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命を狙われる王とその替え玉になった瓜二つの男の活躍を描く、監督フィル・カールソン、主演アンソニー・デクスター、ジョディ・ローレンス、ゲイル・ロビンス、アンソニー・クイン他共演のアドベンチャー。 |
・アンソニー・クイン / Anthony Quinn / Pinterest
■ スタッフ キャスト ■
監督：フィル・カールソン
製作：エドワード・スモール（クレジットなし）
原作
ジョージ・ブルース
アレクサンドル・デュマ
脚本：ジェシー・L・ラスキーJr.
撮影：W・ハワード・グリーン
編集：ジェローム・トムズ
音楽：マリオ・カステルヌオーヴォ＝テデスコ
出演
カルロス・デラーゴ/ロレンゾ王：アンソニー・デクスター
テレサ王女：ジョディ・ローレンス
フローラ伯爵夫人：ゲイル・ロビンス
ラモン王子：アンソニー・クイン
トリアーノ首相：カール・ベントン・リード
ルイーズ大尉：ロン・ランデル
シュロック少佐：イアン・マクドナルド
デ・ラフォース：フェイ・ロープ
カルノー：カールトン・ヤング
ロペス医師：レスター・マシューズ
モロッコのスルタン：ウォルター・キングスフォード
大司教：ホームズ・ハーバート
ドン・フェリペ・カストロ：ドナルド・ランドルフ
ドナ・ドロレス・カストロ：マリ・ブランチャード
宮廷の臣下：ジョージ・メルフォード（クレジットなし）
アメリカ 映画
配給 コロンビア・ピクチャーズ
1952年製作 94分
公開
北米：1952年6月25日
日本：未公開
■ ストーリー ■
1804年、モロッコ。
護衛部隊の隊長カルロス・デラーゴ（アンソニー・デクスター）は、盗賊に襲われたマンダラの大使ドン・フェリペ・カストロ（ドナルド・ランドルフ）と妻ドナ（マリ・ブランチャード）を救う。
カルロスは、関係のあったドナとカストロに、部下をよこすと伝えてその場を去る。
スルタン（ウォルター・キングスフォード）の元に向かったカストロは、戻ってきたカルロスに見覚えがあった。
ドナはカルロスの元に向かい、会うために来たことを伝える。
そこに現れたカストロは、2人の様子に驚きもせず、カルロスに、王家の血縁者であり、マンダラの国王ロレンゾに似ていると伝えて、それを否定する彼と決闘する。
剣を交えたカルロスは、カストロを倒す。
カストロは、息を引き取る前にドナを射殺する。
マンドラ王国。
国王ロレンゾ3世（アンソニー・デクスター）は、ダンス相手のフローラ伯爵夫人（ゲイル・ロビンス）と過ごしていたが、トリアーノ首相（カール・ベントン・リード）から、カストロを殺したカルロスの報告を受ける。
カルロスを裁くよう指示したロレンゾは、問題があると言うトリアーノの話を聞き、捕らえて連行されたカルロスを見て驚く。
ロレンゾは、自分と瓜二つのカルロスを予定通り裁き、追放するよう指示し、今回のことが、王位を狙ういとこで策略家であるラモン王子（アンソニー・クイン）に利用されないようにするのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
アレクサンドル・デュマの”The Brigand”を大まかに基にした作品。
フィルム・ノワール作品などで知られるフィル・カールソンが監督し、主演はアンソニー・デクスター、ジョディ・ローレンス、ゲイル・ロビンス、アンソニー・クインなどが共演している。
命を狙われる王とその替え玉になった瓜二つの男の活躍を描くアドベンチャー。
本作はアンソニー・ホープの冒険小説”ゼンダ城の虜”を彷彿とさせる内容であり、アンソニー・デクスターが、王位を狙われる国王と、その王に成りすます男の二役を演じたことで話題になった、鮮やかなテクニカラーの映像も注目の作品。
王位を狙う国王のいとこを演ずるアンソニー・クインは、風格を感じさせる悪役を見事に演じ、その演技は高く評価された。
国王の婚約者ジョディ・ローレンス、国王と関係し、陰謀に引き込まれるもののそれを拒み、国王を守ろうとする伯爵夫人ゲイル・ロビンス、国王の側近である首相カール・ベントン・リード、彼と共に国王を守る護衛隊の大尉ロン・ランデル、王位を狙うラモン（アンソニー・クイン）の陰謀に加担する少佐イアン・マクドナルド、その仲間であるフランス大使フェイ・ロープ、その仲間カールトン・ヤング、国王を守る主治医のレスター・マシューズ、モロッコのスルタン、ウォルター・キングスフォード、大司教のホームズ・ハーバート、主人公と決闘するマンドラの大使ドナルド・ランドルフ、その妻で主人公と関係していたマリ・ブランチャード、宮廷の臣下ジョージ・メルフォードなどが共演している。
