アウトローのコール・ヤンガーとジェシー・ジェームズ兄弟率いる”ジェイムズ=ヤンガー・ギャング”が計画したミネソタ州ノースフィールドの銀行襲撃を描く、監督、脚本フィリップ・カウフマン、主演クリフ・ロバートソン、ロバート・デュヴァルによる実録西部劇。 |
・西部劇
■ スタッフ キャスト ■
監督:フィリップ・カウフマン
製作:ジェニングス・ラング
脚本:フィリップ・カウフマン
撮影:ブルース・サーティース
編集:ダグラス・スチュアート
音楽:デイヴ・グルーシン
出演
コール・ヤンガー:クリフ・ロバートソン
ジェシー・ジェームズ:ロバート・デュヴァル
ジム・ヤンガー:ルーク・アスキュー
クレル・ミラー:R・G・アームストロング
アレン:ダナ・エルカー
マニング:ドナルド・モファット
ボブ・ヤンガー:マット・クラーク
銀行員:エリシャ・クックJr.
グスタフソン:ローヤル・ダーノ
フランク・ジェームズ:ジョン・ピアース
チャーリー・ピッツ:ウェイン・サザーリン
アメリカ 映画
配給 Robertson and Associates
1972年製作 91分
公開
北米:1972年6月14日
日本:1972年9月2日
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
1870年代、ミズーリ州。
アウトローのコール・ヤンガー(クリフ・ロバートソン)とジェシー・ジェームズ(ロバート・デュヴァル)兄弟率いる”ジェイムズ=ヤンガー・ギャング”は、鉄道会社に土地を追われた住民達のために立ち上がる。
鉄道員を痛めつけて悪事を繰り返す一団だったが、議会は恩赦を検討する。
しかし、鉄道会社は”ピンカートン社”の探偵を雇い、一団を捕らえようとする。
それを知った一団は、逃走資金を手に入れるため、ミネソタ州ノースフィールドの銀行襲撃を計画する。
探偵の襲撃を受け傷を負ったコールは、恩赦を前に先走るジェシーらを追いノースフィールドに向かい、銀行を襲う準備を始めるのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
有名なアウトロー集団”ジェイムズ=ヤンガー・ギャング”の、実録の銀行襲撃を描くストーリー。
この後、名作「ライトスタッフ」(1983)などで奥深い演出を見せるフィリップ・カウフマンの、ユーモアを交えた軽快な演出は実に興味深い。
「まごころを君に」(1968)でアカデミー主演賞を受賞したクリフ・ロバートソンや、「ゴッドファーザー」(1972)が直前に公開されていたロバート・デュヴァルという、実力派二人の共演は嬉しい。
事件が起きた1876年はメジャーリーグが発足した年でもあり、そのことへのオマージュであろうか、じっくり見せてくれる、初期の野球を楽しむ人々の様子は必見の価値あり。
現代風の西部劇であり、名カメラマンのブルース・サーティースの自然を活かした映像や、デイヴ・グルーシンの音楽も注目だ。
一団のリーダー格コール・ヤンガーのクリフ・ロバートソンとジェシー・ジェームズのロバート・デュヴァル、その兄フランク・ジェームズのジョン・ピアース、仲間ジム・ヤンガーのルーク・アスキュー、一味に加わる農場主R・G・アームストロング、ボブ・ヤンガーのマット・クラーク、ウェイン・サザーリン、一団に抵抗する住民ダナ・エルカーとドナルド・モファット、住民ローヤル・ダーノ、銀行員エリシャ・クックJr.などが共演している。