アメリカ海軍の原子力潜水艦沈没現場に捜索に向かった海底油田採掘チームと深海に潜む神秘の生命体との交流や核の危機を描く、ジェームズ・キャメロン監督、脚本、主演エド・ハリス、メアリー・エリザベス・マストラントニオ、マイケル・ビーン他共演の海洋SFアドベンチャー。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:ジェームズ・キャメロン
製作:ゲイル・アン・ハード
脚本:ジェームズ・キャメロン
撮影:ミカエル・サロモン
編集
コンラッド・バフ
ジョエル・グッドマン
視覚効果
デニス・ミューレン
ジョン・ブルーノ
美術・装置
レスリー・ディリー
アン・クルジアン
音楽:アラン・シルヴェストリ
出演
ヴァージル”バッド”ブリッグマン:エド・ハリス
リンジー・ブリッグマン:メアリー・エリザベス・マストラントニオ
ハイラム・コフィ大尉:マイケル・ビーン
キャットフィッシュ・デ・ヴリース:レオ・バーメスター
アラン“ヒッピー”カーンズ:トッド・グラフ
ジャマー・ウィリス:ジョン・ベッドフォード・ロイド
アーリス“ソニー”ドーソン:J・C・クイン
リサ“ワンナイト”スタンディング:キンバリー・スコット
ルー・フィンラー:キャプテン・キッド・ブリューワーJr.
バーンズ:マイケル・ビーチ
ドワイト・ペリー:ディック・ウォーロック
ウィルハイト:ジョージ・ロバート・クレック
ベンディックス:クリス・エリオット
シュニック:クリストファー・マーフィ
モンク少尉:アダム・ネルスン
ディマルコ:J・ケネス・キャンベル
艦長:ピーター・ラトレイ
アンカーマン:ジョー・ファーゴ
アメリカ 映画
配給 20世紀FOX
1989年製作 146分(SE:171分)
公開
北米:1989年8月9日
日本:1990年3月10日
製作費 $69,500,000
北米興行収入 $54,222,000
世界 $90,000,100
■ アカデミー賞 ■
第62回アカデミー賞
・受賞
視覚効果賞
・ノミネート
撮影・美術・録音賞
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
ケイマン海溝。
弾道ミサイルを搭載した、アメリカ海軍の原子力潜水艦”モンタナ”が、謎の物体と遭遇し、岩礁と接触事故を起こし海底に沈んでしまう。
直ちに捜索活動が開始されて、海底油田採掘用基地の”ディープコア”の責任者ヴァージル”バッド”ブリッグマン(エド・ハリス)は、協力を要請される。
バッドはそれを拒もうとするが、ボーナスを3倍出すという、半強制的な会社側の指示に従わざるを得なかった。
基地の設計者で、バッドとは離婚間近のリンジー(メアリー・エリザベス・マストラントニオ)は、彼が要請を引き受けたことを非難する。
その後リンジーは、特殊部隊”SEALs”のハイラム・コフィ大尉(マイケル・ビーン)らと共に、移動を始めた”ディープコア”に向かう。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
弾道ミサイルを搭載したアメリカ海軍の原子力潜水艦”モンタナ”が謎の物体に遭遇し、その後、事故を起こして沈没する。
直ちに捜索は開始され、海底油田採掘基地”ディープコア”の作業チーム・リーダー”バッド”ブリッグマンは、会社側の協力要請に従い仕方なく現場に向かう。
コフィ大尉率いる海軍特殊部隊”SEALs”が派遣され、”ディープコア”の設計者で、バッドとは離婚も間近のリンジーも同行する。
その後、バッドら作業員とコフィら隊員は、発見した”モンタナ”内部を調べ生存者を捜す。
そこで、作業員のジャマーが、現れたある光る物体を目の前にしてパニックを起こし、リジーもそれを目撃する。
作業を終えた一行だったが、リンジーとジャマーの見た物体を誰も信じようとしない。
その頃、それがソ連の潜水艦ではないかという見解から、”モンタナ”が攻撃を受けて撃沈されたという憶測まで流れて、米ソは緊張状態となる・・・。
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「ターミネーター」(1984)に続き、「エイリアン2」(1986)でも堅実な演出を評価されたジェームズ・キャメロンが、高校時代に発想した物語を映像化した大作。
リアリズムを追求する彼らしく、舞台設定に関係しているロケーションやセット、又は造形物などその完成度の高さは評価できる。
但し、極限まで訓練を積んだ”SEALs”の隊員が精鋭にも見えず、ストレスや潜水病?で、簡単に異常者に変貌してしまうところや、視覚的には興味深いが、謎の生命体との交流とその後の経過もあまり新鮮味がない。
興行収入も期待されたほど伸びず、全世界でも約900万ドルに終わったものの、批評家の評価は高かった。
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製作費 $69,500,000
世界 $90,000,100
第62回アカデミー賞では、話題になった、御馴染みデニス・ミューレンらILMのVFX技術が高く評価され、見事に視覚効果賞を受賞した。
・ノミネート
撮影・美術・録音賞
「ライトスタッフ」(1983)あたりから実力を発揮し始めた男臭いエド・ハリスは、ここでもいい役柄を演じ、体を張った熱演も光る。
彼に負けない存在感を見せる、エンジニアである妻のメアリー・エリザベス・マストラントニオ、アッサリと重責に負けて半病人のようになるのがやや納得できない、”SEALs”の指揮官役のマイケル・ビーン、その部下役アダム・ネルスン、油田採掘基地の人間味あるクルーら、レオ・バーメスター、トッド・グラフ、ジョン・ベッドフォード・ロイド、J・C・クイン、キンバリー・スコット、キャプテン・キッド・ブリューワーJr.、現地の軍の指揮官J・ケネス・キャンベルなどが共演している。