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エクソシスト3 The Exorcist III (1990)

”エクソシスト”シリーズ第3作。
かつて悪魔祓い事件に関係した刑事が捜査する猟奇殺人事件と怪奇現象を描く、監督、原作、脚本ウィリアム・ピーター・ブラッティ、主演ジョージ・C・スコットエド・フランダースジェイソン・ミラースコット・ウィルソンブラッド・ドゥーリフ他共演のホラー。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


スリラー/ホラー


スタッフ キャスト
監督:ウィリアム・ピーター・ブラッティ
製作:カーター・デ・ヘイヴン
製作総指揮
ジェームズ・G・ロビンソン
ジョー・ロス
原作:ウィリアム・ピーター・ブラッティLegion
脚本:ウィリアム・ピーター・ブラッティ
撮影:ジェリー・フィッシャー
編集
ピーター・リー・トンプソン
トッド・ラムゼイ
音楽:バリー・デ・ヴォーゾン

出演
ウィリアム・キンダーマン警部補:ジョージ・C・スコット
ジョセフ・ダイアー神父:エド・フランダース
患者X/ダミアン・カラス神父:ジェイソン・ミラー
テンプル医師:スコット・ウィルソン
ジェームズ・ヴェナムン/双子座キラー:ブラッド・ドゥーリフ
メル・アトキンス巡査部長:グランド・L・ブッシュ
ポール・モーニング神父:ニコール・ウィリアムソン
エミリー・アラートン看護師:ナンシー・フィッシュ
エイミー・キーティング看護師:トレイシー・ソーン
シャーリー:バーバラ・バックスリー
トム・カナヴァン神父:ハリー・ケリーJr.
ジュリー・キンダーマン:シェリー・ウィルス
アラン・ステッドマン刑事:ジョージ・ディセンゾ
ブレイン看護師:タイラ・フェレル
メリン看護師:ロイス・フォラカー
ライアン刑事:ドン・ゴードン
クレリア夫人:メアリー・ジャクソン
メアリー・キンダーマン:ゾーラ・ランパート
フリードマン博士:ケン・ラーナー
ナースX:ヴィヴェカ・リンドフォース
ライリー神父:リー・リチャードソン
ブルーノ医師:クリフォード・デヴィッド
祭壇の少年:ケヴィン・コリガン
カスペレッリ:デメトリオス・パパジョージ
キンダーマンの夢の登場人物:ジョディ・ロング
キンダーマンの夢の登場人物:サミュエル・L・ジャクソン
キンダーマンの夢の登場人物:アメリア・キャンベル
本人:C・エヴェレット・クープ
本人:ラリー・キング
死の天使:パトリック・ユーイング
懺悔者:テレサ・ライト
天使:ファビオ
パズズの声:コリーン・デューハースト
天使:レノン・シスターズ

アメリカ 映画
配給 20世紀FOX
1990年製作 110分
公開
北米:1990年8月17日
日本:1990年11月17日
製作費 $11,000,000
北米興行収入 $26,098,820
世界 $39,024,250


ストーリー
1990年、ジョージタウン
15年前にリーガン・マクニールの悪魔祓いに関わったウィリアム・キンダーマン警部補(ジョージ・C・スコット)は、その際に亡くなったダミアン・カラス神父(ジェイソン・ミラー)のことを考える。
ある夜、教会のキリスト像が目を開ける異変が起きる。
翌日、同じくリーガンの事件に関わったジョージタウン大学のジョセフ・ダイアー神父(エド・フランダース)が祈りを捧げる中、ポトマック川で黒人少年トーマス・キントリーの遺体が発見される。
事件を担当したキンダーマンは、トーマスの頭部がキリスト像の頭部とすり替えられていた異常事態に対処する。
リーガンの事件以来、親交を深めていたキンダーマンとダイアーは、一緒に映画”素晴らしき哉、人生!”を鑑賞した後で食事する。
2人はトーマスの事件のことを話し、キンダーマンは、遺体の状況をダイアーに詳細に語る。
トム・カナヴァン神父(ハリー・ケリーJr.)は、老女(テレサ・ライト)の懺悔を聞いた後で、惨殺されて発見される。
現場に向かったキンダーマンは、カナヴァン神父の首が切断されていることを確認する。
その後、体調を崩したダイアーが入院し、キンダーマンは彼を見舞う。
署に戻ったキンダーマンは、トーマスとカナヴァンを殺したのが同一犯と考えていたが、指紋が一致しないことを部下のライアン(ドン・ゴードン)から知らされる。
翌朝キンダーマンは、亡くなったトーマスと共に夢に現れたダイアーが、病院で殺害されたという連絡を受ける。
病院に向かったキンダーマンは、ダイアーの首も切断され、血液はすべて小さな瓶に詰められ、その血で”素晴らしき哉、人生”と壁に書かれていることを確認する。
病院を封鎖したキンダーマンは、メル・アトキンス刑事(グランド・L・ブッシュ)と共に捜査を始める。
精神科病棟のテンプル医師(スコット・ウィルソン)の協力を得たキンダーマンは、今回起きている殺人が、15年前に処刑された連続殺人犯”双子座キラー”ことジェームズ・ヴェナムン(ブラッド・ドゥーリフ)の手口と一致していることに気づくのだが・・・。


解説 評価 感想
参考:
・「エクソシスト」(1973)
・「エクソシスト2」(1977)
・「エクソシスト3」(1990)
・「エクソシスト ビギニング」(2004)
・「ドミニオン」(2005)
・「エクソシスト 信じる者」(2023)

1983年に発表された、ウィリアム・ピーター・ブラッティのホラー小説”Legion”を基に製作された作品。

第2作の出来に満足できなかった原作者のウィリアム・ピーター・ブラッティは、ウィリアム・フリードキンと共に続編の構想を練るが難航し、その間に小説”Legion”を発表してベストセラーとなり、自ら脚本を兼ねて監督した、「エクソシスト」(1973)の正当な続編。

主演はジョージ・C・スコットエド・フランダースジェイソン・ミラースコット・ウィルソンブラッド・ドゥーリフなどが共演した作品。

かつて悪魔祓い事件に関係した刑事が捜査する猟奇殺人事件と怪奇現象を描くホラー。

前半から中盤にかけては、かつて悪魔祓いに関わったキンダーマン刑事とダイアー神父との関係と共に、連続猟奇殺人事件とその捜査が描かれ、終盤は本来のオカルト・ホラー的な内容で展開する。

ホラーとしての恐怖はそれほど感じないものの、自らメガホンをとったウィリアム・ピーター・ブラッティの意欲作だけあり、役者の演技、作品の構成や映像を含めて見応えある作品には仕上がっている。

主演のジョージ・C・スコットは、かつて悪魔祓い事件に関係したウィリアム・キンダーマン警部補を、実力派らしく好演している。

主人公と共に悪魔祓い事件に関係して親交を深めた神父エド・フランダース、精神患者Xとダミアン・カラス神父のジェイソン・ミラー、精神科の医師スコット・ウィルソン、猟奇殺人鬼ジェームズ・ヴェナムン/双子座キラーのブラッド・ドゥーリフ、主人公の部下である巡査部長グランド・L・ブッシュ、病院の神父で悪魔祓いを行うニコール・ウィリアムソン、看護師のナンシー・フィッシュ、トレイシー・ソーン、タイラ・フェレルロイス・フォラカー、主人公の義母バーバラ・バックスリー、告解室で殺される神父ハリー・ケリーJr.、主人公の娘シェリー・ウィルス、主人公の部下ジョージ・ディセンゾドン・ゴードン、ダイアー神父(エド・フランダース)の部屋の前で倒れていた精神病患者の老女メアリー・ジャクソン、主人公の妻ゾーラ・ランパート、病院の院長ケン・ラーナー、悪魔にとり憑かれる看護師ヴィヴェカ・リンドフォースジョージタウン大学の学長リー・リチャードソン、医師のクリフォード・デヴィッド、祭壇の少年ケヴィン・コリガン、主人公の夢に登場する女性ジョディ・ロングサミュエル・L・ジャクソンアメリア・キャンベルパトリック・ユーイング、天使のファビオレノン・シスターズ、本人のC・エヴェレット・クープラリー・キング、懺悔者のテレサ・ライト、パズズの声コリーン・デューハースト(元ジョージ・C・スコット夫人)などが共演している


 

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