両親の急死で弟と後見人夫婦に預けられた高校生が体験する恐怖を描く、監督ダニエル・サックハイム、主演リーリー・ソビエスキー、ダイアン・レイン、ステラン・スカルスガルド、ブルース・ダーン、キャシー・ベイカー他共演のサスペンス。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:ダニエル・サックハイム
製作:ニール・H・モリッツ
製作総指揮:マイケル・I・ラックミル
脚本:ウェズリー・ストリック
撮影:アラー・キヴィロ
編集:ハワード・E・スミス
音楽:クリストファー・ヤング
出演
リーリー・ソビエスキー:ルビー・ベイカー
ダイアン・レイン:エリン・グラス
ステラン・スカルスガルド:テリー・グラス
ブルース・ダーン:アルビン・ベグレイター
トレヴァー・モーガン:レット・ベイカー
キャシー・ベイカー:ナンシー・ライアン
リタ・ウィルソン:グレイス・ベイカー
クリス・ノース:ジャック・アベリー
マイケル・オキーフ:デイヴ・ベイカー
アグネス・ブルックナー:ゾー
ヴィト・ルギニス:ドン
アメリカ 映画
配給 コロンビア・ピクチャーズ
2001年製作 106分
公開
北米:2001年9月14日
日本:2002年3月16日
製作費 $22,000,000
北米興行収入 $17,951,430
世界 $23,619,610
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
夜遊びから帰ってきた高校生ルビー・ベイカー(リーリー・ソビエスキー)は、両親デイヴ(マイケル・オキーフ)とグレイス(リタ・ウィルソン)が事故死したことを知らされ卒倒してしまう。
両親の葬儀後、ルビーの前に両親の遺産管財人の弁護士アルビン・ベグレイター(ブルース・ダーン)が現れる。
両親の遺言で、ルビーと弟レット(トレヴァー・モーガン)は、テリー・グラス(ステラン・スカルスガルド)とエリン(ダイアン・レイン)夫妻に預けられることになる。
ベグレイターは、多額の遺産が残されたこともルビーに伝える。
そして、ルビーとレットは、送迎会社を営むテリーと医師のエリスに連れられマリブに向かう。
かつて、10年間、隣人だったグラス夫妻は、ガラス張りの豪邸にルビーとレットを連れて行き、学校の世話をして、洋服やゲーム機などを贈り2人を歓迎する。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
突然の事故で両親を亡くした高校生ルビー・ベイカーは、弟レットと共に、遺言でテリー・グラスとエリン夫妻に預けられることになる。
ルビーは弁護士のベグレイターから、多額の遺産が残されたことも知らされる。
そして、ルビーとレットは、テリーとエリスに連れられ、マリブの彼らの邸宅に向かう。
二人を歓迎したグラス夫妻は、彼女らに何不自由ない生活をさせる準備を整える。
しかし、ルビーは、夫妻の親切を不審に感じ、やがて二人を警戒するようになる・・・。
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子供の世界から脱しかけている主人公が、大人達の汚れた心と行動を知り戸惑いながら、自分なりに試行錯誤してそれに対処していく姿が、健気に、また頼もしく描かれている。
人生経験の浅い主人公の小さな疑いが、全ての大人への不信感につながっていく描写なども注目される。
例えば、遺産管財人の弁護士を、いかにも共犯のように見せ、福祉局調査員までもが、当初はグラス夫妻と弁護士の差し金のようにも感じてしまう。
これは、ベテランのブルース・ダーンや個性派俳優のキャシー・ベイカーなど、実力者を配役していることで、ドラマに緊迫感を与えさらに効果を上げている。
撮影当時18歳になったばかりのリーリー・ソビエスキーは、長身で外見が大人びているのでひ弱には見えず、クライマックスで親の仇を討つシーンなどは,逞しさえ感じ、若くして見事に主演を演じ切っている。
事件については悪意がなかったような、麻薬中毒の医師ダイアン・レイン、借金苦で元隣人家族を陥れて、財産を手に入れようとするステラン・スカルスガルド、遺産管財人弁護士のブルース・ダーン、主人公の弟役トレヴァー・モーガン、福祉局調査員キャシー・ベイカー、両親マイケル・オキーフとリタ・ウィルソン、叔父クリス・ノースなどが共演している。