”キューバ危機”において戦争を回避しすることに貢献したイギリスのビジネスマン、グレヴィル・ウィンの行動を描く、製作総指揮、監督ドミニク・クック、製作総指揮、主演ベネディクト・カンバーバッチ、メラーブ・ニニッゼ、レイチェル・ブロズナハン、アンガス・ライト他共演の実録ドラマ。 |
・ベネディクト・カンバーバッチ / Benedict Cumberbatch 作品一覧
■ スタッフ キャスト ■
監督:ドミニク・クック
製作
アダム・アクランド
ベン・ブラウニング
ベン・ピュー
ロリー・エイトキン
製作総指揮
ドミニク・クック
トム・オコナー
ジョシュ・ヴァーニー
アシュリー・フォックス
グレン・バスナー
アリソン・コーエン
ミラン・ポペルカ
リア・クラーク
ベネディクト・カンバーバッチ
脚本:トム・オコナー
撮影:ショーン・ボビット
編集
タリク・アンウォー
ギャレス・C・スケイルズ
音楽:アベル・コジェニオウスキ
出演
グレヴィル・ウィン:ベネディクト・カンバーバッチ
オレグ・ペンコフスキー/アレックス:メラーブ・ニニッゼ
エミリー・ドノヴァン:レイチェル・ブロズナハン
シーラ・ウィン:ジェシー・バックリー
ディッキー・フランクス:アンガス・ライト
ジョン・A・マコーン:ジェリコ・イヴァネク
オレグ・グリヴァノフ:キリル・ピロゴフ
バートランド:アントン・レッサー
ヴェラ・ペンコフスカヤ:マリア・ミロノバ
ニキータ・フルシチョフ:ウラジミール・チュプリコフ
イギリス/アメリカ 映画
配給
ライオンズゲート
ロードサイド・アトラクションズ
2020年製作 111分
公開
イギリス:2021年8月13日
北米:2021年3月19日
日本:2021年9月23日
北米興行収入 $6,613,430
世界 $26,001,230
■ ストーリー ■
モスクワ。
ソ連の高官で”GRU/軍参謀本部情報総局”の情報将校オレグ・ペンコフスキー(メラーブ・ニニッゼ)は、アメリカとの核戦争の脅威が高まる中、ニキータ・フルシチョフ(ウラジミール・チュプリコフ)の指導力に疑問を抱き恐れ、アメリカ側に接触しようとする。
ロンドン。
CIAのエミリー・ドノヴァン(レイチェル・ブロズナハン)は、ペンコフスキーの件をMI6に報告する。
MI6のディッキー・フランクス(アンガス・ライト)とドノヴァンは、は、一般人であるビジネスマンのグレヴィル・ウィン(ベネディクト・カンバーバッチ)をモスクワに向かわせ、ペンコフスキーと接触させることを考える。
フランクスとドノヴァンに会い話を聞いたウィンは、自分がスパイになることを躊躇するものの、核戦争を阻止できる可能性を知り承諾する。
ウィンは、ビジネスの目的でモスクワに向かい、窓口となったペンコフスキーと親しくなる。
国家機密を入手したペンコフスキーは、ウィンと親交を深めながら、定期的な運び屋として彼に協力してもらう。
しかし、ウィンの行動は私生活に支障をきたすようになり、妻シーラ(ジェシー・バックリー)に浮気を疑われてしまい、真実を話せないまま彼は苦悩する。
その後、ソ連のキューバへの核配備を知ったペンコフスキーは、それに関する情報をウィンを通してCIAに伝える。
CIAはその情報を基にして事態を検証し、アメリカは、この危機に対する早期対策にそれを利用する。
その頃、ソ連側はKGBによる捜査で情報の漏洩に気づき、ペンコフスキーに危機が迫る。
目的を終えたウィンだったが、ペンコフスキーの亡命を約束したことをフランクスとドノヴァンに迫り、2人の忠告を無視してモスクワに向かうのだが・・・。
ドミニク・クックが製作総指揮を兼ねて監督し、主演はベネディクト・カンバーバッチ(製作総指揮を兼)、メラーブ・ニニッゼ、レイチェル・ブロズナハン、アンガス・ライトなどが共演した作品。
米ソ冷戦下の最大の危機と言える”キューバ危機”を、結果的に回避することに貢献したイギリスのビジネスマン、グレヴィル・ウィンの行動を描く実録ドラマ。
国家反逆が死を意味することを最もよく知るGRU/軍参謀本部情報総局の将校が、家族を巻き込む危機に直面しながら、世界の未来のために行動する姿と当事者2人の絆の物語が胸を撃つ。
西側の一般人であるビジネスマンのグレヴィル・ウィンを演ずるベネディクト・カンバーバッチの、体を張った熱演が見どころの作品でもある。
純粋なスパイ劇としてはやや物足りない感じもするが、主人公2人の人間性などを、ドミニク・クックが繊細なタッチで描いた見応えある作品に仕上がっている。
西側に情報を提供し、指導者の暴走を命懸けで阻止しようとするGRU/軍参謀本部情報総局の将校オレグ・ペンコフスキーを好演するメラーブ・ニニッゼ、彼からの情報を受けて作戦を実行するCIA局員のレイチェル・ブロズナハン、彼女と共に行動するMI6職員のアンガス・ライト、グレヴィル・ウィンの妻ジェシー・バックリー、CIA長官ジョン・A・マコーンのジェリコ・イヴァネク、KGBのキリル・ピロゴフ、MI6職員のアントン・レッサー、オレグ・ペンコフスキーの妻マリア・ミロノバ、ニキータ・フルシチョフのウラジミール・チュプリコフなどが共演している。