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1884年に発表された、マーク・トウェインの小説”ハックルベリー・フィンの冒険”を基に製作された作品。 トム・ソーヤの親友であるハックルベリー・フィンが様々な体験をする冒険を描く、監督リチャード・ソープ、主演ミッキー・ルーニー、ウォルター・コノリー、ウィリアム・フローリー、レックス・イングラム他共演の冒険ドラマ。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:リチャード・ソープ
製作:ジョセフ・L・マンキウィッツ
原作:マーク・トウェイン”ハックルベリー・フィンの冒険”
脚本:ヒューゴ・バトラー
撮影:ジョン・サイツ
編集者:フランク・E・ハル
音楽:フランツ・ワックスマン
出演
ハックルベリー・フィン:ミッキー・ルーニー
”キング”:ウォルター・コノリー
”公爵”:ウィリアム・フローリー
ジム:レックス・イングラム
メアリー・ジェーン:リン・カーヴァー
スーザン:ジョー・アン・セイヤーズ
ブランディ船長:マイナー・ワトソン
ダグラス夫人:エリザベス・リスドン
フィン:ヴィクター・キリアン
ミス・ワトソン:クララ・ブランディック
スイカを盗む男:ハリー・コーディング(クレジットなし)
老看守:フランク・ダリエン(クレジットなし)
アメリカ 映画
配給 MGM
1939年製作 92分
公開
北米:1939年2月10日
日本:1949年9月13日
■ ストーリー ■
1840年代、ミズーリ州、セントピーターズバーグ。
学校の教室で教師が、欠席しているハックルベリー”ハック・フィンのことを、”とても気の毒で不幸な少年”だと生徒たちに伝える。
ミシシッピ川。
放課後、ベン、ジョー、サム、ハリー、そしてエリオットは、ハック(ミッキー・ルーニー)がのんびりと釣りをしているのを見つける。
ベンらは、教師が、ハックの後見人であるダグラス夫人(エリザベス・リスドン)に会い、ハックが進級できないことを話すだろうと伝える。
家に戻ったハックは、ダグラス夫人と姉のミス・ワトソン(クララ・ブランディック)と共に食卓に着く。
食事に遅れたハックは、ダグラス夫人に学校に居残りしていたと思われ、その通りだと答える。
ミス・ワトソンはハックを疑うが、心優しいダグラス夫人は、新しいナイフを彼に贈る。
喜ぶハックだったが、それが進級のお祝いだと知り、後ろめたい思いをする。
夕食後ハックは、ダグラス夫人の奴隷である友人のジム(レックス・イングラム)と話をする。
ジムは、イリノイにいる妻ジェニーと息子との再会を楽しみにしていた。
ジムと奴隷制について話していたハックは、ミス・ワトソンに呼ばれ、寝る前に彼女の聖書の朗読を聞くために家に戻る。
ポケットにパイプを隠していたハックは、それが燃えたために、ミス・ワトソンに気づかれてしまう。
ダグラス夫人は、ハックを叱ることなく、正直に話し謝罪する彼を許す。
自分の部屋に向かったハックは、暴力的な父親フィン(ヴィクター・キリアン)が居たために驚く。
そこにダグラス夫人とミス・ワトソンが現れ、フィンは、ハックの親権を800ドルで譲ることをダグラス夫人に伝える。
1週間待つと言ってフィンは去り、ダグラス夫人は、父のことで謝罪するハックを励ます。
悩んだハックは、ダグラス夫人とミス・ワトソンにメモを残し、家を出て川に向かいボートで去ろうとする。
フィンに見つかったハックは、小屋に連れて行かれる。
翌朝、川のボートを見つけたハックは、隙を見てその場から逃げようとするのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
1884年に発表された、マーク・トウェインの小説”ハックルベリー・フィンの冒険”を基に製作された作品。
監督リチャード・ソープ、主演ミッキー・ルーニー、ウォルター・コノリー、ウィリアム・フローリー、レックス・イングラム他共演の
トム・ソーヤの親友であるハックルベリー・フィンが様々な体験をする冒険を描く冒険ドラマ。
前年公開された「トム・ソーヤの冒険」(1938)の続編。
主演のミッキー・ルーニーは、様々な体験をするハックルベリー・フィンを持ち味を生かして熱演しているが、いつもの彼自身を演じているような雰囲気や、彼が、原作のハックよりも大人びて見えることなど、全体的には前作に比べると不評だった。
蒸気船から落されたところをハックにが助けられる詐欺師のウォルター・コノリーとウィリアム・フローリー、ダグラス夫人の奴隷で、ハックの友人であるジム役のレックス・イングラム、ハックらと関わる姉妹リン・カーヴァーとジョー・アン・セイヤーズ、ハックに協力する蒸気船の船長マイナー・ワトソン、ハックの後見人ダグラス夫人のエリザベス・リスドン、その姉ミス・ワトソンのクララ・ブランディック、ハックの父親ヴィクター・キリアン、スイカを盗む男ハリー・コーディング、老看守のフランク・ダリエンなどが共演している。