンジン)を眺めながら、クルーなどが互いを称え合うラストなども、同作を彷彿させる。
製作がジョン・ウェインだけに、彼の盟友である、病を抱える男性ポール・フィックス、陽気な漁師のジョン・クォーレンに、いい役を演じさせているのはファンには嬉しい。
豪華キャスティングが注目で、乗客役で、元女優のクレア・トレヴァー、不幸な夫婦生活に悩むラレイン・デイ、かつての美しさを失ったことで悲観するジャン・スターリング、プロデューサーのロバート・ニュートンなどが共演している。
