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聖メリーの鐘 The Bells of St. Mary’s (1945)

■ 作品情報へ ■
スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★★

前年公開された、映画史上に残る不朽の名作「我が道を往く」(1944)の続編。
進歩的な考えの持ち主オマリー神父が再び経営難の教会に赴き、併設する学校の修道院長との意見の相違を乗り越えながら再建のために奮闘する姿を描く、製作、監督、原案レオ・マッケリー、主演ビング・クロスビーイングリッド・バーグマンヘンリー・トラヴァース他共演によるヒューマン・ドラマの秀作。


ドラマ(ヒューマン)

イングリッド・バーグマン / Ingrid Bergman / Pinterest


スタッフ キャスト ■
監督:レオ・マッケリー
製作:レオ・マッケリー
原案:レオ・マッケリー
脚本:ダドリー・ニコルズ
撮影:ジョージ・バーンズ
編集:ハリー・マーカー
音楽:ロバート・エメット・ドーラン

出演
チャック・オマリー神父:ビング・クロスビー

シスター・メアリー・ベネディクト:イングリッド・バーグマン
ホレース・P・ボガーダス:ヘンリー・トラヴァース
パトリシア”パッツィ”ギャラガー:ジョーン・キャロル
メアリー・ギャラガー:マーサ・スリーパー
ジョー・ギャラガー:ウィリアム・ギャルガン

マッケイ医師:リス・ウィリアムス
エディ・ビーン:リチャード・タイラー
ビーン夫人:ユーナ・オコーナー

アメリカ 映画
配給 RKO

1945年製作 125分
公開
北米:1945年12月6日
日本:1948年7月
北米興行収入 $21,333,330


アカデミー賞 ■
第18回アカデミー賞
・受賞
録音賞
・ノミネート
作品・監督
主演男優(ビング・ クロスビー)
主演女優(イングリッド・ バーグマン)
編集・作曲(ドラマ・コメディ)・歌曲賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
聖ドミニック教会の再建を果たしたチャック・オマリー神父(ビング・ クロスビー)は、新たに聖メリー教会に赴任する。

教会の家政婦ビーン夫人(ユーナ・オコーナー)に出迎えられたオマリーは、教会に教区の学校が併設されていることを知らされる。

そして、先任神父と教育現場のシスター達とでトラブルがあったことも聞かされる。

翌朝、学校を訪れたオマリーは、修道院長のシスター・メアリー・ベネディクト(イングリッド・ バーグマン)に挨拶する。

オマリーは、シスター・ベネディクトの若さに驚き、集まった教師であるシスター達と生徒にも挨拶し、その日を休日にしてしまう。

シスター・ベネディクトは、学校を修繕するための資金を得るために、実業家ホレース・P・ボガーダス(ヘンリー・トラヴァース)に土地を売ってしまったことをオマリーに話す。
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解説 評価 感想 ■

前作同様、レオ・マッケリーの書き下ろしのストーリーを、ダドリー・ニコルズが脚色した作品。

*(簡略ストー リー)
聖ドミニック教会再建を果たしたチャック・オマリー神父は、新たに聖メリー教会に赴任する。
若くて美しいシスター・メアリー・ベネディクト達は、教会に付属する学校で、子供達に熱心な教育を続けていた。
シスター・ベネディクトは、御多分に漏れず、経営難の学校修繕の資金のために、実業家のボガーダスに土地を売ってしまったことをオマリーに知らせる。
人間的な強さを秘めるシスター・ベネディクトだったがが、ボガーダスの建設するビルが
教会に寄付されると信じ込む楽天家だということにも、オマリーは気づく。
オマリーは、自分なりの方法で、シスター・ベネディクトに協力しようと考え、学校内での彼女との意見の相違やトラブルも解決しながら、ボガーダスからビルを寄付してもらえることになる。
感激するシスター・ベネディクトと共に、喜びを噛みしめるオマリーだったが、彼女が病魔に侵されていることを知ってしまう・・・。
__________

第18回アカデミー賞では、作品賞以下8部門にノミネートされ、録音賞を受賞した。
・ノミネート
作品・監督
主演男優(ビング・ クロスビー)
主演女優(イングリッド・ バーグマン)
編集・作曲(ドラマ・コメディ)・歌曲賞

公開が、第二次大戦終結の年のクリスマス・シーズンということもあり、当時としては驚異的な興行収入となる2100万ドルを超す大ヒットとなった作品でもある。

参考:
ゴッドファーザー」(1972)の一シーンで、アル・パチーノダイアン・キートンが、クリスマスに”ラジオシティ・ミュージックホール”に観に行く映画として登場する。

筋書きや、主人公と登場人物との関係が、「我が道を往く」(1944)に似ていることや、前作の雰囲気に慣れてしまったこともあり、やや新鮮味に欠けるものの、神父らしからぬ奇抜な方法で人々と接する主人公の、人間味溢れる姿や、心の温かさが十分に伝わってくる人情ドラマとして、レオ・マッケリー作品らしいに仕上りになっている。

我が道を往く」を観ていなくても、問題なく楽しめる作品であり、むしろその方が感動は大きいかもしれない。

主人公オマリー神父のキャラクターは、人気絶頂期のビング・クロスビーのイメージにピッタリで、実力派女優として頭角を現し、前年の「ガス燈」(1944)でアカデミー主演賞を獲得していた、イングリッド・バーグマンの役割も重視した物語になっている。

ビング・クロスビーも前年の「我が道を往く」でアカデミー主演賞を受賞した。

コミカルな演技と共に見事な美声も披露するビング・ クロスビーは、奥行きのある人物を彼らしく演じている。
転任するシスターを見つめる彼の表情で、アメリカの劇場内は大喝采が起きたことが想像できるラストは、涙なくして見られない。

保守的ではあるが、楽天家でチャレンジ精神旺盛なイングリッド・バーグマンも、20代後半とは思えない貫禄さえも感じ、歌やボクシングまで披露してくれる。

利己主義な実業家から、改心してビルを教区に寄贈するヘンリー・トラヴァース、両親の問題で思い悩みながらも、神父やシスターに支えられて幸せを掴む少女ジョーン・キャロル、その母親マーサ・スリーパー 、父親ウィリアム・ギャルガンジョン・フォード作品などでもお馴染みの、医師役リス・ウィリアムス、教会の家政婦ユーナ・オコーナー、その息子リチャード・タイラーなどが共演している。


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