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大時計 The Big Clock (1948)

大手出版社の編集長が巻き込まれる殺人事件を描く、監督ジョン・ファロー、主演レイ・ミランドチャールズ・ロートンモーリン・オサリヴァン他共演のサスペンス。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト
監督:ジョン・ファロー
製作:リチャード・メイボーム
原作:ケネス・フィアリングThe Big Clock
脚本:ジョナサン・ラティマー
撮影
ジョン・F・サイツ
ダニエル・L・ファップ(クレジットなし)
編集:リロイ・ストーン
音楽:ヴィクター・ヤング

出演
ジョージ・ストラウド:レイ・ミランド
アール・ジャノス:チャールズ・ロートン
ジョーゼット・ストラウド:モーリン・オサリヴァン
スティーヴ・ヘーゲン:ジョージ・マクレディ
ポーリン・ヨーク:リタ・ジョンソン
ルイーズ・パターソン:エルザ・ランチェスター
ドン・クラウスマイヤー:ハロルド・ヴァーミリヤ
レイ・コルーデット:ダン・トビン
ビル・ウォマック:ハリー・モーガン
ナット・スパーリング:リチャード・ウェッブ
リリー・ゴールド:エレイン・ライリー
エドウィン・オーリン:ルイス・ヴァン・ロッテン
バート・フィンチ:ダグラス・スペンサー
モートン・スポールディング:ボビー・ワトソン
ジェファーソン・ランドルフ大佐/マッキンリー:ロイド・コリガン
バート:フランク・オース
秘書:マーガレット・フィールド
エレベーター係:ノエル・ニール(クレジットなし)
警備員:アル・ファーガソン(クレジットなし)

アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ
1948年製作 95分
公開
北米:1948年4月9日
日本:1950年11月14日


ストーリー
ニューヨーク
ジャノス出版の犯罪専門誌”クライムウェイズ”の編集長ジョージ・ストラウド(レイ・ミランド)は、ビルの警備員に見つからないようにするために、ロビーにある史上最大で最も精巧な”大時計”の中に隠れる。
36時間前。
ストラウドは、妻ジョーゼット(モーリン・オサリヴァン)と息子と共に、ウェストバージニア州のホイーリングへの、先延ばしされていた新婚旅行に出発する予定だった。
ストラウドは、社長のアール・ジャノス(チャールズ・ロートン)のアシスタント、スティーヴ・ヘーゲン(ジョージ・マクレディ)に呼ばれ、解明したばかりの行方不明者の件を続けさせるつもりだと言われ、激しく抗議する。
2人の会話をスピーカーで聴いていたジャノスは、無断でその場に入った愛人ポーリン・ヨーク(リタ・ジョンソン)を追い払う。
ヘーゲンからストラウドの説得は無理だと言われたジャノスは、自分が対処すると伝える。
その後ストラウドは、旅行のために仕事を任せるつもりだったレイ・コルーデット(ダン・トビン)とバーにいたが、そこにポーリンが現れる。
コーデットはその場を去り、ポーリンは、ジャノスのオフィスのスピーカーで仕事の話を聴いていたことを伝える。
そこにジョーゼットが現れ、ポーリンは帰るものの、ストラウドは彼女との関係を疑われる。
誤解を解いたストラウドは予約席に座り、ジョーゼットと共に旅の前祝いをする。
社に戻ったストラウドは、出発の時間が迫る中で仕事を続け、現われたジャノスから旅行を延期するようにと言われ、それを拒む。
解雇及び業界から追放される覚悟のストラウドは、ポーリンからの電話を受け、話があると言う彼女に会うことになる。
ポーリンと話したストラウドは、彼女がジャノスを脅迫しようとしていることを知る。
列車の時間に遅れたことに気づいたストラウドは、アパートに電話をするが、ジョーゼットは出発した後だった。
解雇され妻にも置いていかれたことで苛立つストラウドは、諦めてポーリンとの時間を過ごそうとするのだが・・・。


解説 評価 感想
1946年に発表された、ケネス・フィアリングの小説”The Big Clock”を基に製作された作品。

カリフォルニア」(1947)などのジョン・ファローが監督し、主演はレイ・ミランドチャールズ・ロートンモーリン・オサリヴァンなどが共演した作品。

大手出版社の編集長が巻き込まれる殺人事件を描くスリラー。

1987年にケビン・コスナー主演の「追いつめられて」としてリメイクされた。

主人公の妻を演ずるモーリン・オサリヴァンは、「ターザン紐育へ行く」(1942)出演以後、息子パトリック、娘ミア・ファローなを出産して子育に専念していたが、夫ジョン・ファローの勧めで本作に出演した。

犯人の罠にはまり、自分が殺人犯として疑われることに気づいた主人公が、その犯人を探す責任者となるという奇抜なアイデアと共に、混乱と緊迫感の中でユーモアをまじえた、ジョン・ファローのシャープな演出が光る作品として高い評価を得た。

主演のレイ・ミランドは、殺人事件に巻き込まれ、真相を暴くために奔走する出版社の編集長を熱演している。

主人公の雇い主である、自分の罪を隠そうとする傲慢な出版社の社長チャールズ・ロートン、ジャノス(チャールズ・ロートン)の犯行に加担するアシスタント、ジョージ・マクレディ、殺されるジャノスの愛人リタ・ジョンソン、事件に関わる風変わりな画家エルザ・ランチェスターチャールズ・ロートン夫人)、彼女に聞き込みをする出版社の絵の評論家ハロルド・ヴァーミリヤ、主人公の同僚ダン・トビン、ジャノスのボディーガード、ハリー・モーガン、主人公の部下リチャード・ウェッブエレイン・ライリーボビー・ワトソン、記者のルイス・ヴァン・ロッテンとダグラス・スペンサー、事件に関わり主人公に協力するラジオの役者ロイド・コリガン、バーテンダーのフランク・オース、ジャノスの秘書マーガレット・フィールド、エレベーター係のノエル・ニール、警備員のアル・ファーガソンなどが共演している。


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