1908年に発表された、ヘンリー・ドヴィア・スタックプールの同名小説の映画化である1949年の同名作品のリメイク。 遭難して南太平洋の孤島にたどり着いた少年と少女の生活と恋を描く、ブルック・シールズ、クリストファー・アトキンズ他共演、製作、監督ランダル・クレイザーによる冒険ロマンス。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:ランダル・クレイザー
製作:ランダル・クレイザー
原作:ヘンリー・ドヴィア・スタックプール
脚本:ダグラス・デイ・スチュワート
撮影:ネストール・アルメンドロス
編集:ロバート・ゴードン
音楽:ベイジル・ポールドゥリス
出演
エメライン・レストレンジ:ブルック・シールズ
リチャード・レストレンジ:クリストファー・アトキンズ
アーサー・レストレンジ:ウィリアム・ダニエルズ
パディ・バトン:レオ・マッカーン
エメライン・レストレンジ(少女期:エルヴァ・ジョゼフソン
リチャード・レストレンジ(少年期):グレン・コーハン
船長:アラン・ホップグッド
アメリカ 映画
配給 コロンビア・ピクチャーズ
1980年製作 104分
公開
北米:1980年6月20日
日本:1980年8月16日
製作費 $4,500,000
北米興行収入 $58,853,110
■ アカデミー賞 ■
第53回アカデミー賞
・ノミネート
撮影賞
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
”ヴィクトリア朝”時代。
南太平洋を航行しサンフランシスコに向かっていた帆船にアーサー・レストレンジ(ウィリアム・ダニエルズ)とその息子 リチャード(グレン・コーハン)と従妹のエメライン (エルヴァ・ジョゼフソン)が乗っていた。
その後、順調な船旅を続けていた船は突然の火災に遭い、リチャードとエメラインは、コックのパディ・バトン(レオ・マッカーン)に連れられて救命ボートで避難する。
折りしも、海上は濃い霧に包まれ、三人は船から脱出したアーサーらの乗る救命艇とはぐれてしまう。
漂流していた三人は、ある無人島にたどり着き上陸して、何日かぶりの水や食料にありつく。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
南太平洋を渡り航行を続けていた帆船が出火し、乗員が避難することになるが、少年リチャードと従妹のエメラインは父アーサーとはぐれてしまう。
リチャードとエメラインはコックのパディに助けら、ボートで漂流する。
ある無人島にたどり着いたリチャードとエメラインは、パディから生きていくための心得を教えられ、島の反対側に行くことを禁じられる。
その後、パディは命を落としてしまい、子供達は違う場所に移り、彼の教えを参考に、自給自足の生活を始める。
やがて二人は成長し、体や考え方に変化が現れ、そして愛し合うようになる。
エメラインは妊娠して子供が生まれ、自然の中で、家族の幸せを実感する彼女らは、現れた帆船にも背を向けてしまう・・・。
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ジーン・シモンズ主演の1949年の同名イギリス映画のリメイクで、旧作では主人公が文明社会に戻ろうと努力するのに対し、 本作ではそれとは逆に、本人達の意思としては島の生活を選ぶかたちで描かれている。
当時、美少女スターのブルック・シールズの人気が先行して、日本では、ボディダブルではあるが彼女のセミ・ヌードなどばかりが注目された作品。
撮影当時14歳のブルック・シールズの、大胆な演技と肢体が話題をさらいヒットした。
*北米興行収入 $58,853,110
美しい自然の中で、主人公らが全裸で泳ぐシーンなどが多く登場するが、今観るとこの内容でボカシなどが入ると、逆にいやらしく感じてしまう。
第53回アカデミー賞では、美しいフィジー・ロケの、眩いばかりの素晴らしさが高く評価され、撮影賞にノミネートされた。
二人だけの世界で逞しく成長していくクリストファー・アトキンズ、その息子を諦めずに探し続けていた父親ウィリアム・ダニエルズ、子供達に、自然の中での生き方を教える船員レオ・マッカーン、幼少期の子供達エルヴァ・ジョゼフソンとグレン・コーハン、船長アラン・ホップグッドなどが共演している。