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様々な罪を犯し服役する囚人たちの運命を描く、監督ジョージ・W・ヒル、主演チェスター・モリス、ウォーレス・ビアリー、ルイス・ストーン、ロバート・モンゴメリー他共演のドラマ。 |
・ドラマ
■ スタッフ キャスト ■
監督:ジョージ・W・ヒル
製作:アーヴィング・タルバーグ
原作:フランセス・マリオン
脚本
ジョセフ・ファーナム
マーティン・フレイヴィン
撮影:ハロルド・ウェンストロム
編集:ブランシュ・シーウェル
出演
モーガン:チェスター・モリス
ブッチ:ウォーレス・ビアリー
ジェームズ・アダムス刑務所長:ルイス・ストーン
ケント・マーロウ:ロバート・モンゴメリー
アン・マーロウ:レイラ・ハイアムズ
ポップ:ジョージ・F・マリオン
マーロウ:J・C・ニュージェント
オルセン:カール・デイン
ウォレス:デウィッド・ジェニングス
ゴファー:マシュー・ベッツ
マーロウ夫人:クレア・マクドウェル
ドンリン:ロバート・オコナー
ジェド:トム・ケネディ
サンディ:トム・ウィルソン
ドピー:エディ・フォイヤー
パトナム:ロスコ・アテス
オリヴァー:フレッチャー・ノートン(クレジットなし)
モーガンの弁護士:ルイ・ナトー(クレジットなし)
囚人:ジョージ・マグリール(クレジットなし)
囚人:アンジェロ・ロシット(クレジットなし)
囚人:マイケル・ヴァヴィッチ(クレジットなし)
囚人:ハリー・ウィルソン(クレジットなし)
理事:イーサン・レイドロー(クレジットなし)
囚人:クリス=ピン・マーティン(クレジットなし)
囚人:エドガー・ディアリング(クレジットなし)
刑務所の医師:ハーバート・プライアー(クレジットなし)
アメリカ 映画
配給 MGM
1930年製作 87分
公開
北米:1930年6月14日
日本:1931年5月日 未公開
製作費 $414,000
■ アカデミー賞 ■
第3回アカデミー賞
・受賞
脚本・録音
・ノミネート
作品
主演男優(ウォーレス・ビアリー)
■ ストーリー ■
飲酒運転で人を轢き殺してしまったケント・マーロウ(ロバート・モンゴメリー)は、過失致死罪で10年の刑を宣告され、刑務所に収監される。
ジェームズ・アダムス刑務所長(ルイス・ストーン)に呼ばれたケントは、模範囚であれば減刑される可能性があることと、所内での人間関係に注意するよう忠告される。
ケントは、囚人のリーダー格である凶暴な”マシンガン”ブッチ(ウォーレス・ビアリー)と詐欺師のジョン・モーガン(チェスター・モリス)と同じ房に入れられる。
荒っぽい殺し屋のブッチは、威圧的だが気さくな男で、モーガンの指示には従った。
モーガンとブッチは、ケントが所持することを許可された、彼の美しい妹アン(レイラ・ハイアムズ)の写真を見て驚く。
あるケントは、看守側のスパイであるオリヴァー(フレッチャー・ノートン)から、ブッチとモーガンの情報提供と協力を求められるものの、それを拒む。
ブッチは、刑務所の食事の改善を求めて騒ぎを起こし、独房に入れられる前に、隠し持っていたナイフを手放し、それがケントの手に渡る。
モーガンは、面会に来た弁護士(ルイ・ナトー)と会い、仮釈放が認められて、明日にでも出所できることを知る。
同じくアンと面会したケントは、知事とも話し手は尽くしているが、仮釈放が認められないことを知り落胆する。
その場で弁護士と話していたモーガンは、美しいアンのことが気になる。
刑務所生活に耐えられないケントは、オリヴァーから、誰かの悪事の証拠を掴めば刑期が短縮されると言われ、出所することになったモーガンのベッドにナイフを隠すのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
撮影監督としても活躍したジョージ・W・ヒルが監督し、主演はチェスター・モリス、ウォーレス・ビアリー、ルイス・ストーン、ロバート・モンゴメリーなどが共演した作品。
様々な罪を犯し服役する囚人たちの運命を描くドラマ。
本作は、1929年に実際に起きた刑務所暴動に着想を得た作品であり、囚人を制圧するために戦車まで登場する、クライマックスの暴動シーンの迫力映像は見ものだ。
刑務所内での裏切りや仲間意識などが克明に描かれた内容であり、個性的な役柄を演ずる主人公らの演技も注目だ。
第3回アカデミー賞では脚本、録音賞を受賞し、作品、主演男優(ウォーレス・ビアリー)にノミネートされた。
裏切りにより脱獄することになる囚人チェスター・モリス、彼と同じ房の凶暴な囚人を熱演するウォーレス・ビアリー、2人と同じ房に入れられ、保身のために裏切るロバート・モンゴメリー、その妹でモーガン(チェスター・モリス)と愛し合うようになるレイラ・ハイアムズ、刑務所長のルイス・ストーン、看守のジョージ・F・マリオン、ケント(ロバート・モンゴメリー)の父親J・C・ニュージェント、その妻クレア・マクドウェル、囚人のカール・デイン、マシュー・ベッツ、看守長のデウィッド・ジェニングス、警官のロバート・オコナー、ケントのおじトム・ケネディ、看守のトム・ウィルソン、囚人のロスコ・アテス、囚人で看守のスパイ、フレッチャー・ノートン、モーガンの弁護士ルイ・ナトー、囚人のジョージ・マグリール、アンジェロ・ロシット、マイケル・ヴァヴィッチ、ハリー・ウィルソン、クリス=ピン・マーティン、エドガー・ディアリング、理事のイーサン・レイドロー、刑務所の医師ハーバート・プライアーなどが共演している。











