1987年に発表された、トム・ウルフの小説”The Bonfire of the Vanities”を基に製作された作品。 若くしてウォール街で成功したトレーダーが些細な事故により凋落していく姿を描く、製作、監督ブライアン・デ・パルマ、主演トム・ハンクス、ブルース・ウィリス、メラニー・グリフィス、モーガン・フリーマン、キム・キャトラル、キルスティン・ダンスト、F・マーリー・エイブラハム他共演のコメディ・ドラマ。 |
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■ スタッフ キャスト ■
監督:ブライアン・デ・パルマ
製作:ブライアン・デ・パルマ
製作総指揮
ジョン・ピーターズ
ピーター・グーバー
原作:トム・ウルフ”The Bonfire of the Vanities”
脚本:マイケル・クリストファー
撮影:ヴィルモス・スィグモンド
編集
デイヴィッド・レイ
ビル・パンコウ
音楽:デイヴ・グルーシン
出演
シャーマン・マッコイ:トム・ハンクス
ピーター・ファロー:ブルース・ウィリス
マリア・ラスキン:メラニー・グリフィス
レオナルド・ホワイト判事:モーガン・フリーマン
ジュディ・マッコイ:キム・キャトラル
キャンベル・マッコイ:キルスティン・ダンスト
トム・キリアン:ケヴィン・ダン
ジェド・クレイマー:ソウル・ルビネック
レイ・アンドルイッチ:ルイス・ギアンヴァルボ
ベーコン牧師:ジョン・ハンコック
アルバート・フォックス:クリフトン・ジェームズ
マッコイ:ドナルド・モファット
アーサー・ラスキン:アラン・キング
キャロライン・ハフシャンク:ベス・ブロデリック
ポラード・ブローニング:カート・フラー
ロウリー・ソープ:アダム・ルフェーヴル
エド・リフキン:リチャード・リベルティーニ
エイブラムス・ワイス地方検事:F・マーリー・エイブラハム
マーティン刑事:バートン・ヘイマン
ゴールドバーグ刑事:ノーマン・パーカー
オーブリー・バフィング:アンドレ・グレゴリー
ローランド・オウバーン:トロイ・ウィンブッシュ
アニー・ラム:メアリー・アリス
ヘンリー・ラム:パトリック・マローン
PR係:リタ・ウィルソン
レオン・バヴァーデージ:ハンスフォード・ロウ
アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
1990年製作 126分
公開
北米:1990年12月21日
日本:1991年6月28日
製作費 $47,000,000
北米興行収入 $15,691,190
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
ニューヨーク。
著名な作家ピーター・ファロー(ブルース・ウィリス)は、酔いながら、新作の発表会で記者達に囲まれる。
約1年前。
若くしてウォール街で成功したシャーマン・マッコイ(トム・ハンクス)は、600万ドルの豪華マンションに妻ジュディ(キム・キャトラル)と娘キャンベル(キルスティン・ダンスト)と暮らしていた。
雨の中、愛犬マーシャルを連れて散歩に出たシャーマンは、電話ボックスから、大富豪アーサー・ラスキン(アラン・キング)の妻で不倫相手のマリア・ラスキン(メラニー・グリフィス)に電話をする。
しかし、シャーマンは間違えて自宅にかけてしまい、ジュディと話していることに気づいて焦る。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
ニューヨーク。
若くしてウォール街で成功したシャーマン・マッコイは、妻ジュディと娘キャンベルと共に何不自由ない暮らしをしていた。
大富豪の妻マリアと不倫関係だったシャーマンは、彼女を空港に迎えに行った帰りに道に迷い、危険地帯で黒人の二人組に襲われそうになる。
その場から逃げようとして車を運転したマリアは、どちらかと接触した様に思いながら二人を振り切る。
酒浸りで落ちぶれた記者ピーターは、車に轢かれた黒人青年が昏睡状態になった事件が記事になったことを知り、それを利用して利益を得ようとするベーコン牧師に会い、取材するよう指示される。
選挙を控える地方検事ワイスは、検事補のクレイマーとアンドルイッチと共に事件を野望達成の手段にする。
一方、事件が大事になったシャーマンは、被害者が覚えていた車のナンバーから自分の車が割り出され、刑事の質問を受ける。
シャーマンはマリアに相談するものの、彼女は国外に旅立ち窮地に追い込まれ、そして遂に逮捕されてしまう・・・。
__________
トム・ウルフのベストセラーが原作、製作も兼ねるブライアン・デ・パルマの演出、トム・ハンクス、ブルース・ウィリス、メラニー・グリフィス、モーガン・フリーマンら豪華スター競演も話題になった作品。
ところが、本国アメリカでは、評価に値しないとまで言われて酷評され、商業的にも大失敗に終わった。
*
製作費 $47,000,000
北米興行収入 $15,691,190
ラジー賞では、作品、監督賞のブライアン・デ・パルマをはじめ、主要部門にノミネートされてしまった。
若手、ベテラン、実力派を起用したキャスティングはまずまずと言いたいところなのだが、その個性を生かしきれていないブライアン・デ・パルマの演出は今一だ。
ブライアン・デ・パルマの作品と言われなければ分からないような内容で、彼らしい描写などは皆無であり、それを期待して観ると失敗する。
些細な事件が大事になる様を描く脚本も悪く言えば”陳腐”であり、コメディとしての楽しさや盛り上がりにも欠ける。
巨額を動かす成功したトレーダーにしては、行動は子供のような主人公を演ずるトム・ハンクス、酒浸りの自堕落な男から、事件を取材したことで記者、そして作家として成功するブルース・ウィリス、主人公の不倫相手である大富豪の妻メラニー・グリフィス、節度のない社会を嘆く判事モーガン・フリーマン、主人公の妻キム・キャトラル、娘キルスティン・ダンスト、主人公の弁護士ケヴィン・ダン、地方検事補のソウル・ルビネックとルイス・ギアンヴァルボ、私欲のため事件を利用しようとする牧師ジョン・ハンコック、弁護士クリフトン・ジェームズ、主人公の父親ドナルド・モファット、マリア(メラニー・グリフィス)の夫アラン・キング、マリアに裏切られる友人ベス・ブロデリック、主人公の友人で同じマンションの住人カート・フラー、主人公の同僚アダム・ルフェーヴル、被害者の高校時代の担任リチャード・リベルティーニ、事件を選挙や野望達成に利用しようとする地方検事F・マーリー・エイブラハム、刑事バートン・ヘイマンとノーマン・パーカー、詩人アンドレ・グレゴリー、主人公を襲おうとする二人組トロイ・ウィンブッシュとパトリック・マローン、その母親メアリー・アリス、新著発表イベントのPR係リタ・ウィルソン、他ハンスフォード・ロウなどが共演している。