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人間を縮小した人形を使い自分を陥れた者たちに復讐しようとする男性の行動を描く、監督、原案トッド・ブラウニング、主演ライオネル・バリモア、モーリン・オサリヴァン他共演のホラー。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督：トッド・ブラウニング
製作：エディ・マニックス
原作：エイブラハム・メリット”Burn, Witch, Burn!”
原案：トッド・ブラウニング
脚本
ギャレット・フォート
ガイ・エンドア
エリッヒ・フォン・シュトロハイム
撮影：レナード・スミス
編集：フレデリック・Y・スミス
音楽：フランツ・ワックスマン
出演
ポール・ラヴォン：ライオネル・バリモア
ロレイン・ラヴォン：モーリン・オサリヴァン
トト：フランク・ロートン
マリータ：ラファエラ・オッティアーノ
エミール・クールヴェ：ロバート・グレイグ
ラヴォン夫人：ルーシー・ボーモント
マルセル：ヘンリー・B・ウォルソール
ラシュナ：グレース・フォード
チャールズ・マタン：ペドロ・デ・コルドバ
ヴィクター・ラダン：アーサー・ホール
マーガレット・クールヴェ：ファニタ・クイグリー
クールヴェ夫人：クレア・デュ・ブレイ
モーリス刑事：ロロ・ロイド
医師：フランク・ライヒャー（クレジットなし）
アメリカ 映画
配給 MGM
1936年製作 79分
公開
北米：1936年7月10日
日本：1937年5月日
■ ストーリー ■
デビルズ島。
17年前に、パリの銀行強盗と夜警殺害の罪で有罪判決を受け服役していたポール・ラヴォン（ライオネル・バリモア）は、科学者マルセル（ヘンリー・B・ウォルソール）と共に、島から脱出する。
ポールは、自分を裏切った同僚3人に復讐し無実の罪を晴らすことと、最愛の娘ロレイン（モーリン・オサリヴァン）に会うことを夢見ていた。
マルセルは、ポールと共に家に戻り、妻マリータ（ラファエラ・オッティアーノ）に迎えられる。
体調が悪いマルセルは、ポールに感謝してマリータを紹介する。
服役前にマルセルは、人間の体を6分の1に縮小する研究をしていたため、マリータがそれを受け継ぎ実験を続けていた。
犬でそれを実験したマリータから、その成果を見せられたマルセルは、脳の機能が失われていることに気づく。
ポールはそれをおもちゃだと思うが、マルセルは、少し前まで普通の犬だったことを彼に話す。
研究の目的は、増え続ける人口に対応する食料危機対策であり、マルセルはそれもポールに話す。
縮小された犬が生きていることを確認したポールは、マルセルとマリータが、脳に障害がある使用人ラシュナ（グレース・フォード）を実験に使おうとしていることを知る。
マリータに部屋を提供されたポールは、かつては銀行家で、3人の同僚に裏切られ冤罪で服役し、復讐のために脱獄したことを話す。
その夜ポールは、マルセルとマリータが、ラシュナを縮小させる実験を行ったことを知る。
縮小はされたものの、ラシュナの意識が戻らないために、マルセルはそのショックで発作を起こして亡くなる。
その後、諦めずに実験を続けたマリータは、それを成功させるものの、ポールは、バカげた研究だと言ってラシュナを元に戻すべきだと主張する。
マリータの考えを聞き説得されたポールは、この研究を利用して、自分を陥れた3人に復讐し、自らの潔白を証明しようとするために、彼女と共にパリに向かうのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
1932年に発表された、エイブラハム・メリットの小説”Burn, Witch, Burn!”を基に製作された作品。
ホラーの巨匠と言われたトッド・ブラウニングが原案を兼ねて監督し、主演はライオネル・バリモア、モーリン・オサリヴァンなどが共演した作品。
人間を縮小した人形を使い自分を陥れた者たちに復讐しようとする男の行動を描くホラー。
商業的には成功しなかったものの、ホラーの巨匠トッド・ブラウニングの、恐怖感を漂わせる独特な演出、斬新なアイデアや、当時の技術を駆使した特殊効果などは高く評価された作品。
主演のライオネル・バリモアは、刑務所を脱獄して無実の罪を晴らそうとする男性を演ずる、その怪演は見ものだ。
主人公の娘モーリン・オサリヴァン、その婚約者であるタクシーの運転手フランク・ロートン、主人公と共に脱獄する、人間を縮小する研究を成功させる科学者（ヘンリー・B・ウォルソール）、その妻で研究を受け継ぎ主人公に協力するラファエラ・オッティアーノ、その使用人で縮小されるグレース・フォード、主人公の母親ルーシー・ボーモント、主人公が復讐しようとする銀行家の同僚ロバート・グレイグ、ペドロ・デ・コルドバ、アーサー・ホール、エミール（ロバート・グレイグ）の娘ファニタ・クイグリー、その母親クレア・デュ・ブレイ、刑事のロロ・ロイド、医師のフランク・ライヒャーなどが共演している。
